ききさんの映画レビュー・感想・評価

きき

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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

4.2

荒陵とした草原に一本道がどこまで続く、アイダホの大地で彼は眠る。ストリートでしか生きられず、その日をやり過ごすように生きているマイクと、彼と同じような生活をしながらも帰る場所と堅実な将来が用意されてい>>続きを読む

アポロ13(1995年製作の映画)

4.3

地球から一番近い星。でも親指で隠れてしまうくらいに遠い星。あんな遠い場所に人が立ったなんて、今考えてもそわそわします。アポロ13号に降りかかる度重なる不運。宇宙空間で冷静に対応するクルー達と、それを支>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

そんなに面白いの?と疑心暗鬼で行ったら本当に面白かった!やってほしいことを全部やってくれるし、そして笑ったあとすぐ爽やかに泣ける。王道なのにスパイスたっぷり、だけど清々しい、ありそうでなかった稀有な映>>続きを読む

インポッシブル(2012年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

想像を絶するほどの恐怖、悲痛な叫び。逃げ場のない恐ろしさに震えは止まらず、「あの日」、そこにいた人達のことを思うと涙が止まらなかった。見つからない命、失われたもの。その混乱と不安の中で起こった、助かっ>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.9

地球は同じ瞬間に違う時間を刻んでいる。当たり前だけど違う地点のことを考えるといつも心がぞわぞわする。タクシーという空間で一瞬だけ交差する人々。どうしようもない人達ばかりですが、好きです。海外で夜にタク>>続きを読む

ビル・カニンガム&ニューヨーク(2010年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

NY、ファッション・ウィーク、メゾン、社交界。超庶民な私には気後れするほどフロント・ロウなキーワードばかりですが、ある人の言っていた通り、不安な人にこそ観てほしい、とても素晴らしい映画でした。ビル・カ>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

バズ・ラーマンによる「ギャツビー」、やっぱり豪華絢爛、派手です…笑。狂乱の時代、ジャズ・エイジを生きた彼の滑稽なまでの純真さ、哀れなほどに過去に囚われる姿をレオが好演。最後に"great"と書き加えら>>続きを読む

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.4

CrazyでStupidで、だけど愛すべき人たちのラブストーリー。自信をつけたキャルの登場シーンや保護者面談のところetc、ほとんどコントです笑 Photoshopの件は真似したい!

フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

3.4

ユアンのcrazy kitten smile♡♡笑 バカでサイテー(特に最後の嘘!)ですけど、恋って、大切な人に出会うことって、素直に素晴らしいと思います。ほんっとクレイジーですけどね♡笑

奇跡(2011年製作の映画)

4.0

あったかくて、ぎゅっとしたくなる。その瞬間じゃないと気が付かないことを沢山積み重ねて、人は大人になってゆく。是枝さんの手ざわりを感じさせる映像がすきです。

メリエスの素晴らしき映画魔術(2011年製作の映画)

4.0

まさに魔術師!生み出したトリックを作品に昇華させる彼のクリエイティビティに感服。メリエス自身がすごく楽しんで作ってたのが伝わってくる。リストアされたカラー版はAirの音楽も相まってより摩訶不思議。月っ>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.0

ドヌーヴ様が花のように美しい。切ないけれど好きすぎて何度も観てしまう。

プルートで朝食を(2005年製作の映画)

3.4

キトゥンが可愛い!何も知らずに観たけど、紛争も話に絡んで結構波乱万丈だった。どんなときも気丈にたくましく生きる彼女に憧れます。

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.6

ブロークバックの情景が美しく、一層その後の悲しみが胸に突き刺さる。ラストシーン、イニスの表情、台詞。忘れられない。

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.1

なんかジム・キャリーがお花畑で頭おかしくなったのかと思って避けてたけど、胡散臭いのは最初だけw で、やっぱり面白かった!こういう風に、人生を楽しみたいな。

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.0

14歳夏。観たときの気分は忘れられない。息苦しさは小説を遥かに超えて辛すぎて多分もう観れないけど、だからこそあの時観て良かった。月の光、アラベスク。田園風景にドビュッシーが美しく響く。

ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.3

法律で人種が「分離」されていた時代を過度に悲壮的にせず時にコミカルに描いた映画。「敵」の子どもを愛せる彼女たちはすごい。私自身も本当の愛を与えられる人でありたい。

ブロークン・イングリッシュ(2007年製作の映画)

3.4

特別じゃない、どこにでもいる女性が異国の男性と恋に落ちたら。大人だからこそ躊躇してしまう…話としてはよくある感じですが、等身大なところが好き。ジュリアンが愛に積極的なのだけど嫌みがなくて可愛い!

しゃべれども しゃべれども(2007年製作の映画)

3.3

コミュニケーション力って言われ出して何年経ったろう。人は完璧じゃない。不器用ながらも伝えようともがく姿が私は好きだ。原作が好きで観たけれど、落語のシーンには思わず息をのんだ。

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

4.8

繊細で静かな人生賛歌。「うまくいかないと思っているから、うまくいかないようにしてしまう」。人は臆病で不器用なもの。過ちを繰り返しながらも、相手を思いやり、自分の手で人生をやり直そうとする姿からは希望の>>続きを読む

プラハ!(2001年製作の映画)

3.4

ポップでキッシュなミュージカル演出が小洒落てて可愛い!女の子が恋愛に憧れるのは社会主義でも変わらない。そんな女の子だけど、夢を見るだけじゃない、地に足がついてるところが現実的で共感できると同時に切なか>>続きを読む

天然コケッコー(2007年製作の映画)

4.3

そよちゃんの、田舎育ちっぽい垢抜けなさがとても可愛い。四季の美しさと、レイ・ハラカミの音楽。少女だった昔を愛しむような、こそばゆくて、あたたかい気持ちになる、素敵な映画です。

かいじゅうたちのいるところ(2009年製作の映画)

3.1

音楽が可愛い!最後、かいじゅうたちが寂しそうで切ない。

あるスキャンダルの覚え書き(2006年製作の映画)

3.8

人への所有欲は怖い。ケイトの魔力を感じさせるまでの美しさ!デンチの時折見せる少女のような微笑み。大女優はすごい。

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.4

ジョン・トラヴォルタ目当てで♡笑 ポップで楽しいエンタメ作品。軽やかなコメディなんだけど、社会問題も取り上げることで観賞後は心地よい充実感。思わず踊りたくなる、そんな映画。

グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

4.4

ベルリンの壁が崩壊され、東西ドイツが統合されようとする時代。息子が反体制デモに参加したショックで倒れた母親が奇跡的に目を覚ました!彼女にショックを与えないように未だ東ドイツが存続してるように見せかける>>続きを読む

8人の女たち(2002年製作の映画)

4.1

チープなサスペンス感がたまらない。フランスを代表する女優陣だけあって、8人のキャラがそれぞれ立っていて全く飽きなかった。

リトル・ブッダ(1993年製作の映画)

3.4

チベット仏教の神秘的な雰囲気に引き込まれる。いかにも西洋人が撮った東洋の神秘という映像で、ブータンやネパール好きは楽しめると思う。あと、キアヌだと気付いたときは驚いた。笑

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

4.0

パッケージの通り、青がとても美しい映画。いつもながらソフィア・コッポラ作品特有の淡い水彩画のような色使いに魅了される。スターでありながら虚無感を抱える父親と、大人びているようでまだ少女である娘が一緒に>>続きを読む

ペネロピ(2006年製作の映画)

4.6

童話のように可愛らしいけど、心の持ちようの大切さを教えてくれる素敵なお話。臆病な女の子が自分を受け入れてより魅力的になるストーリーに、とても勇気づけられる。

シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

4.2

知性派、物静かというホームズのイメージを覆す迫力たっぷりのアクションムービー。ケンカしたり拗ねたりするおじさん2人が可愛い。

マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.5

ノラ・ジョーンズの歌のように、夜更けに似合う映画。ネオンに照らされる夜の人々やジュード・ロウのカフェの雰囲気が程よくおしゃれで心地よい。

トゥー・ウィークス・ノーティス(2002年製作の映画)

4.2

これぞラブコメ!という王道作品。主演の二人の掛け合いが楽しい。

Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)

3.8

鏡の中のシュールレアルな世界に引き込まれる。リリーの現実離れしたドーリーフェイスが作品に合っていた。ラスト、バンクーバーの図書館のシーンが好き。

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