Takumiさんの映画レビュー・感想・評価

Takumi

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沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

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ガチの潜水艦内で撮影したという美術セットはさすがカッコいい。海自が全面協力ということもあり、強く惹かれて鑑賞。

アメリカの原子力潜水艦を盗むという内容は、原作発表当時も現在も、色々な意味で僕らをピリ
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Summer of 85(2020年製作の映画)

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赤い服、青い空、黄色のタイトル。メインビジュアルが美しく、久々にジャケ買いならぬ「ジャケ見」した。

少年たちの淡い6週間の恋を描いたフランス映画。瑞々しい演技と、暖かい風を感じられる映像もあって、全
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

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春夏秋冬いつ見ても「夏、始まってるぜ!」を感じられる名作。リバイバル上映を鑑賞。

好きなのは、侘助と栄おばあちゃんの回想シーン。初めて侘助に出会った時の心情が、栄おばあちゃんの遺書によって描かれるこ
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

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戦わない戦争映画、奇抜なキャスティング、同性愛。40年経っても鋭さは健在。坂本龍一の追悼上映を鑑賞。

個人的に大好きなのは、ヨノイがセリアズの裁判に出席するシーン。罪状が読まれる間、ヨノイは異常なま
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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10年ぶりの宮崎駿の新作。何もかもが秘密というその内容に胸を膨らませ、同時に、何を見させられるのだろうという恐怖に怯えながら鑑賞。

「ジブリの国のマヒト」という言葉がふと浮かんだ。後半は明らかに宮崎
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

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前作を映画館で見逃してから15年。最初で最後のインディを映画館で鑑賞。

驚いたのは、物語の展開とアクションシーンの速さ。アクションシーンについては、確実に過去一番のスリルさと言える気がする。

前作
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怪物(2023年製作の映画)

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「重そう」という理由だけで避けてきた是枝作品。しかし今回は坂元裕二が脚本だと知り、重い腰を上げ、いざ初是枝へ。

重かった。胸に残る、心地よい重さ。

思ったのは「どれがテーマなのか」ということ。とあ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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ゲームとは無縁の人生を送ってきた僕でさえ、予告編を見た時はワクワクした。人生初のMX4D・3Dで鑑賞。

ストーリーがどうのこうのを通り越し、今回はただただ楽しかった。

「マリオを映画にする」という
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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やたら周りが見ていて、やたらみんな面白いと言う。「ブルー」がつく作品は良作ぞろいなのかな、と気になり鑑賞。

すごいのは「音楽に酔いしれる」という目に見えない感情を描く、演奏シーンの圧倒的な作画。
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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映画館で見た初のスピルバーグ映画。夢を追いかける人に、どんな言葉をかけてくれるか気になり鑑賞。

映画に魅了されたサミー・フェイブルマン少年の、夢と成長と家族について描いた話。
すごいと思ったのは、7
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

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「この映画ヤバい」そんなタイトルのYouTubeをなんとなく見ていた時に紹介されていた今作。ずっと気になっていたが、ようやく鑑賞。

舞台は、青い巨人・ドラーグ族に支配されたどこかの惑星。この星では、
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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ある日父から「頼むから見てくれ!」と言われ、『トップガン』の冒頭、戦闘機が空母に発着するシーンを一緒に見た。初見だった僕を差し置き、結局大興奮していたのは父のほうだった。

『マーヴェリック』が公開さ
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エルヴィス(2022年製作の映画)

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恥ずかしながらエルヴィス・プレスリーについて全く無知だったけど、とにかく鑑賞。

歌手の自伝映画といえば『ボヘミアン・ラプソディー』が記憶に新しい。フレディ・マーキュリーの成功と孤独と友情を描いていた
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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「開眼せよ」というキャッチコピーと、岩に張り付いた可愛い目玉。予告からも分かるカオスぶりに惹かれて鑑賞。

平凡な主婦が、全宇宙を巻き込むカンフーバトルに巻き込まれる話。アクションやSFものかと思っ
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

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かつてアカデミー賞を受賞した作品がリメイクされ、93年ぶりに再び作品賞にノミネートされたと話題の本作。戦争映画は普段あまり見ないが、どんなものかと鑑賞。

ただただ戦争の無益さを追求した本作は、第一次
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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映画は大抵1回見れば満足する。面白い作品なら2回見る。そして先程、3回目のスラムダンクを見てきた。

原作を読んだ時、「面白くないコマがない」と思ったのと同じく、この映画は面白くないカットがない。試合
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エゴイスト(2023年製作の映画)

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鈴木亮平も宮沢氷魚も役者として好きなのに加え、LGBTQの世界をリアルに描いているとニュースでも特集されていたので鑑賞。

冒頭から分かるのは、鈴木亮平の役者としての凄さ。彼の「抑えた怒り」の演技(氷
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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かつて、「君の名は」では衝撃を。「天気の子」では恐怖を。毎回何かを得てきた新海誠の新作「すずめ」からは何を得られたか。

まずはキャラクター。今作では、すずめたち人間に加え、走る椅子・しゃべる猫など、
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RRR(2022年製作の映画)

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動画サイトでやたら「ナートゥ・ナートゥ」がオススメに上がってくる。インド映画を今まで一度も見たことなかったので鑑賞。上演時間は3時間あるが、物語はまるでジェットコースター。ジャングルで虎と格闘し、悪者>>続きを読む

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

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高校生の頃。お正月に暇すぎた僕は、自室に4時間こもって『風と共に去りぬ』を見た。それ以来10年、一度も見る機会がなかったが、今回縁あって鑑賞。

南北戦争前後のアメリカを舞台に、主人公であるスカーレッ
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浅草キッド(2021年製作の映画)

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芸人を目指している大学の同期が「面白かった」と言っていたのをふと思い出し、鑑賞。

何より特筆すべきはビートたけしを演じる柳楽優弥。これがすごい。すごすぎる。僕たちがイメージする「たけし」を緻密な動き
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酔いどれ天使(1948年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 若いヤクザの松永は、貧乏医師の真田から、自身が結核に冒されていることを知らされる。
 必死に治療しようとする真田に素直になれず、病状が悪化する松永だったが、やがて真田の優しさに心を打たれ、治療を決意
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

9年ぶりにガリレオを見れる!もうこれだけで個人的には大満足。復活ありがとうございます。

さて、見終わって真っ先に思ったのが、「こんなにモヤモヤするガリレオある?!」だった。

過去2作「容疑者Xの献
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炎上シンデレラ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

完成披露上映会にて『炎上シンデレラ』鑑賞。

大人しく、ミステリアスなみつほと、口数が少ない田代がメインのため、全体的に静かな印象。しかし、物語の奥底にある「愛」は、物語に反して激しく描かれている。脚
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