hebさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.9

マーク・ウェブ版スパイダーマン
現代的にブラッシュアップされた映像と語り口でとても見易くなりました。
オズコープ社の存在感が強く打ち出され、実の両親についても掘り下げられるシリーズになっています。
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.5

サンドマン・シンビオート・グリーンゴブリンと盛り沢山の3作目。
残念ながら盛り沢山すぎてパンクしてしまったのは誰の目にも明らか。
さらにハリー、MJとの関係性もこじれにこじれ収拾がつきません。
アクシ
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.7

ドクターオクトパスをヴィランに迎えた2作目。
これも改めて見直すと変な編集だったりMJが何考えてるか全然分かんなかったりして凄く見辛いのにびっくりします。
しかし有名な電車のシーンは最初から最後までア
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.7

スパイダーマンのみならずアメコミヒーローの実写化作品として金字塔的な一作。
とは言えさすがに今見返すとなかなかしんどい部分も多くちょっとB級感が漂います。
サムライミ版といえばやはりピーター、MJ、ハ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

過去シリーズに比べ圧倒的に若く屈託のない爽やかなピーター・パーカーを作り上げてきたMCU版スパイダーマン。
集結してしまったヴィラン達を倒すのではなく「救う」という展開はまさにこのピーターらしい優しさ
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.2

ハッピーデスデイ以降の「ティーン向けホラー+ジャンル映画」で,今回は「入れ替わりモノ」
お約束のキャラ配置とサクサク進むテンポの良さで気楽に楽しめます。 
ややもすると小難しいジェンダーの話に転がって
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2022.1
開幕オッサンの腰つきからタイトルまでの流れがキレッキレ。まずは「カッコイイ!」で心を鷲掴みにされました。
「自分はアップデート済み」みたいな顔してる全ての加害者を次々に制裁していく彼女の
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.5

2021・160
付き添いで見る事になり急遽テレビシリーズを詰め込んでからの鑑賞。
アニメ1期ではほぼ姿を見せなかった乙骨憂太の物語を中心に、同期の仲間達とのつながりや夏油の起こした百鬼夜行の全貌も描
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.7

短い間に同じ様なテーマの作品を見過ぎてしまって「またこれか」という想いをどうしても拭えませんでした。
異食症というモチーフは新鮮でショッキングではありましたが、ストーリーとの絡みという点ではこれである
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イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

3.7

人類総カメラマン時代のディザスタームービー。
竜巻という災害を巡って、様々な人間の視点からそれぞれのドラマを描いていく群像劇的な作りです。POVを多用しているのでドキュメンタリーの様な雰囲気もあります
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.0

とんでもない設定なんだけどツッコミ担当の友人がこちらの疑問をいちいち代弁してくれるおかげでそこそこスッと入ってきます。
脇役も大変素晴らしいのですがやはりなんといってもヒロインの魅力が大きい。
信じら
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.7

融通の利かない社会福祉の問題を中心に据えつつ、ドラッグ・アルコール依存やそこからの社会復帰、報道の在り方等とにかくイシューてんこ盛り。
にも関わらず語り口は軽快で、実際こんな人いるんだろな~くらいのノ
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.2

構成も撮影も大変だったろうなと思う反面、この手のギミック自体をメインに描く作品にはあんまりノれないなというのが正直な感想です。
いかにも劇団ぽいノリと台詞回しもちょっと苦手でしつこく感じてしまいました
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スピード(1994年製作の映画)

3.8

昔テレビ放映されたものを何度か見た記憶がありますが改めて。オープニング長っ!
余計なやり取りがほとんど入らずとにかく事件に集中して話が進んでいくのでめちゃくちゃタイトな印象です。
若く向こう見ずなキア
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

無邪気に60年代カルチャーにハマっていた主人公エロイーズが、その時代を生きた過去の人物サンディとシンクロし、彼女の人生を追体験することで憧れていたものの陰の部分を知ることになるという構造。
作中初めて
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.4

役者の演技と雰囲気だけ味わいました。
こんな運命を背負わされた人間の心情というものを全く想像出来なくて、この人達はなんで全部受け入れて大人しく死んでゆくのだろうという疑問がどんどん膨らんでゆくだけでし
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28週後...(2007年製作の映画)

3.0

前作を見たのが随分前なので細かい部分は覚えていませんが、生気のない静まり返ったロンドンの街でただ1人佇む主人公という絶望的な構図や、とにかく全力疾走してくるゾンビが印象的な作品だったと記憶しています。>>続きを読む

JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

3.6

2021.150
主人公であるジュノのキャラクターがとにかく強烈で、ほぼエレンペイジの一人芝居なのでは?と思うくらいずっと彼女が喋っています。
ティーンの妊娠を巡る話ですが、日本ではなかなか想像し難い
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

3人の視点で同じ出来事が語られますが、起こった事実の描写にはそれほど大きなズレはありません。違うのはそれぞれがその事実をどう受け止めていたかという点。
言わずもがなこれは現代の女性に対する性犯罪にそっ
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ハプニング(2008年製作の映画)

3.4

突如として人々が自らどんどん死んでいくというヴィジュアルの衝撃で幕開けから持っていかれます。
この怪異からとにかく離れようとする主人公達の逃走劇を主軸とした物語。
中盤までのパニックムービー的な展開は
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.8

500日のカウントを上手く使って、この2人に何があったのか最後まで興味を引っ張る楽しい構成。
所々で独創的な演出も見られますがここは好みが分かれる部分かもしれません。
初見の印象は「なんて女だ!」でし
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ドラムライン(2002年製作の映画)

3.8

ずっと見たかった作品をディズニー+で見つけたので視聴。
天才肌だけどワンマンプレイに走りがちな主人公がなんやかんやで挫折し鼻っ柱を折られチームの一員として成長していく、みたいな筋書きのスポ根もの。
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.4

冒頭から異常なハイテンポでこなされる今回のキャラ紹介とお膳立て。
全てが箇条書きの如く処理されていく中でエディとヴェノムがひたすらイチャついている、そんなコメディ作品です。
ここの関係性が好きな人は楽
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

3.7

ヒップホップの世界でステップアップしていくインド舞台の青春サクセスストーリー、的なノリで進んでいきますが厳しい現実が容赦なく襲いかかってくる中盤以降空気が一変します。
インド社会の構造的格差を描く映画
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ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.3

コメディなのかジュブナイルなのかSFなのかスリラーなのか…
全編通してハチャメチャな展開で楽しいと言えば楽しいし、雑でいい加減といわれれば確かに、と頷くしかない出来。
振り切ったグロ描写も初めのうちは
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

最新のものから一昔前のものまで、ありとあらゆるゲームからの引用でニヤリとしてしまうシーンだらけ。ゲームに触れたことのある人ならすぐにこの世界のルールを飲み込めるでしょう。
主人公はこの仮想世界の中のモ
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.9

カンフー・ワイヤーアクション・香港映画をMCU的解釈で再構築した痛快娯楽作。
主役のシャン・チーを完全に食ってしまっている感のあるトニーレオン(ほぼ父親の物語とも言えるので仕方ない部分はありますが)。
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死の谷間(2015年製作の映画)

3.7

ポストアポカリプス系サバイバル映画の体裁をとった宗教モノ、というか聖書もの…でしょうか。
こういう作品はなかなか理解し難くてきちんと咀嚼できない事が多いのですが、今作は登場人物の心情の機微や関係性の変
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インサイダーズ 内部者たち(2015年製作の映画)

3.7

ハードな感じの入りでちょっと自分には難しすぎるかもと不安になりましたが見進めるうちに話の焦点がはっきりしてくるのでなんとかついていくことが出来ました。
韓国映画らしいバイオレンスと最後の最後まで捻った
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残された者-北の極地-(2018年製作の映画)

3.0

ただただ広がる雪原とそこに取り残された男
途中参加するのも物言わぬ女
説明もドラマも台詞らしい台詞すらなく、ひたすら耐え抜くだけの1時間半でした。
寝たら死ぬぞ!みたいな環境でしたが本当に同じような絵
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MUD -マッド-(2012年製作の映画)

3.6

安易に大人の世界に足を踏み入れた少年が痛い目に遭いながらも学びを得る、大好物のメソッドです。
今時ここまでストレートに愛について語る作品も珍しいと思いつつ、主人公が14歳の少年だからこそこのテーマなの
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Guava Island(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

島の美しい海や空をザラッとした質感で閉じ込めた様な映像。
アメリカでの成功を夢見る若者に、この島もアメリカも構造は一緒だと説くシーンが刺さります。とても短くシンプルで寓話的なお話でした。
にしても入り
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.9

連続殺人事件の真相を探る刑事達を主軸にしたお話。
序盤はどうしようもなく杜撰で強引な捜査を日常的に行っている地元の刑事達と、ソウルから派遣されたデータ派のエリートとの対立なんかも挟みながらコメディタッ
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

軽口の叩き合いや人間臭い恋愛模様なんかも交えて意外としっかりMCUやってるなと思う部分と、これまでとは桁違いのスケールや独特の「最果て感」溢れる撮影で明らかに異質さを感じさせる部分の両方が混在していて>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.6

あらゆる場面で画角が広く取られていて、過去の映像化作品とは一線を画すスケール感。
前衛的なファッションショーの様な衣装や特徴的なメカ、細かい小道具に至るまで、徹底した美術の作り込みもこの世界への没入感
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.1

ヴィルヌーヴ版に備えて予習。
戦記物っぽいのは苦手なので案の定組織やファミリーの固有名詞で大いに出鼻を挫かれながらスタート。
誰がいちばん偉いのかもよく分からないまま強烈なビジュアルに精神を削り取られ
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