漆黒堂本舗さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映像、脚本、アクション、すべてにおいてこちらの斜め上を攻めてくる感じがたまらない作品。
偶然と思われた養父との出会いさえ、8歳の子供が生きるために用意したシナリオのひとつに過ぎなかったとは。
あの涙も
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.3

鉄分補給には丁度良かった。
夜遅いので静かに観るつもりだったが所々やっぱり声出たわwww
いやぁ~お疲れ(`・ω・´)ゞ

ホント容赦なくエグかった。スプラッタ苦手な人と痛いの苦手な人は絶対に観ちゃ駄
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

2.4

3.11でズタボロにされた我が故郷が舞台の作品。
でも、震災も津波も必要なかったんじゃない?
復興義援金受給に絡む詐欺や役所の怠慢な対応あたりがテーマならともかく、生活保護を受けたくても受けられない人
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

「僕は正しく傷付くべきだったんだ」
この言葉にグッときた。
正しく傷付けば振り払って前に進めるものを、自分を憐れむ程度にしか傷付かないからいつまでも囚われて後を引く。
他人を傷付ける方法ならいくらでも
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

なんか凄いの観たなぁ〜。
わけわからんくて頭ん中ウニになってる。
よくもまあこんな難解な内容を映像化しようとしたものです。
ストーリーに触れるとネタバレしちゃうからどんな話かは観てくださいね。

全体
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スマイル(2022年製作の映画)

2.5

呪いの連鎖とか伝染する呪いとか、おそろしく『リング』をリスペクトした作品に思えた。
インパクトがあったのは最初の女の子ローラのエピソードだけだし、ミステリー色やサスペンス色がない単純ホラーとしては期待
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

殺人鬼の魂が乗り移った遊園地の機械人形相手に、ひとっ言も喋らないニコラス・ケイジが無双する映画。
ただそれだけ。
それ以上でもそれ以下でもない。
ジョン・ウィックの如く、ただひたすら敵(人形)をぶちの
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透明人間(2019年製作の映画)

3.6

面白かったー!
ホラーというよりサスペンス。
だけど、ちゃんと怖い。途中で何度か叫んじゃったよ。ペンキのシーンとか。
私の中で透明人間と言ったらケビン・ベーコンの『インビジブル』なんだけど、別物を別腹
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YUMMY ヤミー(2019年製作の映画)

3.0

美容整形外科が舞台のベルギー製ゾンビ映画。
ゾンビの見せ方が思ったより巧くて、グロさはグチャグチャヌチャヌチャいい感じ。
スプラッタ苦手な人は見ない方がいい程度に血肉が飛び散ります。
使えない男の代名
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.7

よく判らない緊張感が最後まで持続するサスペンススリラーでホラー味は薄め。
『外には恐怖、中には狂気』
まさにその通りのシチュエーションドラマだった。
森の中の閉ざされた一軒家。
死に至るウイルスや生き
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.5

なぜだろう…イギリスのゾンビものはどれも笑える。
ましてや、ゾンビの有効活用など思い付かなかった(笑)

骸 -MUKURO-(2015年製作の映画)

2.9

一話30分ほどでサクッと観られるオムニバス形式のシチュエーション・強ゴア・グチャグチャスプラッタ作品が2話だけ配信(本当は3話らしいのだが)。
無数の蛆虫が涌いた暗い汚部屋。横たわる女は孤独死した死体
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世紀末恐怖劇場 金曜日のレストラン(2000年製作の映画)

1.0

クリアで美しいハイビジョン映像に慣れた目に、この荒い画質は痛過ぎてツラ過ぎた。何度もダビング重ねた海賊版くらい酷かった。う〜〜〜目がショボい。
ストーリーには奥行きもなく、ただダラダラと汚い食事シーン
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フリーキッチン(2013年製作の映画)

3.1

お風呂場で鼻歌まじりに解体するママ。
財布を落としてカモを釣るママ。
この二人の攻防戦が面白かった。ジョジョで言うところの「スタンド使い同士は惹かれ合う」みたいなwww
そういう意味で、ミツオ君達が惹
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カルマカルト(2021年製作の映画)

3.5

期待しない。
ハードルは低く設定。
細かいことなど気にしない。
ジャパニーズホラーを楽しむためのマイルールです。
で、それを前提に観てみたら、ホラー作品ではなかったけれどひとコワ系の良品でした。
『お
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ディープ・インパクト(1998年製作の映画)

3.5

アルマゲドンにしろ本作にしろ、美味しいところを持っていくのは間違いなく老兵ですなぁ。フィッシュさん、カッコ良かった。

生き残る権利を棄てたり貰ったり、なんか小さい世界でソレが行なわれていてあまり好き
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スプリット(2017年製作の映画)

2.5

鑑賞2回目。数年の時を隔てたら理解できるかと思ったけどww
マカヴォイさんの怪演だけでお腹いっぱいになるから、JK誘拐の動機とか脱出劇とかどうでもよくなる。
つまり、JKはビースト用の餌だったってこと
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ヴィレッジ(2004年製作の映画)

3.0

掟や慣習で縛られ、外界から閉ざされてることも知らず、悪戯に「外は怖いよ、魔物が出るよ、取って食われるよ」と洗脳されて暮らすのって幸せなのかなと思ってしまった作品。目覚めることもなく永遠の夢の中で朽ちて>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.0

2日目から始まるパンデミック。1日目を観なくちゃ終われないwwwので淡々と進むストーリーを静かに鑑賞。
十年も前の作品なのに、まるでコロナ禍を予言していたような内容でビックリ。
ワクチンが行き渡りつつ
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The FEAST/ザ・フィースト(2005年製作の映画)

3.0

大御所が名を連ねてなに作ってんだかと思うけど、私はこういうの好き〜♥
荒野のバーに居合わせた子供を含む客達が、凶暴なモンスターに次々襲われ殺されていくお話。
もともと仲間でも友人でもなくお酒を飲みに来
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太陽は動かない(2020年製作の映画)

2.5

これはドラマ観てないと面白さ半減なヤツですね。エンドロールのちっちゃな映像で多部未華子さんや吉田鋼太郎さんとかが見えたんだけど、あっちがTV版かしら?
まあ、そこまで本気で観たいかと言ったらそうでもな
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カリフォルニア・ダウン(2015年製作の映画)

2.6

冒頭数分のレスキュー劇を観ただけで、ご都合主義のつまらないヤツだなと推測。だって、あんな状況の車の直近にヘリをホバーさせたら、救助どころか風圧で突き落としにかかっているとしか思えない。この時点で観るの>>続きを読む

コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.6

え?チャズ君てば…エンドロール放っておいてよかった〜www
大好きなダークファンタジー系。
面白いから、まだの人は是非観てね❤
天使やら悪魔やらとの死闘の果てに、自己犠牲によって自死の罪を帳消しにされ
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RED/レッド(2010年製作の映画)

3.8

メチャ面白いのに観たこと忘れて2度目ましてでした。
いわゆる娯楽大作なので、細かいことは気にせずに素直に大笑いしながら楽しめばよい作品。
教訓は「寝た子を起こすな」かなwww

スペル(2009年製作の映画)

3.5

ダイエットに成功し、金持ちっぽい優しい彼氏がいて、出世も間近なリア充女が顧客に逆恨みされて呪いをかけられとんでもない目に遭うお話。
呪いが進むほどなぜだか笑えてくるのは、やっぱアレかね…リア充爆発しろ
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ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

4.5

これは大当たりなゾンビ映画…いや、ラブコメかな?
因みに、好きすぎて複数回視聴です。
のろくて顔色の悪い猫背のゾンビが人間の女性に恋したことで、終わりかけてた世界が変わっていくお話し。
泣き笑いしなが
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クライモリ/間違ったターン(2003年製作の映画)

2.5

邦題がコレ(笑)だから観る気が起きなかった作品だが、一昨年のリメイク版も見つけたので連続で観てみようかなと。
手始めの旧作は2003年のやつ。
なるほど、理由もなく殺されまくる王道のスプラッター物。す
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クライモリ(2021年製作の映画)

1.1

クライモリとは名ばかりの別物。
シリーズ化されてるみたいですが、なぜこんなにつまらないものができちゃったんでしょうか。
だめでしょ、スプラッタ作品に偏見とか人種差別とか盛り込んだら、そりゃもう国家や人
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.5

大きな感情の起伏など無く、ただ静かに時を刻む映画。
だが、けっして退屈ではなく、どこか温かくどこか懐かしい。
津波で完全に流されてしまったが、三陸にあった祖母の家の台所を思い出し、少しだけ泣いた。
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吸血鬼カンパニー(2007年製作の映画)

3.5

短い時間でサクッと観られるユル〜いテイストのバンパイアもの。オープニングのアニメーションからして安っぽいのでハードルを下げて気楽に楽しみましょう。
血と人肉を好むバンパイア(ここではネザービーストと呼
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

エンターテインメントの世界へようこそ!って感じかと思ってたら全然違った^^;
もしかしてミステリーだった?!
粗悪な金庫が発端でここまで壮大な復讐劇に行き着くとはオドロキ。
最後まで気持ち良く騙されま
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.9

時に話し相手、時に水筒や着火マン、否!武器代わりにもなる便利な死体と交わされる下品な下ネタの嵐に困惑しながらも完走。結果、高評価付けちまったナゾ作品www
無人島に流れ着いた主人公ハンクが同じ島に流れ
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犬王(2021年製作の映画)

2.2

猿楽士である父親の芸と引き換えに異形の姿で産み落とされた犬王と、平家の呪いに触れ父親と視力を失った友魚。
稀代のポップスターとロッキン琵琶法師との時を越えた友情の物語り…だったのかな?
だって、結局の
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

映像が凄すぎる‼
殊に、拘置所のガラス越しに対面するどこか自信のない主人公と人誑しでサイコパスな連続殺人鬼榛村の見せ方、映し方がとにかくヤバイ。
面会を重ね巧みに洗脳され操られていく様がガラスに映る二
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.0

複数人の映画系ユーチューバーさんたちが去年1番怖かったと言っていたので、期待しながら家で観た。
出だしはなかなか不穏な空気が漂っていて好感触だったと思うのだが、テンション高めのKY妹が出てきてからはこ
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.4

南極基地というある意味閉ざされた空間を舞台に繰り広げられる地球外生命体との死闘を描いたSFサスペンスホラー。
前日譚であるファースト・コンタクトを観てからの本編鑑賞となったが、どちらを先に観ても面白い
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