moukさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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運び屋(2018年製作の映画)

3.5

本当にダメで嫌いで迷惑ばかりかける親がここに至ってもまだ家族の繋がりは断つことができないある種の怖さをも感じる。人生の目的とは何だろうか?

チェンジリング(2008年製作の映画)

3.4

人はたとえ絶望の中にいたとしてもパンドラの箱のように最後に残った希望を信じないと生きてはいけない。警察にしても政治にしても腐りきった輩はどこにでもいるのでまずはここから絶滅を望む。

レスラー(2008年製作の映画)

3.1

このように生きたいとはまったく思わない、同情の余地もない人生、の日常を追った話。自分の選択の結果として今の姿があるのだから、責任は自分で持たねばならない。

最強のふたり(2011年製作の映画)

2.5

真にユニバーサルな社会を目指すとき、弊害になるのは偏見、思い込み、卑屈さじゃないだろうか。障がいも個性と捉える世の中になればいいのだが。
個人的にこのジャンルの話に感動することはない。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.2

大人になると親から離れ、同様に子は親から巣立つ。でも家族の形は続いていき、記憶や思い出の積み重ねで人生は成り立っている。家族になることは必然の奇跡だけど日常では忘れる。1年に1度くらい、死者を思い出す>>続きを読む

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.0

愛で戦争やテロが抑止できるなら人間の歴史は違うものになる。憎しみ、恐怖、不寛容のほうが行動する理由になるから争いは連鎖する。アラブの国から見たらこの描かれ方は一方的であって、手放しで礼賛しすぎという疑>>続きを読む

忠臣蔵(1958年製作の映画)

3.0

12月14日に泉岳寺に行くと300年経っても集客できるコンテンツの凄まじさを感じる。この話は3時間でも短いくらいいろんなエピソードがあるし、誰もが知ってる結末に展開するしかないのに見てしまう。

たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

3.5

いい映画ではあるんだけど何かもの足りない。貧しくても全力で家族を愛した父親だったことは間違いない。運や社会のルールもあろうが、人生における幸せの尺度は相対的なものではなく、自分の価値観のみで決まるもの>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

3.3

どちらかと言えば自分には単なる娯楽映画で、生きる、羅生門などと比べて人生に与えられる影響や啓蒙、人間理解はない。敢えて考えるなら命を賭ける価値のある闘いとは何か?くらいかなと。

インセプション(2010年製作の映画)

3.6

夢か現実かとか、時間とか場所の概念ですら、自分が作り出す虚構の世界の中であればどうだっていい。すべて超越したときには「無」の境地に帰結するのではないか。夢を見ているのは誰か?誰でもない、何も実存しない>>続きを読む

藁の楯(2013年製作の映画)

3.5

最後の判決だけが救いではあるが、それぞれ本当に守りたいものは何だったのか、守れなかったとしてもまた立ち上がれるのか、いろいろ考える。しかし守るべきは個人よりも組織に比重を置くべきではない。

カウボーイ&エイリアン(2011年製作の映画)

2.6

タイトル、VSではなくて&の意味は何でしょうか?しかしそんなことより数日すれば内容覚えてない自信あります、くらいに得るものはない。宇宙人に可愛いげのかけらもなく醜い。西部劇の雰囲気、空気感はいいものが>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

3.9

戦争が終わって当時はまだ6~7年くらい。ディアハンター、帰郷、地獄の黙示録などベトナムがテーマのものが出てきた時代。何のための戦争だったのか、人を、国をどう変えたのか、帰還しても安らぐ場所もなく別の敵>>続きを読む

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

3.1

ドキュメンタリーとしては90年代半ばのアンソロジーシリーズのほうが長い分よくできている。個人的にはビートルズはツアーを止めてからのほうが音楽も人としてもおもしろい。リアルタイムで知らなくても、100年>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.2

後味の悪さ、終わった感のなさ、が尾を引く。殺人者はすぐそばにいる普通の人なのであって特別ではない。追憶という言葉はきれいすぎるが、関わった人については一生ついて回る

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

Founderというのは「見つけた人」という意味にもとれる。ビジネスの教訓として見てもおもしろいが、成功の秘訣は粘り強さ、つまりは成功するまでやり続けられるかどうか、にある。ザッカーバーグやジョブズほ>>続きを読む

荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.3

BSでやってたけど吹替が昔のままのすごいメンバーだった。50年代王道西部劇のアンチテーゼとして正義のヒーロー像の再定義をしたのだと思う。やはり音楽と埃っぽいギラギラした感じは色褪せていない。

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.2

帰省中、大阪は布施の映画館で。シネコン全盛の時代に取り残された田舎劇場。
話は複雑になり、音楽も耳に残りにくい。1作目のほうが単純な良さがあったような。

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.6

子供の頃好きだった。今見ても、話わかっててもやっぱりそれなりにおもしろい。1930年代だから冒険活劇の舞台設定になりえるが、現代では世界のどこに行っても厳しいかもしれない。

グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.5

長く生きることは悲しみも増えることを意味する。すべての人の罪を背負うように死ぬ男と彼を助けられず長く生きる罰を科された男。刑務所という世界では生も死も同じグリーンマイル上にあり、本来は人間のコントロー>>続きを読む

レッド・ライト(2012年製作の映画)

1.9

超能力みたいなものはないのかもしれないが、あると信じて生きる道もある。すべて白黒はっきりさせる必要もなく共存すればいい。正直主張したいことがよくわからなかった。

PARKER パーカー(2013年製作の映画)

3.3

この監督のイメージに似つかわしくないけど安心感はある。アクションもいいが、人物を取り上げてほしい

必死剣 鳥刺し(2010年製作の映画)

3.6

江戸時代的サラリーマンの受難と悲劇だと思える。執務風景、同僚と飲み、休日ピクニックなどは現代的でもある。組織に忠実だったがために守るべきものは守られず、すべて失ってしまった。周りを巻き込まない単独行動>>続きを読む

クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

2.5

軽くて安っぽい。彼は何のために戦うのかいまいち理解できなかった。やはり1作目と比べたらラストにかけての盛り上がりがちょっと。。音楽はいいけど。
40年の時間は長いが、なかにはずっと変わらないものもある
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ハングリー・ラビット(2011年製作の映画)

3.0

なんか得体の知れない不気味さだけは残るが、昨日見たのにオチがどうなったかすでに思い出せない感じ。もう少しなんとかできなかったもんだろうか。

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.3

失恋した時に見るといい。
他人のために自分を犠牲にしたり、姑息に振る舞うのではなく、自分に正直であるべきで、そうしないと幸せは来ない。
60年前のコンプラの緩さ、現代では消えた職種なども垣間見える。
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.1

刑務所とか脱獄の映画は昔から名作が多いが、これはドラマ性はほぼなくてドキュメントに近い。このジャンルで3本選ぶとするなら、「ダウンバイロー」ジャックベッケルの「穴」「パピヨン」あたりでしょうか。

フレンチ・コネクション2(1975年製作の映画)

1.4

この続編は必要なかった。前作は不完全燃焼、謎めいて終わったままでよかった。

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

4.3

薄汚い街に夜明けの美しさ、張り込みと追跡の寒さ、あそこまで執拗に刑事を駆り立てるものは何か?善人と悪人、正義と犯罪は対極ではなくいつも隣り合わせに存在する。自分の中で刑事映画ベスト3選ぶなら、ブリット>>続きを読む

48時間(1982年製作の映画)

3.3

久々に見た。面白い映画であることは確かなんだけど、さすがに何度も見てると飽きるらしい。何が起きるか知ってるし。。とはいえ、この時代のウォルターヒルは熱い。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.5

ハーレムシャッフルのイントロ、ピザ屋の店名、メアリー、ベイビーの名前がつく曲、などなど細かいディテールがいいなと、話の中身を通り越して。自分の中ではピーターフランプトンの Baby I love yo>>続きを読む

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

4.2

都会、夜、ジャズ、カフェ、ダイアログ、臆病、偶然、破綻、90分無駄なく60年も前の映画とは思えない。が、現代では成立しない話でもあり。久しぶりに見たけど新しい発見はある。

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.0

所詮他人の人生に関しては傍観者でしかなく、盲目的に勝手に批判すればいいし、感情移入することもないはずだが、カメラはリングの中にあるので引きずりこまれてしまう。
若い時には見えなかったものでも年をとれば
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

1.1

サッチャーという人物の何を伝えたいのか、生きた時代をどう切り取るのか、さっぱりわからなかった。内面の苦悩もよくわからず、認知症老人の日常と回想にしか思えなかった。

オデッセイ(2015年製作の映画)

2.5

話が予定調和的に進んで終わる。オデッセイとは長期の放浪とか冒険のことだが、これも何か違う。火星の距離感があまり伝わらずヨルダンの砂漠と思ってしまう。諦めないと道は開けるということか。