ヒカルさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ヒカル

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フレンチ・ブラッド(2014年製作の映画)

4.0

中盤でサッカーの試合を見て歓喜する姿が全て。愛国心は押し付けるものでは無く共有するものであり、そこに人種の壁は無い。ネトウヨの人達もこれ見て少し考えた方がいいよ。

神々のたそがれ(2013年製作の映画)

4.5

ストーリーを極限まで削ぎ落とし、細部のディティールに神経質なまでにこだわった先に辿り着くのは、およそ3時間に及ぶ野蛮と汚濁の世界である。故に話の流れが掴みづらいところもあるが、片時も画面を覆う人間の醜>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

4.0

試写で鑑賞。トッドヘインズはずっと好きな監督だったけど、スクリーンで観たのは初めて。
やっぱりゲイの作った映画にハズレは無いね。文句の無い傑作だった。
単純に見れば普通のメロドラマだけど、画面の色彩を
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IZO 以蔵(2004年製作の映画)

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いやーすごい。つまりこれ三池版『マトリックス』なのだが、『マトリックス』が観客に伝わり安くする為に守っていたギリギリのラインを平然と越えてしまっている。
その結果の低評価なのだろうが、難解とかそういう
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ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年製作の映画)

4.0

実は前から人に勧められていて、さらに映画監督の三宅隆太監督も2015年のベストに選んでいて、大晦日に鑑賞。
これは素晴らしいメタホラーの傑作。
2015年のベストに即ランクイン。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

4.5

JJエイブラムス監督へ。今まで散々悪口いってすみませんでした!!
しかし、SWの新作が自分の最高傑作になるってすげぇ幸運なフィルモグラフィだ。

群盗(2014年製作の映画)

3.8

西部劇と集団抗争時代劇をここまで真っ当にやってくれるのは嬉しい。
全体のトーンを重苦しくし過ぎず、勧善懲悪の娯楽作に振り切っているのも好ましい。
ただ、やっぱり日本でもこういうのを作ってほしいなぁ…

デッドゾーン(1983年製作の映画)

-

『デッドゾーン』を一言で説明すると「冷たい」というのが個人的には一番しっくりくる。
ジョニー・スミスが五年間の昏睡から目覚めると、世界から自分の居場所は無くなっていた。自分にとってはつい前日の事だが、
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

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『ファイトクラブ』を未だに男同士が殴り合いを通して自分探しをする話だとトンチンカンな事を思っている人もいるらしいですが、そんなもんがカルト映画になるわけがない。
この映画は20世紀末そして21世紀の現
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

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フィリップ・シーモア・ホフマンがトム・クルーズを蹴り上げるという、映画史に残る下克上を見るだけでも十分に価値がある。
中盤の誘拐シーンのチームプレイも楽しい。
ただ、明かされる真相の、言ってしまえばシ
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

4.2

したまちコメデイ映画祭の映画秘宝まつりで鑑賞。大勢の観客全員で、大爆笑しながら観れたのが良かった。
内容も素晴らしく、まさしく抱腹絶倒。 やはり、土人だろうが何だろうが、子供はウンコが好きってこと。
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食人族(1981年製作の映画)

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『食人族』がお行儀の良い映画ファンからまともな評価を受けることは未来永劫無いし、国民的な映画になることも絶対にあり得ないと言い切れる。
それでも尚、『食人族』が映画史上に残る大傑作であることは間違いな
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コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

4.8

無情な現実はロビン・ライトから全てを奪っていく。
だが彼女のある決意により、極端なまでに効率化したテクノロジーはたった一組の母子の再会のために奉仕していく。
紛い物だらけのこんな世の中で、唯一真実だと
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

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これについて話そうとすると「トムは良いよね!!」「トムはカッコいいね!!」「やっぱトムは背が低いね!!」「変装しても背の小ささでバレないの?」とか、良くも悪くもトムの話にしかならない。何故かって、これ>>続きを読む

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

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久々に見返すと、やっぱり面白い。
特に、前半の霧立ち込める夜のプラハの場面は何度観てもカッコいい。
少し物足りない感じはあるけど、作品単体として考えれば申し分無いクオリティでは。

スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

4.0

ビキニのちゃんねぇが腰フラつかせてたり、ピンクのマスク被って銃とかブッ放してたらいいなぁ~とか思ってる監督の頭の中を映像化したのが『スプリング・ブレイカーズ』。
監督の脳内にある理想の世界なのだから辻
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

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永遠の中二映画。未だにオールタイムランキングに上位にランクインしているのを見ると、やっぱり映画は中二が支えているんだなぁと実感する。

レオンはカッコいいし、悪役のゲイリー・オールドマンも色気ムンムン
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.0

見事な恐竜歌舞伎。迫力あるキリッ!!とした目でスクリーンに睨みを効かす恐竜達は文字通り千両役者。
隈取り塗ったインドミナス・レクスの悪漢っぷり、クリス・プラットに率いられるラプトル、そして待っていまし
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

映画とは「Action!!」で始まるのに象徴されるように、スクリーンに映る全ては言葉ではなくてアクション、つまり役者たちの身体で表現されなければならない。
故に『マッドマックス 怒りのデスロード』は史
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A.I.(2001年製作の映画)

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元々はキューブリックが監督するはずだったが、『アイズ・ワイド・シャット』を遺作にこの世を去ってしまい監督権がスピルバーグへと託され撮られた本作。
キューブリックの真骨頂は完璧主義な演出ではなく、誰にも
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殺し屋1(2001年製作の映画)

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一応R18(十八歳未満鑑賞不可)にはなってはいるが、それ以上のレーティングが存在しないからそうしたのであり、もし「発禁」のカテゴリーがあれば間違いなくそこに送りこまれていただろう。
ある日、新宿の大物
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回路(2000年製作の映画)

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人と人とは決してわかりあえはしない。結局、最期は孤独に一人で死んでいく。そんな当たり前の事を解らない輩が最近多くて困る。
重要なのは、その真実を理解した上でどのように生きていくかだ。たとえ人間はこの世
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

2.7

確かに映像は素晴らしいしそこは目を見張るものがあるが、アート映画にかぶれた映画サークル先輩のブロックバスター大作に対する愚痴を延々聞かされた感じがした。
そのジャンルに対して何をどう思おうが他人の勝手
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テキサス・チェーンソー ビギニング(2006年製作の映画)

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『テキサスチェーンソー・ビギニング』は本当に感動的な映画だと思う。それは最初から最後まで低俗さと野蛮さを貫いてるからだ。人間性を嘲笑う凶悪なギャグ、我らがレザーフェイスの大暴れ、チャンネーのお色気描写>>続きを読む

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.8

佐村河内事件と高椅ジョージ三船美佳夫妻離婚騒動を足して2で割った様な話で、揉め事大好き人間の自分は最高に楽しめました。
ラストの法廷シーンはクリストフ・ヴァルツの口八丁手八丁っぷりが炸裂の独演会状態。
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.5

打ちのめされました…84歳でここまで「巨大な映画」を撮れるというのと、その前では僕の様な無教養なアホガキはただ呆然とするしかないって事を思い知らされた…。

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