magnoliaさんの映画レビュー・感想・評価 - 38ページ目

万引き家族(2018年製作の映画)

4.7

あんな捉えどころないおばあちゃん樹木希林さんしかできなさそうだし、安藤サクラさん怪演、松岡茉優さんが言うところの「絶望的に素晴らしい」がドンピシャの表現

作品自体が本当にどこをとっても比類なき素晴ら
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

美しい風景、けだるい暑さ、知性と理解のある両親…設定に憧れる
『call me by your name』 って、なんて熱い愛情表現なのか、本当に心に刺さった
そこまで言っといて、そりゃないだろう結末
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

4.6

誤解やすれ違いを思いやりで解消していく若者たち、変に引けた態度をとらない真っすぐな主人公、知的で愛のある父親、どこをとっても淡く温かく気持ちよい
『Call me by your name』は"終わり
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(2018年製作の映画)

2.5

白黒映像も俳優さんもイイ感じやのに、多用される語りが残念、なくても十分伝わる演技やったと思う
ちなみに虹郎さん最近見た…と思ったら『ハナレイ・ベイ』 本心出さずに女性に可愛いと思われるような役柄、上手

わたしはロランス(2012年製作の映画)

2.8

最後に会う場面がなかなかに切なく強い余韻
が、全体が長い、余分な話はない、と思うが、長い
アーティスティックな映像が中途半端に入る印象
ロランスの女性性が多分に不足、性別はテーマでない気が

キャロル(2015年製作の映画)

3.5

キャロルのセリフがイチイチ、超カッコイイのだが、次のが最高
「自分を偽る生き方では私の存在意義がない」
ケイトブランシェットさんは『オーシャンズ8』の役柄ぴったし、と思っていたが、こんなレディな役でも
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ピアソラ 永遠のリベルタンゴ(2017年製作の映画)

1.0

写真と映像と時間と語りが絡んでおらず、”今誰が誰の何について話しているのか”が始終不明、そんな5W1Hも定かでないのに芸術的でもなく、音楽も細切れで、、、、、私にこの構成の意図が理解できる日が来るのだ>>続きを読む

blank13(2017年製作の映画)

5.0

何もかも最高、無駄が一秒もない、出演者みな素晴らしい、本当に見て良かった
回想シーンのタイミングと長さがちょうど切なさを煽る
葬式シーンは笑いを堪えきれなかった
さいごの「よかったです」という連呼、子
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日の名残り(1993年製作の映画)

4.4

時間は戻らない、その時でなければダメなことがある、という苦しいテーマ
正しく?生きていれば良いというわけでもないのだ人生は
でも気が付くこと、行動すること、直接結果が伴わなくてもその後の人生の教訓には
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

4.2

見応えあり、若気の至りを自力で克服する姿
史実の時系列的調整も物語を効果的に支えており不可解さはない
responsibilityという言葉が何度も使われており印象深い
歴史的不可抗力の中での芯のある
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セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー!(2017年製作の映画)

4.2

か細くも強い絆の物語、知的さとほのぼの感が相まって鑑賞後の余韻が大変心地よい

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.8

甘ったれの小僧が大人になる話
セックスなしでも話は面白かったと思うが、促進剤なのだろう
何かと汚い描写が多いがエンディングに明るい未来が垣間見えるところが良い
ただ、恋人の愛というより親子愛に程近い気
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いろとりどりの親子(2018年製作の映画)

5.0

困難な状況で生きる本人たちのほとんどが瞳を輝かせ生き生きと生活しているのが印象的
これを観て個性という表現がしっくりくるようになった、"治す"が不適当ということも

マイ・サンシャイン(2017年製作の映画)

2.0

いや、そこで終わるな、絶望しか残らないではないか…
なぜ隣人がダニエルクレイグさんなのか?という違和感が拭えなかった
『ローガン・ラッキー』ではそんなこと思わなかったから

オズランド 笑顔の魔法おしえます。(2018年製作の映画)

1.0

『神様、僕は気づいてしまった』のエンディングテーマがとても良かった
アップテンポではあるが抑えた中高音が物語をジャマせず盛り上げ、日本語歌曲やのにすごいな、と思って逆に音楽に聞き入ってしまった

内容
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

3.5

人を幸せにするのにこんなアプローチもあるんだなと思った
ちょっとすっとぼけた感じの優しいドキュメンタリー

ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)

2.0

for kids
アニメにして、完全子供向けをうたっていたらアリ
悪いところは何もないけど、サイドストーリーまでありきたりな内容で、そのことに逆に驚いた
素敵な俳優陣なので期待しただけに

アース:アメイジング・デイ(2017年製作の映画)

3.8

蛇が疾走する姿があまりにもしなやかで驚いた
そのほか貴重な映像満載
鯨の有り得ない眠り方、活動的なナマケモノ(でもやっぱおバカさん)、蜂が雨粒に負ける様子、縞馬の怒り顔…

ずっと不思議に思ってるんだ
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス(2016年製作の映画)

2.7

なんたって『アディオス』なので
でもできる範囲で楽しく続けるよ、若いものとも交流するしね、という自然体がすてき

アンクル・ドリュー(2018年製作の映画)

5.0

That's entertainment !! コンセプトから何から最高 笑いとスーパープレイ、何回観ても面白い こういうヒップな年寄りになりたい
変に凝らない、でも有り得ない楽しさを見せてくれるこ
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ブレス しあわせの呼吸(2017年製作の映画)

5.0

いい話だった…しみじみ
嫁を中心に関係者の”前向きさ”が全てを好転させていく
どんな時でも、できることはある 生きてる限り、やる
そして悔いのないところで明るく別れよう またね

それにしてもアンドリ
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

2.0

コメディかと思っていたので…
こういう、救いのないバカ者どもの話をバッドエンドにしたら、もうどうしようもないではないか?

フィフティ・シェイズ・フリード(2018年製作の映画)

1.0

サスペンスとしてもロマンスとしても中途半端でビックリした

あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

1.0

最終的に全員大成してたりとか、小学生の”将来の夢の作文”みたい
男性陣の演技は悪くはなかった

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

1.1

自分勝手の集合体を傍観する感じ
これが映画として残る意味はなんだろう。。。

いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

5.0

このシリーズは1作目のパワーを失うことなく最後までホントに面白かった
博士たち結構長い付き合いになってるのに、未だまとまりなくつい自分優先、頭の良さを発揮する方向が斜め上なところ、何回観ても笑ってしま
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Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~(2017年製作の映画)

4.3

数少ない字幕版で観賞、良かった
自分を常に省みること、人を赦すこと
父親との葛藤は身につまされるものがあり息苦しくも響いた
"登場人物"とのやり取りはとても面白い
創作というのは、きっと本当にあんな感
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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

5.0

3部作中ここから観たが、順番前後しても面白く観ることができる親切設計(そう、どこからでも何回観ても面白い)
1部からすると「わーそっちに話行くんだー!」っていう展開の面白さもある これ、大学教授たちっ
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エリック・クラプトン~12小節の人生~(2017年製作の映画)

4.0

人生の無駄を価値あるものに昇華できるのが努力と未来、それをさらに芸術に変換できるのがアーティストなので生き方として正しい
そしてそこまで愛に本気になれることが正直羨ましい 
そう思って聞く『Layla
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

4.5

4エピソード中3つ大泣き、最初も林遣都さんメインだったらあるいは
薬師丸ひろ子さんと松重豊さんのが思い出しても泣ける

捕らわれて動けない思い出、不可抗力な出来事、頑張っても後悔ばかりだ…前を向くため
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

5.0

作画だけでも驚嘆なのに、物語も絵を存分に活かした作りになっていて、良いもの観てしまった…というため息が出てしまう

カランコエの花(2016年製作の映画)

5.0

短時間で綺麗に上手に表現されている
若い先生やから仕方なしと思うが…
いーるーよーなーーーーーーあーゆー自己満足の行動に気がつかん奴!
正しけりゃ良いってもんやないしな!
と、痒いほどの反省を込めて
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彼が愛したケーキ職人(2017年製作の映画)

4.0

なんなんあの醜悪な夫婦は
どちらも自分から誘っといてイイトコ取りしてごっつー失礼な態度
ただ黙って寄り添う優しい彼だけが損してる
執着の対象のすべてを知りたいと思うのは普通の感情で、ただ状況に合わせて
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