あやとさんの映画レビュー・感想・評価

あやと

あやと

ブラザーズ・グリム(2005年製作の映画)

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テリー・ギリアムの現実に即した非現実感のおかげですべての事柄が変にリアル 全体的にトラウマ植え付けかねない

もともとグリム童話もリアルに考えたら結構怖いよなあっていうものばかり(おとぎ話自体)だから
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暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

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『ティファニー〜4K』のオードリーで熱再燃

56年前の作品とは思えないくらいスリル満点で、同時にホラー映画じみたジャンプスケアもここぞとばかりぶっこんでくる
まじでいい意味で時代錯誤すぎる
あの真
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ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

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拘束する時間はまるで死んでいるようで、ダゲレオタイプで撮れば撮るほどその魂は現世に明確に囚われる

個人的にはただ健気にバイトしに来てたジャンがいつしか金に盲目になり、こちらも善悪が見えなくなっていく
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ティファニーで朝食を 4K(1961年製作の映画)

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お転婆で脆くてでも優しくて気分屋で、そういうもの全てを含んだ女性の魅力、オードリーの魅力、ティファニーの魅力

女性が魅せる美しさとかかわいさ、そういうものってきっと女性のためだけじゃない

愛おしさ
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インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

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家族ってなんだろ

血が繋がっていなくてもそこに愛があるなら、そういうものなのかも

案の定ドタバタでこっちが恥ずかしくなるくらいのネタ感強いけど、ずっと芯にある描く路線がぶれないのが良かった

そう
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

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宗教と信心深さは関係ない
その言葉に、心は洗われる
人生一つに別れを告げ、再生の旅でも出会いの旅でもあって

誰もが間違いを冒し、誰もが怒りを見せる
ときに理不尽ですらあるけど、その向こう側に、区切り
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みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

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奈緒がすきで一度観てみたかった

彼女の花魁姿があまりにも素敵すぎて、それだけで個人的に最高に好きだけど、作品としても元々ドラマでやってたものの映画化らしく、各々詳しい説明なしで置いてかれることはなく
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街のあかり(2006年製作の映画)

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労働者3部作のラスト、『マッチ工場の少女』に色合いは近い 堕ちるところまで墜ちて情け容赦ない感じがある
けどこの作品、というかカウリスマキのこの手のものは傍にずっとあった小さな幸せは、彼自身にとっては
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プレデター(1987年製作の映画)

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『エイリアン』と並べてSFホラーの金字塔として話題に出ることが多い分勝手に終末世界を想像してたもので、いい意味で全く違うこの感じ結構好き

『食人族』ぽさを感じさせる少々面食らうレベルの初っ端のグロの
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マザー・テレサからの手紙(2014年製作の映画)

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神は、信仰とは、と23になるまでずっとわからなかった
それが知りたくてキリスト教の大学を選んだのもある

実際に存在しないならなぜそこまで神にこだわるのか
心の拠り所とは

その答えはたぶんここにもあ
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遠い夜明け(1987年製作の映画)

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平等であるためには、当事者そのものの意識も改革すべき だからこそのblack is beautiful

美しいな、とても
あとで書く

黒の怨(うらみ)(2003年製作の映画)

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案の定な内容だけど、b級ホラーたり得ないスケール感ある
事実エンドロール長い
ラストは、カイルとケイトリンの子どもかなちょっと申し訳程度にジャンプスケア入れてくるのもホラーの鉄則

カイルとケイトリン
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パラミドロ(2021年製作の映画)

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意外にも良かった
邦ホラー風のドロドロタイプで、ほとんどジャンプスケアがない にも関わらずクリーチャーやストーリー、お金をかけずに撮る工夫が見えてすこぶる良い
ある程度余裕があったのか、セットをほとん
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K-19(2002年製作の映画)

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調べたらかなり事実とはかけ離れてるみたい 大枠含め曰く付きの潜水艦

とはいえこの映画が作られた時代、米ロ関係そんなに良好ではなかったはずだし、その中でアメリカの中でソ連のデリケートな内容を扱うのも勇
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

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ほんとカウリスマキワールド
彼の作り出す世界観がクセになる なんか好きなんだよな

淡々と冗長になることなく描きつつも、若干のカットの長さとかライティング等で無表情なのに豊かな感情を描く

世界はどう
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

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美しいシェルブールの町並みと、ノスタルジックな内装、服装
切ないながらも確実な現実を謳う愛の行く末
絶対はないもの
運命の相手はわからなくても、運命のすれ違いは無慈悲にも存在する

しあわせは、手に入
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

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アンダーグランドで知ったけど、彼の作品の意図と語り口の異質さは社会に振り回される故郷故のニヒルな感覚が根幹にあるように思う

日常と戦争の線引き、ミレナとの謎の関係、彼女の実家の不可解さ、どこか『ビッ
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バーバリアン(2022年製作の映画)

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今までにない感じ
ホラーはこうあるもんてやつを諸々覆してくるのがおもしろい
基本的にホラーなんだけど、恐怖のただ中にある分笑えないジョークが散りばめられまくって、中途半端ではなくしっかり構成の中に収ま
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過去のない男(2002年製作の映画)

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過去を失い、会う人に無下にされても、それでも優しい人々もいる
ほんの少しの優しさが彼を救い、そして彼の見せる優しさが自分を守ってくれる 愛はそこに芽吹く
巡り巡る優しさと、文字通り第二の人生はきっと"
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浮き雲(1996年製作の映画)

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生きる糧となる仕事にあぶれ、どん底に落ちても、支えてくれる人がいるだけで踏ん張れる
揺れ動く不安と希望と奮起の中で、ただ追いかける漂い続けるあなたの心

敗者三部作第一作

という内容だけど、アキ・カ
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ハウスメイド(2010年製作の映画)

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やっぱり『下女』を観たい

韓国サスペンスのこの湿った空気を感じさせる泥臭さと捻じ曲がった人間関係、嫌悪と侮蔑のこもった鋭い目付きとか、国に根付いた感覚なのかはわからんけどとても好み

M(1931年製作の映画)

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初のフリッツ・ラング
心理描写より情景、状況描写を表面的に語りつつ登場人物の表情等で付随的に伝えてくる

現代のように情報の巨大な塊で勝負できない分、メリハリがついていて、むしろ昔のほうが映画は美しい
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マッドタウン(2016年製作の映画)

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この手の作品、丸投げしてくる感じがとても好き

ジェイソン・モモアにキアヌ・リーヴス、ジム・キャリー、スーキー・ウォーターハウスとでかい俳優を使う割に別の人でも賄えてしまう部分はグレーとしても、生きる
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スルー・マイ・ウィンドウ(2022年製作の映画)

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なんか始まり方が思ってたのと違いすぎて一旦冷めてやめてしまった

けど観始めたら応援させてくれるような健気さがあっていい

どうでもいいけど、セックスが付き合う前に終わる関係性ってどうなんだろ、、、
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ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書(2019年製作の映画)

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ナタリア・ダイアー気になって

カトリックなあ、、いろいろ感じるものはあれど、性欲は罪とはまあよくいうものよ

みんなクソ一生懸命生きてる
俺もクソ一生懸命生きたい

いまを生きる(1989年製作の映画)

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イーサン・ホーク若すぎる
生きること、、言われたとおり、敷かれたレールだけじゃない
自分が選んで自分で楽しむ 自分の人生

自分の家でも親はこんなだった
なにの疑問も持ってなかった だけど、いざ想定し
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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ずっと前観て覚えてないからもう一度

なんとなく『アメリ』と雰囲気の近さを感じた
たぶん何も似てないけど、全体的なコンセプトというかカットと色味が重なった

バス?の窓の水玉が重なり合うカット、ものす
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チェイサー(2008年製作の映画)

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ずっと観たかった作品
運命の歯車がひとつふたつみっつと狂っていく瞬間の絶望感、言葉にできない

韓国サスペンスの中でも中堅な感じはする
謎の笑い誘ってんだかわからん展開もここまで暗い中で白々しいのが妙
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イン・ビトゥイーン(2022年製作の映画)

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ジョーイ・キング観たさ
構成が、まるで欠けたパズルの断片を揃えるように、いや揃え直すようにきらめく甘酸っぱい恋と成り行きと切なさを感じさせてくれる
プロットは通り一遍のよくあるSFものだけど、『君の名
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トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

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少女漫画のような美しくも透明感のあるヴァンパイア系
とはいってもめちゃくちゃいろいろな面で完成度が高い
一つ一つの画が綺麗で、全編淡いブルー掛かった色味に統一され美しさも感じさせる

どこまでもすごい
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

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スタローン無駄遣い、けどかわいい(?)

言うほど極悪でもないけど、なにかに秀でた華やかさより表面的に卑屈になった奴らによるヒーローもの

前作より非現実感が上がって、どこか抜けたグロと笑いのバランス
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崖っぷちの男(2011年製作の映画)

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迫力とスリルに騙されがちだけど普通に脚本、というか設定に難あり

もはやストーリーではなくなっちゃってるし明らかな欠陥あるのに撮ろうと思う理由がよくわかりません
けどしっかり金かけて世に出てるわけで
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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たぶん理解して観てってタイプではない、ウェス・アンダーソン独特のアンティークな画角にティファニーブルーくらい明度の高いスイートな色味を基調としたこの劇中劇を楽しむもの

なんとなく好き、この感覚がもた
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悪魔の沼(1976年製作の映画)

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とびーさん、、、詰め込みすぎよ、、

『悪魔のいけにえ』ほどにシンプルに仕上げたらまた違ったかも

ぶっ飛んだおじいちゃんのキャラが大事なのか、ワニが大事なのか
ホラー要素とキャラクター背景が見えにく
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