ヴィンセントヒロさんの映画レビュー・感想・評価

ヴィンセントヒロ

ヴィンセントヒロ

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

5.0

自分はまだまだイーストウッドの年代に足元にも及びませんが、この映画は私が到達出来ないかもしれない90歳代の男の夢と冒険を擬似体験させてもらえます。愛すべき人の交流と希望は、心を救う。

浅草キッド(2021年製作の映画)

5.0

何か忘れていた大切な思い出達を見た。今見終わって、切ない胸の疼きに驚いている。ノスタルジーです

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

4.0

俺ルパーン3世❗
 フジーコチャーン。
てな具合で良くないこれ、これ良くない‼️

オーヴァーロード(2018年製作の映画)

2.0

途中で止めた。米兵の軍規軽視の行動演出にイライラして。

希望のかなた(2017年製作の映画)

5.0

何故こんなに好きなんだろう?
削ぎ落とし洗練された台詞と、陰影が強調され、何処か"書割"に見える映像、魅力的で退廃感漂う演奏者達による映画に完全融合する音楽。
登場人物達のハードボイルド感が痺れる。コ
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

移民という選択をし、アメリカ合衆国に渡った韓国人家族の物語。
 地道な努力を惜しまず、向上心と実行力で夢に向かう父親(若干自己中心的で、どうも本当は信仰心が薄い。)と、子供達の為、地に足の着いた生活を
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劇場版 おいしい給食 Final Battle(2020年製作の映画)

4.5

最高の食べっプリ❗市原隼人全身体能力を駆使した演技は食事シーンまで。某孤独のグ○メに抜擢してもらいたい。 以前から美味しそうに見えない食べ方をする背の高い痩せた大食いの男より、この映画の市原隼人の勢い>>続きを読む

ヒキタさん! ご懐妊ですよ(2018年製作の映画)

3.5

避妊治療の地道な努力。本当に大変な道のりを夫婦の愛で歩む姿が見事に描かれています。しかし今だにこんなステレオタイプの義父がいるとは。因みにヒキタクニオ先生の"凶気の桜"大好きです。

七つの会議(2018年製作の映画)

3.4

演出家、監督、共演者、誰も特定の役者の演技に違和感を覚えなかったのか?伝統芸能の重鎮はアンタッチャブルなのか?のぼうの城は、戦国乱世の時代劇だからよかったですが、今回はガチ現代社会のビジネスマン。過剰>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

3.5

一つ言わせてもらいたいです。
 子供たちを暴力から守る為に犯した殺人ですが、「事故」でよかったんじゃない。悪天候の視界不良だし。 自分の起こした確信犯だから殺人の罪を償いたいのは百歩譲ってわかりますけ
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.2

おとぎ話です。とやかく言わず観てみましょう❗題名の謎が解けます。
 観賞後に感じる違和感の対処法は、一つ一つ"ボケ"と見なして拾い上げ、自分なりの"ツッコミ"を入れて楽しめます。よく考えれば誰が一番非
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EXIT(2019年製作の映画)

4.5

コメディアクション映画として本当に楽しめます。兎に角長いコント劇だと構えれば、リアリズムを追求せずに笑えます。しっかり手に汗握りしめ、ハラハラドキドキ致しましょう。

殺されたミンジュ(2014年製作の映画)

3.8

しっかりキム·キドク。
 社会の病み荒んだ上意下達に取り込まれ、罪の意識を心の隅に置いてきぼりにしている者達と、現実逃避に信念の無い社会正義を振りかざす者達の寓話。
 ネタバレは避けたいので余り内容は
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.8

不遇な夫婦のジゴロ二人三脚。
二人でやってた居酒屋に行きたかった❗凄く美味しそうです。

モナリザ(1986年製作の映画)

4.0

始まって10数秒で"いい❗"と思える映画は貴重です。なんか野暮ったいオヤジにしか見えないけど格好いい🎵

野火(2014年製作の映画)

4.0

フィルムじゃないビデオテープみたいな映像が刺さってきます。
 戦争という地獄世界に頭から突き落とされ、救いが爪の先ほどなく正に蟻地獄のような場所に連れていかれました。キツイ内容ですけど、遺されてほしい
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0.5ミリ(2014年製作の映画)

4.5

完璧。ハイパーハードボイルド❗
役者さん達が素晴らしい。長い上映時間だけれども、間の取り方が、まさしく"行間"を読ませる。
 好きな映画です。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

悲劇的な対象にして救済の象徴。
 美しく短い夏の北欧で、グロテスクな光景が白日の下に繰り広げられるホラー。明るい狂気が今も引き継がれてゆく。カルトのカルトな映画ですか。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

この監督にしか撮れなかった映画だなぁ。と観賞後にしみじみ思う作品でした。悲しい戦争の記憶をユーモラスに軽いタッチで紡ぎ、これまたユーモラスな伏線を悲哀を纏いながら回収。その時代のその瞬間を生きた人達の>>続きを読む

食べる女(2018年製作の映画)

3.5

菜の花の昆布締めが出てきた時点で胃袋掴まれました。見終わった時点で冷蔵庫を漁りましたが。
 卵が無い❗…

ロック、ストック&フォー・ストールン・フーヴズ(2000年製作の映画)

4.0

群像劇でもあるこの映画。スタイリッシュと呼ぶ以外の表現を許さない映像センスに、ひねり捲った展開とブラックなユーモア。英国人が撮った感半端無し。

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

2.5

ここまでタイムパラドクスを弄くり回す映画は珍しい。伏線を張るのに前半ほぼ費やし、結果気持ち悪かったです。

白鯨(1956年製作の映画)

4.5

共同脚本がレイ·ブラットベリって初めて知りました。メルヴィルの原作通り最初の台詞が「マイネーム·イズ·イシュメール」で原作好きな私は一気に引き込まれました。古い作品ですがとても気に入ってます。

国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

4.0

大韓民国の悲しい"フォレストガンプ" 。最初の印象は"三丁目の夕日"みたいだけど、流石ですよ。泣かせてくれます。産み落とされた凄惨な時代に、一生懸命頑張って働く主人公の姿。我が身を振り返り、もう少し頑>>続きを読む

斬、(2018年製作の映画)

3.8

塚本監督のグリーンインフェルノパート2。今回は人を斬る。
 手持ちカメラのブレた映像が冒頭の剣戟に臨場感を与え、一気に引き込まれて、陰鬱な里山の緑がなんとも言えない重い圧をかけてくる。終始緊張感があり
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ハスラー(1961年製作の映画)

3.8

ビリヤードとバーボンを教えてもらった映画。Jtsブラウンのショット呑みとブレイクショット。

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.8

"オリンピック? 喜ぶのは駐車場のオーナーとコカ・コーラにCNNぐらいじゃないか❗" という台詞に
同感しました。 それにしても杜撰な見込捜査と歪んだ表現の自由は、人の一生を破壊するナイスカップル
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美味しい美女/グルメな歯医者(2017年製作の映画)

3.8

映画全体に溢れる秀逸なデザイン。
かなり作り込まれて、目に入る情報量は多め。この凝縮されたエスプリを是非体験しましょう❗
 私の世代的には、トシちゃんの
"にんじん娘"のフレーズ出ました🎵
 
  秋
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.0

20年近くにわたる壮大な前2作(アンブレイカブル、スプリット)
を見事に只の前フリにしてしまう作品。前2作は必ず観てから臨みましょう。

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