あやとさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ジュリアン(2017年製作の映画)

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あまりにも筋が通っていて、あまりにも衝撃的な結末

暴力の上に成り立つ愛はない
言葉の攻撃でさえも傷つけまともな話し合いにはならない
結局何もかも失う

ジュリアン役の子が特に圧倒的な怒りと嫌悪と恐怖
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ノイズ(1999年製作の映画)

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かなり素っ気なく宇宙飛行士の場面がすっぱ抜けていく 描きたいのがそこじゃないのはわかるけど元として土台に宇宙飛行士があるんだからもう少しやりようある気はした 違和感あとあまりにも相方早く死んじゃったか>>続きを読む

インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

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こんなに迫力満点な作品だとは
大統領演説が最高、これは映画史に残るものだと

以前テレビかなんかで観た覚えがあるけど、そのときの感覚と違う

大統領の苦節に主に焦点を当てながらも、夢と家族、野心、恋愛
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

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やっと観られた
ウェス・アンダーソンの世界観というのか、この敢えて映画史初期の編集センスを使いつつ現代技術とのマリアージュがとても好み

人の心をつかんで離さない魅力がきっと、そのメルヘン寄りでモダン
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バーバラと心の巨人(2017年製作の映画)

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題名で既にネタバレしちゃってると思うけど、、、
バーバラ役のマディソン・ウルフが死霊館で気になってた
誰と戦うのか?精神的な病みは心のモンスターに打ち勝つとか壁を壊すというように表現されるけど、まさに
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シークレット・チルドレン 禁じられた力(2015年製作の映画)

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超能力
隔離と外の社会、家族の存在
親の彼なりの接し方、愛し方に言葉も出ない

遠景で描く戯れる兄妹が絵画のようで、美しくも悲しい世界にアダムとイヴが見えなくもない

この後どう生きてくのか何も見えて
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⽩雪姫〜あなたが知らないグリム童話〜(2019年製作の映画)

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何が描きたかったのか、、、現実の白雪姫の立場を描くなら、慈悲の心で抱いてあげる、みたいなことなのかもだけど、むしろ抱かれてるのよな、、、

ホテルレイク(2020年製作の映画)

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最後手伝うんかーい
ジャンプスケア面でかなりの旨味があった分、ちょっと勿体ないくらい

眼帯男の子の場面の意味合いもよくわからん、主人公が心霊現象に遭ってもあまり重い反応を見せないところでの擦り合わせ
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REC:レック/ザ・クアランティン(2008年製作の映画)

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リメイク

逆にリメイク後この感じなら本家期待していいんじゃないか

かなりブレブレpovにも関わらずちゃんとジャンプスケアホラーのツボは抑えられていて、めちゃくちゃ考えられてるし、ある意味これ長回し
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Black&White/ブラック&ホワイト(2012年製作の映画)

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アホに全振りした惚れた女性の取り合いスパイ・アクション

でもなんといってもトム・ハーディ、クリス・パインのタッグは激アツすぎた お腹いっぱいです。もっとほしい。

ストーリーはそのまんますぎるけど、
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スマイル(2022年製作の映画)

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思い通りに行動できない強引な絶望感

抗いようのない苦しみ、笑顔というものの裏に潜む影

亡き顔は笑顔だったよ、というよく聞く言葉に鳥肌立つようになるかも

カメラワーク、というか画角と全体的な色味が
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イン・ジ・アース(2021年製作の映画)

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経験あればこそここまでハッキリチカチカしないけど強制的に混濁していく感覚の映像表現はめちゃくちゃ的を射ていると思う

目に見えない敵という病原菌と幻覚系様々な麻薬に類するものも我々の生活も元を正せば自
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ハムナプトラ 失われた砂漠の都(1999年製作の映画)

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当時のCG技術を駆使した最初の掴みから良い 世界観に没頭できるくらい古代ロマンを感じさせてくれる
ただ呪い?の当事者さんがなんともなビジュアルかつスペックで、なんかせっかくの世界観の良さを削ぐ感じも否
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

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人の人生奪うのはなんとも ただ、しあわせがそこにだけあること、互いが互いさえという流れはとても好き

宇宙船のビジュアルもなんかで読んだけど白と曲線が基調なのもしっかり慣例を踏襲した上で、別軸スリーピ
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

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揺蕩う感情の波を丁寧に描く 奪われた最後のしあわせさえ、優美な振る舞いで心を動かす

逆に暴力はやっぱり何も生まないのかもと思いつつ

なにかを大事にする気持ちの強さが強くそのぶつかり合う激情に魅せら
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デス・レース(2008年製作の映画)

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ダークなワイスピ
メンツもだけどワイスピ意識してるだろという

マッドマックスみたいな退廃的な世界観、車のビジュアルとか刑務所諸々がかなりいい
理不尽な流れをぶち壊していく爽快さがたまらん ステイサム
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ジャンパー(2008年製作の映画)

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めちゃくちゃあこがれるし羨ましいけども、一周回ってぶっ壊れ過ぎてるな
世界中飛び回れるのはいいネタだしどこでもドア的楽しみ方できるけど、いかんせん大泥棒なのでナントモ、、だしローランド殺しちゃった方が
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ザ・コール [緊急通報指令室](2013年製作の映画)

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ラストどうしたん
最後の最後まで緊張感抜けず、逆に考えれば一種の謎の責任感からくる行動だけど危なっかしくて観ていられないくらい
でもまたそれがこの作品のいいところでもあって、、、人として美しいとすら感
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ポスタル あの日、僕の人生は壊れた(2019年製作の映画)

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精神崩壊していくというか、過去があるからこその重い癇癪持ち 間欠性爆発性障害みたいな

自分自身その節あるからこそ冷や汗
ストーリー進むほど明かされてく主人公のヤバさに驚かされるし、そこまで酷くはな
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処刑ライダー(1986年製作の映画)

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なんとなく珍しい気がする
80年代ホラーの、めんどくさい設定の裏付け等を潔く削ぎ落として、カラッとした恋愛面とか人間関係を極端に描く、少女漫画のような構成展開
それを踏襲しながら闇深い陰鬱な色合いも垣
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

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ヒーローでも何でもない存在
前作とはぜんぜん違う方向転換ながら、ドゥニ・ヴィルヌーヴの完璧すぎる神秘的な世界観の謎をミックスさせた、ある意味難解だけどド直球なオマージュ

洗練されすぎていい意味での汚
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オオカミの家(2018年製作の映画)

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これはこれで、何よりすごい手間かかっただろうなと、、、逆に言えば70分間映し出す分の蠢く立体的な工作分、24コマ/秒として計算すれば100800コマ分消したり描いたり潰したり組み上げたりしながら構成す>>続きを読む

(2021年製作の映画)

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なかなか難しい
表現物って観る側の受け取り方次第で正解はないわけで、考えてもしゃあないんだけど、あの設定とある意味で非現実的なリアリティ(矛盾)を纏った不気味さとどこか切実な思いを抱えたようなストーリ
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ローマの休日 4K レストア版(1953年製作の映画)

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最初大好きな映画を大画面で観られたことに感動して、やっぱりオードリーの煌めきに感動して、恋の輝きと別れの切なさに感じ入られ恋を通して成長した王女に、それでも最後、彼を近くで見たくて振り切れない思いに泣>>続きを読む

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

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クローネンバーグ特有の当時どうやって撮ったの!?的な場面はすれどなかったけど、異形を作る部分だけは期待どおり

始まり方が急で追いつきづらかったとはいえ、全く関係なさそうな2つのできごとの辻褄合わせだ
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DOOR(1988年製作の映画)

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ストーカーの恐怖を極限に推し進めた感じ、、、と思ったけどなんか違う方向性
単なる変態 ストーカーの派生であることに変わりはないけどもっと”痛い”の方向にいってほしかったな

邦ホラー特有の80年代のメ
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ドント・テル~秘密を話したら最後/誰にも言うな(2020年製作の映画)

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眠くてなんも考えずに観たからラストの展開は完全に予想外
でも一周回って考えるとあまりにも信用し過ぎる弟だったりあまりにも攻撃的すぎる兄が現実味なかったかなあ
作品としてはまとまってたし初っ端から穴のお
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壁女(2015年製作の映画)

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アートとかどうのこうのの完成度とか全部取っ払って、完全に”壁にいる女性”という概念が生み出し連想させる気味の悪さとかに特化していて、振り切り方が潔い
何十年も人が住んでいなく一昔前の刑務所の中みたいな
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カクテル(1988年製作の映画)

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トム・クルーズがかわいい
100万ドル掴むためにNYへ出てきたものの学歴社会なため仕事にあぶれ、たどり着いたバーテンダーの道

パフォーマンスに華があっていい 彼らの二人の関係もあるからこそ、お互いの
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

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一定層が支持する名作というイメージでしかなかったけど、アン・ハサウェイといえば!という部分とメリル・ストリープの俳優魂が想像と良い意味でひと味違うラストに唸らされた

表面的に言えばファッション面めち
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

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豪華な俳優陣の割に良い意味で無駄遣いする感じ コーエン兄弟の本気度ではなく息抜き感が伝わってくる

途中まで話がどう転ぶかわからない不安感を煽って、ラスト畳み掛けのアホさ全開
そこのメリハリまでしっか
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

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誰も不幸にならないどころか、観てるこちら側まで幸せにする脚本の良さ

序盤突然すぎる瞬間回想シーンでストーリーに置いてかれ気味にはなったけど、どんどん雰囲気良くなっていく店内にのめり込んでいける

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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

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意味のないカット、テキトウなカメラワークが一切ない、拘りだけで作られた魂の作品
というくらいすごいのに、いかんせんネタと脚本がコアだから観る人選んでしまう、韓国サスペンス的雰囲気での名監督の卵

胸糞
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ザ・バッグマン 闇を運ぶ男(2013年製作の映画)

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なぜこれにデ・ニーロおじさん出てしまったのか、デ・ニーロじゃなきゃダメなのか、なんかよくわからんけど、展開としてはおもしろく見えたしただ運ぶだけなのに次から次へと刺客がやってくる、何を運んでいるのか、>>続きを読む

THE ICEMAN 氷の処刑人(2012年製作の映画)

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めちゃくちゃいいというわけではないけど、隠れた名作、というか実話ではあるのかもしれない
誰かを養うこと、何よりも愛するものと共にいるため、生きるために手段を選ばないことの最たる例自分というものが本当は
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