裸足理論提唱者さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

裸足理論提唱者

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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

4.2

「これまで」のディズニーで「これから」のディズニーを表現した素晴らしいショートムービー

「ウィッシュ」の前に流れるショートムービー。
毎回ディズニーは本編前に「今回の作品はコレができるようになったし
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

不器用な男が作り出す完璧な日々

「ほぼセリフがなく、地味な生活が続くだけの内容」こう聞くと観たいと思う人は多くないと思うが、役所広司の演技と監督の演出で全てを解決している。
今年観た映画の中で主演男
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エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

2.6

バチクソの神父呼んでこいよ

初代の粗悪なリメイクという印象。
謎の呪術使う人はいらないんじゃないのか?と感じるし、隣人がキーパーソンになっているのはキリスト教的な必然性としてありだけど、話の盛り上が
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.3

公開を心待ちにしていた割に普通な感じ

アメリカ公開されてから1年ほど経っての公開。
予告を観てずっと楽しみにしていたが、期待したほど熊が暴れていなかったのが残念なところ。
CGのクオリティを落として
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大雪海のカイナ ほしのけんじゃ(2023年製作の映画)

3.4

アニメ未履修でも何とかわかった

テレビシリーズの続編と全く知らずに鑑賞。
その割にはストーリーに入っていけた。
おそらくテレビシリーズから観ている人からすれば駆け足に感じるところもあったと思うが、完
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フライガール(2022年製作の映画)

1.8

揚げ物食べたくなる以外は特にない

友人繋がりで鑑賞。
正直観続けるのが辛くなる感じ。

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.8

ひと夏のボーイミーツガール物にホラー要素という斬新なアプローチ

ホラー要素と言っても本当に怖がらせるほどでは無いレベルで入っていて、むしろラストへのの伏線として物語全体の雰囲気に馴染ませているような
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.7

心が血だらけになる程の吐き気を催す邪悪

これだけ胸糞悪い事件が実際に我が国で起こり、映画化されている事実に慟哭禁じ得ない。
「デトロイト」、「ソフト/クワイエット」等とは逆で、同族を見分けられない島
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処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ(2014年製作の映画)

2.2

こういう映画を必死に撮ってる人がいて勇気が出る

紛うことなきB級映画。
グロともホラーとも言えず、かと言ってコメディでもない。
なんとも言えない感じ。
戦車のシーンはすごく頑張って作ったんだなとめち
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.5

チャリコレというよりグレイテストショーマン

ミュージカルの質と画面の鮮やかさは文句なし。
場面設定も文化はイギリス、建物の感じはパリっぽく、かと思えばドイツの民族衣装が出てくる。
これは、ウォンカが
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

原作者の好みが如実に現れている

黒い絵を巡るサスペンスホラーで、言わずと知れた岸辺露伴が活躍する話。
原作未読のためストーリーは映画が初見になったが、原作未読で観た方が楽しく観れたと個人的に思った。
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.4

ミア・ゴスの一強

とにかくミア・ゴスの演技と顔芸がすごい。
内容に対してメルヘンな雰囲気でまとめているのは原作もあるだろうがミア・ゴスのチャーミングな容姿に合わせているのではと思う。
無邪気ではある
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

ヨーロッパ企画が京都の奥座敷に降り立つ

繰り返しもので珍しい2分という絶妙に短い時間をひたすら繰り返す設定が斬新。
脚本構成の見事さは流石ヨーロッパ企画と言った感じ。
ただ、繰り返しの原因が序盤に少
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プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

1.4

ホラー映画でもプーさん映画でもない!!
どれだけツッコめるかが勝負!!

ネタバレ指定はあえてしませんが内容にズバズバ触れていこうと思います。
理由は内容に触れたところでこの映画の鑑賞結果は変わらない
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.5

タクシードライバーがカジノに帰ってきた

完全にタクシードライバーをポーカーに置き換えた感じ。
主人公がポーカーを続ける理由や、家具などを白い布で覆う意味がラストに向かってだんだん集約されていくのが気
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.4

OPのカッコよさは今年ベスト

希望がない生活から幼馴染が返ってくることで好転し、悪事が暴かれるきっかけを作るのは、純粋な心を持った少年というところが、王道をきちんと守っている。
一ノ瀬ワタルはベスト
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.8

現代の名優たちが白黒に“彩られる”

着物での演技がこれほどうまく演じられる役者たちがこれだけいるということを実感できてうれしい。
黒木華の声が出なくなってからの演技や、佐藤浩市のこと切れる直前の演技
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J005311(2022年製作の映画)

2.6

美しい慟哭

今年初パンフレット購入作品。
思いもよらず舞台挨拶込みだったので嬉しかった。
ラストの森へ歩くシーンでのカメラマンの足音が入っていたり、いやに長い尺も監督本人のこだわりであるというのも、
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.6

物理的にも精神的にも抑圧された男が最後に求めたものに打ち震えろ

間違いなく今年ベスト級の作品。
始まってすぐ、画角が4:3で狭い作りになっているのと、アップの描写が多く、主人公の抑圧された心情を取り
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

2.3

前作とは逆にエスターを応援したくなる

既に設定がわかっている作品の前日譚を作るのはとても難しいことが改めてよくわかった作品。
ただ、ストーリーとは別に、色々とツッコミ所が多すぎてもっと何とかならなか
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.5

シン・シリーズのラストとしては随分お粗末だな。うん。忘れることにしよう。

庵野監督なのでわかってはいたが独りよがり過ぎな作品だと思った。
そもそも作りが完全にテレビを意識して作っているので、映画一本
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ペーパーシティ 東京大空襲の記憶(2021年製作の映画)

3.3

「ワース 命の値段」とのマリアージュが最高

拉致問題然り、国が被害者に対して超長期的持久戦をしている問題のひとつ。
この映画を知るまでこのような運動があったことすら知らなかった。
そしてこの問題を映
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あつい胸さわぎ(2023年製作の映画)

3.0

ラストのター坊が最高にカッコイイ

内容はデリケートなのにそこまでシリアスな雰囲気では無いのが不思議な作品。
個人的にター坊と「きみはいい子」の加部亜門が重なってエモかった。

ワース 命の値段(2019年製作の映画)

4.0

「ペーパーシティ 東京大空襲の記憶」とのマリアージュは今年ベスト

アメリカの対応の速さに度肝を抜かれる。
マイケル・キートンに「少しぐいぐい来る感じの嫌な奴」やらせるとぴったりはまるなと思った。
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.9

映画館に演技をさせるサム・メンデスの手腕

映画らしい映画。
アカデミー賞を狙えなかったのはテーマ性が他と比べて弱かったからか?
絵作りがとても上手で、どこを切り取ってもおしゃれ。
海辺の映画館が個人
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.7

冬のヴィンゼー湖の寒々しさを凌駕する人類の残忍性

BGMが一切なく、静かな湖畔の環境音のみが聞こえるなか、ホロコーストの話を淡々と進めるSSたちに底知れぬ恐怖を感じた。
あれだけの人が集まっているの
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