magnoliaさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.4

ヤカンは武器

『what a wonderful world』で着火する映像の美しいこと!あのシーンめっちゃ気に入った
そしてドク!お久しぶり、やっぱり破天荒な爺役がピッタリ

ストイックさ、ウィッ
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アポロ81(2015年製作の映画)

3.6

恋の進行過程から、その重要度に関係なくエピソードを抽出して、間の取り方を間違えて繋ぐ、ということを意図的にやったような、シュールな面白さ、カードに頼らぬ直球ストレートが決め手
しかもあのバーテン!配役
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石のスープ(2015年製作の映画)

4.0

身も心も

"食わず嫌い"的友好関係より優先される腹具合、
鍋が温めるものは、満足感の源は
想像力による補填のアイディアが掛け算で繋ぐ絆

音に先導される物語の心地よさ

[ parsnip ]

アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

3.6

first lady of music

異文化ってこういうことなんだな、と

とにかく演奏も歌もタメにタメにためまくる、「高い山に登ったの」程度の歌詞のみで10分もの1曲になる熱唱、観客も我を忘れ叫
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.5

[ i'm lazy , don't you wanna save me ? ]

ビリンバウ沢山見たの初めて、わーぉ

掴みはオッケーという出だしから、暫くして少し飽き、一曲ずつは面白いのにな?ずっ
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

[ what's the angle ? ]

ファッションは当然、音楽もエラい良かった、あーキター!って言いたくなる選曲とタイミング、エンディングの短いピアノ曲も凄く印象的

もちろん二人のエマ様
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101(1996年製作の映画)

3.9

素晴らしきワンぞうネットワーク、5Gも目じゃねーぜ

"畜生"感満載のクルエラという最高の矛盾、演出の狙い目が素晴らしい
そしてダルメシアンの海にのまれたいという渇望を覚える映像

後半がほぼドリフ状
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マシュー(2014年製作の映画)

1.7

思い切るまでの助走、ということで良いのだろうか

ジェントルメン(2019年製作の映画)

5.0

[ when the lion's hungry, he eats ! ]

これぞエンタメ、オープニングシーケンス時点で期待しかなくなる、思わず吹き出し、展開と会話に痺れる、物語の抽出する部分の的確
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好きにしな(2016年製作の映画)

4.1

一日一善くらいの軽さで

イライラするってこういう事、受け入れないからいつまでもそこに、実は自分から掴みにいっている…自戒
善悪の白黒はさておき一息ついて、柔らかい思考は巡り巡って自分の為に

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

5.0

衝撃のラスト [ i can't say good bye to you, yet ]

1980年の偏見、2012年もまだか、今はどうだ
もう少しで常識より直感を信じられたかもしれない女性判事の悔い
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ウォーターベイビー(2016年製作の映画)

4.0

Mr. Bubble

ちっとも演技を感じない自然な男の子たちに舌を巻く、姿勢の悪さや、ボンヤリ見惚れる口元や、泳げてない腕や、からかう目の開き
エンディングのギターの響きもステキ

他愛なく且つ人生
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札束無情(1950年製作の映画)

3.9

白煙

何と言ってもパトカーがカッコいい、車種に合わせた外塗装で出てくる度に視線が奪われる、そしてダンディなスーツ&ハット、見事な美脚

至近距離で追いつ追われつする場面が多く、特別な仕掛けがなくても
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すべてを背負って(2017年製作の映画)

2.1

可視化
でも”あきらかに”行倒れてたって、放置なんやよ、ねぇ

[ hunchback of notre dame ]

彼女とTGV(2016年製作の映画)

4.0

人生はいつも目の前に

ジェーンバーキンさんの"偏屈さ"を表す口元の加減に、観ている間中敬服、流石だ、これが大女優だ

そして『booty swing』があまりに絶妙で痺れた、ついでに『swing t
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

4.9

憲法は読み物

ジェームズスチュアートさん目当てだったが、悪役がユージンポーレットさん&エドワードアーノルドさんってとこで既に良品確定、完全に安心して観られたし落涙した

クロードレインズさんが遂に"
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灰色の自分(2016年製作の映画)

3.5

色の表現力

惹き込まれる色彩感、乏しい表情なのに豊かに伝わる感情が面白い、色が発信する力ってすごいな

[ you're perfectly normal, just a little... gra
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ボガビラのバス(2016年製作の映画)

3.3

鶏!?

ほんのりウエスアンダーソンさん風味、人々のイベントに寄り添う"バス"は加減を知っている
こどもの日にふさわしい

[ our bus is legend ]

とっくんでカンペキ(2012年製作の映画)

5.0

蝶ネクタイ

やばい、激烈可愛らしすぎて涙出てきた
練習ってエスカレートするよねー!
でも積み重ねの成果は出てるよ、最高

幸運なマーク(2017年製作の映画)

5.0

sonatine No.14

クラシックオケでその踊りできるヤツどんなん、と思ったが…そうかー!
巧過ぎて爽快な"してやられた"感 [congratulations ]

[ it might no
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お茶と会議(2016年製作の映画)

3.2

" the guys take the biscuit "

こんだけ言いたい放題させてさー、超絶気の利いた反撃ガツンと期待するやんかー、オチの重さが足りんわー!!
良い切り口だと思うから惜しい

[
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わたしの家(2016年製作の映画)

3.0

老老

新しいことに興味を持つ心の柔軟性が失われる前に、外へ出よう、観たくない現実、でもそう悪い事ばかりでもないんや

Two Balloons(原題)(2017年製作の映画)

5.0

しっぽ

"飛行船"が醸す自由と自律と心許なさの全てを表現する優雅な映像に感服、素晴らしい

Tokyo 2001/10/21 22:32~22:41(2018年製作の映画)

3.5

あまりにリアル過ぎてわざわざ映画で観るのがウザいレベル、でも(だから)微妙なニュアンスまで、凄く凄いと思う

[ i will ]

秘密指令(恐怖時代)/秘密指令 The Black Book(1949年製作の映画)

5.0

黒革の手帳

プロローグの雲や水車や太陽の構図がすべて息を呑む美しさで、無闇に期待が高まる、そして裏切られない面白さで大満足

"全員敵"な恐慌時代をしたたかに精一杯生きる人々の、ギリギリのアプローチ
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カモ(1949年製作の映画)

4.0

中華街の有効活用

中華街には特徴的なデザインの造形物が沢山配置できるので、追いつ追われつ双方の視点が交錯してもその距離感が分かりやすい、ということを知った、場所選びに感心

役者が皆上手い、チョイ役
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夜よりも深い闇(1946年製作の映画)

3.1

自制

出だし爽やか過ぎて、陰惨な終わりがシンドイ、めっちゃデキた主人公なのに、老人は夢見んなってか?結局の一人芝居感が更に痛々しい

犯人が判明する行程が斬新、サスペンスらしからぬ遅めのテンポも意外
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同窓会パーティー(2014年製作の映画)

3.3

風に舞う埃までも

どんなにマジでも"風船"ってところの愛おしさ、悪(!?)は最後に真の姿を…という定番でさえ斬新
世の中すべての争いごとはかくあるべし

ルイガレル様にチョイ似

一瞬の出来事(2016年製作の映画)

2.9

ゴールド免許の人用の更新時教習映像
やっぱり散らかすのならお菓子屋さん
実験的習作感

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.7

かなり前に試写会にて

単純な筋ながらも惹き込まれる展開、熱く見応えあるアクション、豪華俳優陣が適役で各々"いかにも"というわざとらしさなく活躍するバランスの良さ
シリーズ通してイチオシキャラ青木崇高
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汚れた顔の天使(1938年製作の映画)

3.3

勇気の種類

友の心に応えたのか、もう誰にもわからないけれど…という余韻の効かせ方、でも立場に負けない友情の深さを感じてしまう、良い話な上に展開が素晴らしい
悪への憧れは善を遥かに凌ぐ、しかしそれをも
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妻からのメッセージ(2017年製作の映画)

2.7

生老

猫による色添えが絶妙
全体はメタファー度合いが半端、気持ちは分かる

[ faith ! ]

同僚と(2014年製作の映画)

3.7

うっとーしぃ

真摯に生きてる彼にヨーダになって貰わないと過剰な自意識に気が付けない"人事部が心配している"主人公、真顔で名言呟いてる場合か?
でもそんな善人を良き親友にできるのもまた主人公、ちょっと
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ステージ・マザー(2020年製作の映画)

2.8

質の良い人

この主人公のような、"お嬢さん育ちでスレてないからこその直球"的な女性の筋の通し方に結構弱い、無いものねだり的な憧れの一つ

主人公と他の間の摩擦がもう少し深くないとその良さが映えない、
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