hebさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.8

冷たく薄暗いスウェーデンの冬の雰囲気をそのまま閉じ込めたようなソリッドな映像、
始まった途端に情報をぶちまけられてしばらく理解が追いつかないテンポ、
明らかになるにつれて凄惨な表情を見せ始める事件の真
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

あまりにも魅力的な設定で公開を楽しみにしていた今作。
軽妙な会話と小ネタ、名曲達をちりばめた楽しく爽やかな仕上がりになっていたと思います。

おそらく自分も含め見る人の多くは「どうやって終わるのか」が
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.6

分かりやすく面白い設定と、それを活かした巧みなシーン作りで否が応にも引き込まれてしまいます。
全体的に丁寧な作りで常に緊張感が漂い退屈しませんが、
散々引っ張っておいての大オチがアレではさすがに拍子抜
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.3

超巨大SNSフェイスブック設立までの経緯を描いたノンフィクションもの、という体裁をとってはいますが内容はかなりディフォルメを効かせた寓話的な話になっていると思います。
とは言え事実を元に構成されている
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

弱者がひたすら追い込まれ希望を失い、やがて壊れて社会に牙を剥く
どこからどこまでが真実なのか果たして誰が悪いのか
何もかも曖昧なうねりの中で生まれる悪のシンボル

事前情報から相当な社会派作品に仕上が
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.7

120分通して異常な緊迫感が画面を支配しています。
ほとんどトロッコに乗せられたように突き付けられる凄惨な状況に、
これまで培った価値観をバリバリと打ち破られていく主人公の感覚は見ている我々と恐らく同
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.1

どうしようもない人達のロクでもない日常、ふとした恋心から始まった小さな物語が迎えるありがちな結末。
悲惨な経験を経て落ちに落ちた主人公が動き出してからの疾走感はたまらないものがあります。

通して台詞
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.1

中盤までどうにもノリきれない微妙な違和感を持ったまま見ていると突然冷水をぶっかけられて「ああこれは俺の映画か」と気付かされます。
この甘ったれの自分みたいな女を誰かぶん殴ってくれないかと思って見ている
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.8

幼少時代を演じる子役の彼の存在感が圧倒的で、
どんな苦しい状況でも光を宿す力強い眼差しがとても印象的でした。

子供達がおかれた過酷な状況、一口に善意や愛といった言葉だけで片付くものではない養子縁組の
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.9

長回しの撮影手法は妄想と現実の境目をシームレスに繋ぐだけでなく、
いかにも暗く退屈になりそうな物語にテンポと緊迫感を生み出していて引き込まれました。

物語が進むにつれて追い込まれ破滅に向かっていくよ
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ダンボ(2019年製作の映画)

3.0

ティム・バートンがやるというので見てきましたがかなり薄味だったように思います。
サーカス団の面々や所謂ピンクの像の表現など、らしいと言えばらしいのですが
なんだか振り切れない物足りなさを感じてしまいま
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

4.0

二度目のハリウッド産ゴジラにあたりますが、98年のエメリッヒ版とは全く関係のない新規シリーズ。

圧巻なのはそのスケール感の演出です。
尻尾の先端から徐々にせり上がってくるようなカットや逃げ回る人々の
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.9

原作が好きで大変不安な気持ちでこの実写化を迎えましたが、
結果として見事に期待に応えてくれたと思います。

とにかく主人公アリータの異物感と可愛らしさが同居するこの映像表現が素晴らしく、ストーリー的な
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.7

音と光とエモの大洪水。
全編音楽PVの様な疾走感の中で、しっかりと若きヒーローの誕生譚を描き切っています。
日本のアニメともディズニーやピクサー流3DCGアニメとも違うような、またはそのどちらでもある
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

最早今作において冷静な評価は不可能かなとも思いますが
とにかくファンに対する感謝に溢れた集大成だったと思います。

笑い、泣き、熱いバトルに胸を焦がす
これぞMCU!という充実の3時間。

ここまで丹
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

誰が何の為に何をやっているのかよく分からないまま、合間に怪獣が出てきてひとしきり暴れてまたよく分からないお話に戻る、
そんなテンポで最後までほぼノンストップで進行します。
基本的にモナークという架空の
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