カノッサさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

カノッサ

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SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)

3.2

この映画は何かのリメイクなのか?そう思うほどストーリーが古臭い。
いまどき未確認生命体に大切な人がさらわれて「あそこにモンスターのアジトがある助けに行こう」なんて展開ありえない!(エイリアン2以来)
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

4.0

監督はデヴィッド・ボウイの息子
「月に囚われた男」に続き個人的には大好きな映画、とくにタイムループものとしては出だしが素晴らしい。
この映画の宣伝文句が「警告──このラスト、映画通ほどダマされる。」と
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.0

監督はあのデヴィッド・ボウイの息子
ストーリーも設定も何もかも古く30年前の映画を観ている感じだが、それが狙いで、古典SF映画を意識しています。
テンポが良く古い映画だけではない面白さが感じられる好き
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.6

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
これが原題の映画ならばレプリカントはアンドロイドと勘違いしていたのは私だけではないと思う。
それが今回生殖機能が中心の物語になっている
そうなると自我を持つアン
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.9

地球という小さな箱で考えると一番知能があるのは人間なので、知能が高い宇宙人をイメージすると人型になる
だからあえて今回の異星人はタコ型なんだろう、一目で「コンタクトが難しそう」と理解できる。
人間には
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

オリジナル「MADMAX」を1作目から劇場で観に行っているオジさんとしては今回の作品が3作目の続きではなく2作目のリメイク、いやリブートであることが嬉しい。
あのインターセプターが出てくるからだ。
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

興行的に「謎解き」をキーワードにして映画を与えているから、この映画にどんでん返しを期待して「オチが途中で分かったから」という理由で評価が下がる人が多いのが残念でならない。
多くの人が見破った「テディが
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オブリビオン(2013年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

2077年という時代設定に対してトム様の扱う機器、巨大海水プラントなどあまりにも現代科学の水準を超えていると思える時点で宇宙人側の人間であるというのは容易に想像できたがクローンとまでは読めなかった、と>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.0

年齢を重ねていくと女性に限らず老いを嫌い若さを求めるものだが、大切な人と同じ時間を過ごし同じ年齢を重ねていくことに人生の楽しみがあることを教わった。

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.2

古典的なSF調で「スペース・サタン」など過去のいくつかのSFを思い出させる作品ですが、個人的に感銘を受けたのが世界観です
ストーリーは近未来の「チューリングテスト」。
本来「人間と思わせる」技術はAI
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.8

人間関係が上手く構築出来ないオタクエンジニアが彼女にふられた。
おそらく彼自身は自分の社交性の欠如には気が付いていた。
すなわちソーシャル(社会的な)人間関係はどのようにして成しえるのか、他人は何を欲
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.4

フレディの遺産はほぼメアリーに渡ったらしい(およそ50億円)
そのことを映画の後で知って「あぁよかったね」と心から思う自分が、この映画を高く評価する理由かな。
見て良かった映画じゃなくて、見なかったら
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

大好きなラジオ番組でこの映画を紹介されてから観に行こうと決めていたのに、周りからは(まだ観てないの?と言わんばかりに)「観た方がいいよ」とドヤ顔されて正直見る前から少し嫌いになっていた。
「嫌い」とい
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.0

どこぞの質問板で「今作のアベンジャーズを観るには、何を見ておいた方がいいですか?」が100万件くらいあがっていて、
心の中で「X-MEN以外全部だよ!」と答えていた私。
なにを隠そう前作でアベンジャー
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

地球という大きなコンピューターが何かの原因でクラッシュしてダウン、ただちにバックアップから
11分という間を使って何事もなかったように復旧に成功。
と思えたが、いくつかのデータが損傷して完全復旧とはい
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.4

ブルース・ウェインがバットマンになって2年くらいの設定というのが素敵。
クラブにも正面玄関から入るし、意外に悪人にボコボコやられる。
私にとって見どころのバットマンカーが秀逸、空飛んだりバイクになった
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.9

1作目はまぁ「ホラー」というジャンルでもいいかな、と思いますが
この2作目はホラー要素はほとんどなく、どちらかというとSF、いやコメディかな。
てっきり1作目で「バタフライエフェクト」や「恋はデジャヴ
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.8

予告編でおおよそのストーリーを理解できるが、やはり「犯人は?」的なところは最後まで引っ張る系
とにかくループという一発アイディアにふりまわされて設定がおかしすぎるし、伏線のようなものも回収されていない
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.8

「僕のエリ」では雪の音を感じた、この映画では森の空気を感じることができた
そんなにスエーデン映画を見ている訳ではないのに、ついカッコいいこと言ってこの映画の良さを語りたくなるほど、この2作品は見るべき
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.5

「プロメテウス」から続くこのシリーズは「創造」がテーマ。
そして「エイリアン」シリーズの軸となるのは「ウェイランド社」であり、それに仕えるアンドロイドなのだろう。
デヴィットはピーター・ウェイランドに
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プロメテウス(2012年製作の映画)

4.2

個人的にはピーター・ウェイランド社長の「創造者なら自分の老いをどうにかできる」という目的がすばらしい。
ウェイランド社がアンドロイドを作ったのもおそらく不死や永遠の命をテーマとしているに違いない、その
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

どこまでが「バードマン」(幻想)なのか。
語りかけてくるバードマンと宙に浮き物を動かすのは幻想だ、それは理解できる。私は前妻も幻想だとしか思えない、都合の良い時に楽屋に来て慰めてくれるからだ。
サム(
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.2

原題の「Let The Right One In」(正しき人を入らしむ)は「ヴァンパイアは招かれない限り、その家には入ることができない」という故事に由来するということらしい。
エリは何百年も生き続ける
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.5

原題の「Groundhog day」はアメリカ・カナダで2月2日に行われるイベントのこと、毎年この日にテレビで上映され(カナダでは)知名度はある映画なのですが、日本に帰って邦題のあまりの酷さにビックリ>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

ノーラン監督は「もう一度観ないと分からない」映画をよく作る
「ユージュアル・サスペクツ」や「シックスセンス」のように「気づき」によりもう一度観たくなる映画なら「善」であるが、分からないからもう一度観る
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー作品賞に選ばれたことで劇場に観に行きました。
フランス映画「エール!」のリメイク、ということだが、今回のアカデミー賞でのリメイクは「ウエスト・サイド・ストーリー」もノミネートされていて、リメ
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