ズルズルさんの映画レビュー・感想・評価

ズルズル

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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

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今年も無事にこの日を迎えられてなにより、大好きな函館の街並みが見られるだけでもオールオッケーとしておく

風呂場のピンポン玉さながらにサッカーボールが暴れるシーンが一番おもしろかった

希望のかなた(2017年製作の映画)

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えーめっちゃ良かった‥

あくまで淡々と描くことで、彼らの置かれている境遇の苦しさ、押し付けがましくない愛情や優しさ、ユーモアが浮き上がってくる
こんな風に誰かに手を差し伸べたり、自分自身を信じられた
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

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本当のバレーの臨場感と、アニメでしか描けない迫力が相まって、試合シーンはずっと鳥肌だった〜 みんなが本気でハイキュー(キャラクター、監督、声優、その他携わっている全ての方々)やってんなって感じた みん>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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恋人や友達とはまた違う関係で、寄り添い向き合うことの関係に名前とかいらないのね

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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大陸横断、空ではなく海を旅するのがグッド

冒頭のモノクロ魚眼レンズによる歪さと夢見BGMにクラクラした、あの手のBGMにはわたしの映画愛が詰まっていてそれだけ幸せ

ベラを連れ去ろうとする二人の男は
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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現代映画でこの雰囲気を味わうことができるなんて、という驚きが最初にある それは古い映画から得るものだと思っていたけどそうじゃないんだ
ラジオから流れるニュースにハッとして、戦争もこの映画もまさに今なん
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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世の中はそのままに、自分だけが変わっていきたい

役所広司が怒鳴ったり殴ったり事故したりするのでは、とビクビクするのは100%私が悪い たぶんこれが映画納め

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

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正直全く期待せずに挑んだけど想像以上によかった 安っぽさより何より一生夜が深いところが好きだった、朝日はいならいし一生忘年会でええねん

劇場版 優しいスピッツ a secret session in Obihiro(2023年製作の映画)

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光の経過が最高

これが映画であれば、一日の一番良い時間を切って貼っての魔法が通用するんだけど、一曲ごとに確実に時間が経ち、景色が変わっていくのがとても良かった 野外ライブでもいつも思うこと

スピッ
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.5

冒頭からの不穏かつ支離滅裂な雰囲気と、うっとりするような夢見BGMにより気が狂うかと思った だってもう無茶苦茶じゃない?

バギーがちいさな嘘をつくたびにヒヤヒヤして苦しいんだけど、どうかその笑顔が守
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浮雲(1955年製作の映画)

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特に好きな人物がいなかったなってのが本音なんだけど、宗教で荒稼ぎする高峰秀子はよかった
「わたしやっぱり死ぬの辞めたわ」って何度でも言っていいので強かに生きるが勝ち 戦前戦後を背負っている人にしかわか
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キャロル・キング ホーム・アゲイン ライブ・イン・セントラルパーク(2023年製作の映画)

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1973って50年前なんですか‥そうですか‥‥

このセントラルパークでのパフォーマンスが、誰かにとってのスペシャルな音楽体験であることは間違いない と思えてよかった(わたしにもそんな音楽体験があるわ
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

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90分の映画は!最高だ!!

何かしらの創作が舞台で、特にその作品や作者が天才的で観客を魅了することが主軸である場合は、具体的にどんな作品でどんだけ素晴らしいのかは曖昧なことが多いけど、劇中の作品にも
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くるりのえいが(2023年製作の映画)

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当たり前なんだけど、演奏とか歌とか、歌詞とか音楽とか全部 人柄やらなんやら滲み出てしまうんですね 昔よりもそれがよくわかる気がする

なぜだか岸田繁と同世代の人々の青春時代について思い巡らせ、わたしが
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ファッションが教えてくれること(2009年製作の映画)

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わたしにとってはグレイスの映画だった

アナ・ウィンターに彼女は天才だとさえ言わしめておきながら、あくまで自分はVOGUEの一部に過ぎないことを理解していて、決して立ち位置を見失わない それでいて圧倒
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PASSION(2008年製作の映画)

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濱口竜介にとってはこれがPASSIONなのね
 
真実しか言わないゲームを始めたところはかなりウケたけど、それではわたしは一体何割本音で生きている?と自問自答して少し苦しくなった
恐らくはほとんどが本
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

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大好きな秋があった

最近なんとなく子供の頃のことを思い出すことが増えた気がするので、自分の幼少期を振り返っているようだった 子どもたちの言葉は妙に大人びているのに不思議と違和感がない
「わたしが悲し
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次の朝は他人(2011年製作の映画)

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滑稽で可笑しいシーンの連続かな、魔法はかからないけどそれもまた良し
監督(劇中の)のキモさと映画の良さが比例するホン・サンス

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

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長い時間をかけてすれ違い続ける映画が大好き

とにかく二人が走ってるシーンがよくて、しかもそれぞれの走り方も可笑しくてグッときた たまにやって来る 今すぐ走りたいのわたし!の気持ちに負けないように、い
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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途中ウトウトしちゃったけど終盤セットの中での会話が良かった 理解できなくて演じることが苦しいっていうの、人間の素直な気持ちでとても良いなと思った 

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

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恋愛時代と言われると、まぁトレンディな世界だしそうですかと 独立時代と言われると、とたんに腑に落ちるわけです 情と時代の変化の間で揺れ動く人たち

チチは愛嬌があって情の象徴だと言うけど、薄暗い映像の
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

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歩き方やそれぞれの部屋の灯りを消す仕草など、すべてに迷いがなくて潔ささえ感じる だからこそ鍋を抱えて右往左往するシーンは本当に不安になる
コーヒーにミルクを注ぐ、それを捨てる、ミルクを飲む、捨てる、コ
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トルテュ島の遭難者たち 4Kレストア(1976年製作の映画)

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フランス流バカンスに憧れ続けるわたしたちにバカンスなんてなんでもいいじゃんね〜とピースしてくれる映画 

湿度ゼロな空気が好きだけど、夜明け前だけが異様だった これもまた青い時間ですか

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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冒頭、窓越しに眞人の顔を見た瞬間に、この眼差しの強さはジブリの主人公だねって安心した
といいつつ体力の限界だったかかなりウトウトしてしまったよ‥🥲

眞人が駆け抜けるシーンと夜の深さがとても良かった、
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

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海外のホラーやスリラー系を見るのに宗教観がないと理解が及ばないのはもうわかっているよ〜〜〜 

さかなのこ(2022年製作の映画)

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のんちゃんの瞳の輝き、宇宙みたい
離れ離れになってしまった兄とか、一人で暮らし始めたこととか、描かれなかった部分に勝手に思い巡らせ悲しくなってしまった 映画は見る者に委ねられるのか
それでも映像と港町
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小説家の映画(2022年製作の映画)

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毎年新しい映画を撮ってくれてありがとう。同じようなキャスト、気まずい会話の数々、謎の二度見ズーム、鬱陶しい映画監督、誰もいない劇場 いつも同じで新しい映画たち
ホン・サンスが撮る白黒映画とキム・ミニを
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.5

圧巻、感無量、劇場で見て本当に心から良かった エンドロールで遂に涙が出たよ

時代に翻弄されること、止めどない変化を受け入れ続けること、一体どれだけ孤独なのか、国が滅びるとはどういうことなのか 正直理
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

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前知識なしだったのでミカエルアース作品なことすら知らなかったけど、やっぱりこの人の映画は肌触りが良すぎる毛布みたいで少しイヤなんだけどそれでも心惹かれるものは確かにある

予期せず映画「満月の夜」が出
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.5

20230514再鑑賞 美しい鰭パート2 「待たせるの好きよね、新一くん」これだけでわたしたちはダメダメなんだ

もう本当に最高だった、ミステリー性はあまりないにしても哀ちゃん好きコナンオタクとしてこ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

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北アイルランドの歴史を知らなかったので前半部分は乗り切れなかったけど、クリスマスまでの決断からはグッと入り込めた(仮にその歴史を知っていたとしても、残念ながらそれはあくまで知識だと思う いろんなことを>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

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前作のオチが好きすぎるので一体どんな前日譚を?ともはや疑問に思ってたけど、今回はドキドキサイコB級バトル映画に振り切ってて最高だった 
それでええねん、すべてを燃やし尽くせばええねん、という感想 

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

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毎朝 日常という劇場の幕が上がる
演目は いつも同じ 
スターはパン ミルク 金物 肉 白いシーツ
規則正しさ 短い髪 アコーディオンの音色

この言葉が好きでここだけ見返してメモ

ドキュメンタリー
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雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

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子供たちの演技がみんな輝いていただけに、ハンドカメラの映像はうーんて感じだった 臨場感とか生活感とかただの長回しだけじゃなくて、映画にはキマリきった構図を求めているので

あと、あんなにボコボコに殴ら
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春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

4.0

なんで劇場で見られなかったんだろう、いくつかある絵巻のように流れる長回しや山河の映像にもっと没入したかった

昔出会った中国人の女性が言った“中国には海はないけど河がある”の言葉が未だに印象的で、この
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ユンヒへ(2019年製作の映画)

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ずっと見たかったけどチャンスを逃し続けた作品で、冬の寒さが後押しして今日やっと観ることができた つい最近小樽を訪れたこともあって、あの寒い中で涙を堪えるとどれだけ鼻の奥がツーンとするのかまでを感じてし>>続きを読む

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