あやとさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ハウスメイド(2010年製作の映画)

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やっぱり『下女』を観たい

韓国サスペンスのこの湿った空気を感じさせる泥臭さと捻じ曲がった人間関係、嫌悪と侮蔑のこもった鋭い目付きとか、国に根付いた感覚なのかはわからんけどとても好み

M(1931年製作の映画)

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初のフリッツ・ラング
心理描写より情景、状況描写を表面的に語りつつ登場人物の表情等で付随的に伝えてくる

現代のように情報の巨大な塊で勝負できない分、メリハリがついていて、むしろ昔のほうが映画は美しい
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マッドタウン(2016年製作の映画)

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この手の作品、丸投げしてくる感じがとても好き

ジェイソン・モモアにキアヌ・リーヴス、ジム・キャリー、スーキー・ウォーターハウスとでかい俳優を使う割に別の人でも賄えてしまう部分はグレーとしても、生きる
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スルー・マイ・ウィンドウ(2022年製作の映画)

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なんか始まり方が思ってたのと違いすぎて一旦冷めてやめてしまった

けど観始めたら応援させてくれるような健気さがあっていい

どうでもいいけど、セックスが付き合う前に終わる関係性ってどうなんだろ、、、
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ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書(2019年製作の映画)

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ナタリア・ダイアー気になって

カトリックなあ、、いろいろ感じるものはあれど、性欲は罪とはまあよくいうものよ

みんなクソ一生懸命生きてる
俺もクソ一生懸命生きたい

いまを生きる(1989年製作の映画)

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イーサン・ホーク若すぎる
生きること、、言われたとおり、敷かれたレールだけじゃない
自分が選んで自分で楽しむ 自分の人生

自分の家でも親はこんなだった
なにの疑問も持ってなかった だけど、いざ想定し
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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ずっと前観て覚えてないからもう一度

なんとなく『アメリ』と雰囲気の近さを感じた
たぶん何も似てないけど、全体的なコンセプトというかカットと色味が重なった

バス?の窓の水玉が重なり合うカット、ものす
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チェイサー(2008年製作の映画)

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ずっと観たかった作品
運命の歯車がひとつふたつみっつと狂っていく瞬間の絶望感、言葉にできない

韓国サスペンスの中でも中堅な感じはする
謎の笑い誘ってんだかわからん展開もここまで暗い中で白々しいのが妙
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イン・ビトゥイーン(2022年製作の映画)

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ジョーイ・キング観たさ
構成が、まるで欠けたパズルの断片を揃えるように、いや揃え直すようにきらめく甘酸っぱい恋と成り行きと切なさを感じさせてくれる
プロットは通り一遍のよくあるSFものだけど、『君の名
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トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

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少女漫画のような美しくも透明感のあるヴァンパイア系
とはいってもめちゃくちゃいろいろな面で完成度が高い
一つ一つの画が綺麗で、全編淡いブルー掛かった色味に統一され美しさも感じさせる

どこまでもすごい
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

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スタローン無駄遣い、けどかわいい(?)

言うほど極悪でもないけど、なにかに秀でた華やかさより表面的に卑屈になった奴らによるヒーローもの

前作より非現実感が上がって、どこか抜けたグロと笑いのバランス
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崖っぷちの男(2011年製作の映画)

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迫力とスリルに騙されがちだけど普通に脚本、というか設定に難あり

もはやストーリーではなくなっちゃってるし明らかな欠陥あるのに撮ろうと思う理由がよくわかりません
けどしっかり金かけて世に出てるわけで
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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たぶん理解して観てってタイプではない、ウェス・アンダーソン独特のアンティークな画角にティファニーブルーくらい明度の高いスイートな色味を基調としたこの劇中劇を楽しむもの

なんとなく好き、この感覚がもた
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悪魔の沼(1976年製作の映画)

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とびーさん、、、詰め込みすぎよ、、

『悪魔のいけにえ』ほどにシンプルに仕上げたらまた違ったかも

ぶっ飛んだおじいちゃんのキャラが大事なのか、ワニが大事なのか
ホラー要素とキャラクター背景が見えにく
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

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あまりにも上品かつ繊細で、ただただ美しい作品

小説、オースティン著の方はよく読んでたぶん、話の展開もだいたいわかっていたけれど、ここまで派手さを求めず繊細な抑揚のみのストーリーテリングで観る人の目を
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テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

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直感だけど題名『ゲヘナ』の方がハマったんじゃなかろうか
あとで書く

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

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視点がちょっとあたらしく、ほとんど同じような流れになってしまったエクソシスト系の新境地、というイメージ

誰もが観られるオールラウンダーな分、コアなホラー好きの受けは悪そう
アクション多めかつ簡単なミ
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マンハッタン(1979年製作の映画)

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ガーシュウィンから良い

ここまでニューヨークを推されようもんならもう行きたいでしかない

流れるようなジョークと、拘りの詰まった絵画的な画角
驚いたことに映画を観てる感覚よりコース料理を食べてる感覚
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レナードの朝(1990年製作の映画)

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結論愛は世界を救う 『ペイ・フォワード』とかぶるズルいエンドでもあるけど、こうでもしないときっぱり起承転結作れなかったんだろうな

失った過去三十年
人生は山あり谷ありで、それを乗り越えて大人になる
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OUT(2023年製作の映画)

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めちゃくちゃ丹沢ニキかっこかわいい
なんやこいつ

とはいえ最後の方なんかダンジョン感満載でなんかもったいない

場面場面の転換に漫画の原画挟むのは、原始的かつ原作信者の酷評対策だとは思うけど、結果的
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スターリングラード(1993年製作の映画)

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死に対する恐怖と倫理観
戦争においてすべてが曖昧になる、凍った世界で、自分を失い生死すら有耶無耶
仲間がただ大切で、家族が大切で、守るべきものがあるから戦えるのに、それが許されないなら、、?
なんのた
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

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書いとく必要もないけど、笑い多めのトマトの逆襲映画
最初のヒッチコック『鳥』の引用、なかなかに秀逸
聞くだけじゃ笑って相手にしない
目にして初めてことの重大さを知る

トマトに顔があればよかった、、、

ノット・ア・ガール(2002年製作の映画)

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ブリトニー・スピアーズ!!
青春でしかない
女性の声に惚れ惚れしてしまうのが昔からあって、マドンナ、ビヨンセ、アリアナ・グランデ、カミラ・カベロとかまさにだけど、オードリーヘプバーンの持つ妖艶でキュー
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

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a24にしてはかなりド直球な内容
でも相変わらず美学芸術的側面はありつつ、比喩狂気を体現するような作品群的統一性もしっかりあるのは良い

さまざまな性質の感情が相まって人間を形成する

あとで書く
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

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実在の人物がどんな人生を送ったかなんてどうでもいい
創作こそ見世物でそれこそがペテンでありショー
ストーリーの、人生の細々を異常なまでに省いた潔さ
サーカスとは!?となるほどにダンスと歌に全振り
嘘と
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カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

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海外製ラノベみたいな設定
だけど思いの外内容は重く、実際そうなら自分はどうなるかまで考えてしまう
自分の心を隠し通せる人間が頂点に立ち、男社会を作る
なんか新手の創世記みたいな感覚もありつつ、初めて外
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Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼(2007年製作の映画)

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完璧
これはマーシャルさえも騙せたってことなのか、、?

彼は何を変えたかったのかな
自分の弱い心か、それとも

血は抗えない
完璧でいることが失敗を招くことはなくても、苦と悲はそこにあり続ける
彼が
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

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ヌーヴェル・ヴァーグ始まりとも言われる作品

約70年前の作品とは思えないほど実直実態的に人間が描かれる
ほとんどドキュメンタリーといってもいいくらい

恋愛の愛って情熱がなくなったらそれは相手に飽き
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

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憎しみ悲しみのいきつく先にはなにもない
負と負を足してもゼロにはならない
憎悪が膨れ上がるだけ

怒りの先に求めた景色は誰かの死だったのか

売れっ子の俳優はアンセル・エルゴートだけというのも、それ
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

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めちゃくちゃおもしろいんだけど、こうも溜められると個人的に苦手、な作風
自分が悪いというか自分の問題だから作品にはなにも関係ない

この時代、日本企業がアメリカ進出してる真っ只中な時代だったはず 圧倒
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切り裂き魔ゴーレム(2016年製作の映画)

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悲劇は喜劇と紙一重
どころか裏返し そのまま
人の表情は見えない 誰もが仮面を被り、自分を偽る

わかりやすいかつ臨場感のある状況脳内再生を劇として描きだしているのが特徴的

ミスディレクションにミス
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

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こりゃすごい
執念しかない、なんか『オオカミの家』思い出した
人の執念が傑作を生み出すんだなとか
あとで書く

ジョーンについて(2022年製作の映画)

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やっぱりイザベル・ユペールはいいな
フレイアメイヴァーが出てたから観たけど、なんかとてもいい話だった

大切な現実を納得できないまま
昔の自分を認められないまま
逃げるように自分の過去とのけじめをつけ
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プリズン・エクスペリメント(2015年製作の映画)

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よくこんな狂ったやつと結婚できるな
狂ってるやつには狂ってるやつがお似合いか

ぶっちゃけ実験になってないのが一番良くわからん
スタンフォード監獄実験
権力を与えられた人は権力を奪われる そこでカオス
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アムステルダム(2022年製作の映画)

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おもしろいしストーリーの組み立ては美しいんだけど、ちょっと緩急が弱いなと

昔話を昔話として少し浮遊感あるストーリーなのはいい
けどそこに甘えてか間延びしちゃってる感は否めない

完全に娯楽としての前
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