暴力と性愛を純文学にする花村萬月の作品だけに、期待値が膨らみます。
そして裏切りません。見事な体を張った役者陣の演技に、本の衝撃を更に越えさせてもらいました。
自分が幼少の頃、浅草下町界隈や上野アメ横近辺、更に自宅近所に、菊次郎みたいな不良中年は、それこそ掃いて捨てるほどいました。街が綺麗になり、いかがわしさが薄れるほど、姿が見えなくなりました。祭りの時は湧>>続きを読む
ソフィー・マルソーのファンでした。イギリスVSフランス役者対決。
冤罪は怖い。"時間"という一番大切なものを永遠に失う。この作品は、時間以外の失ったものを取り戻す困難さを教えてくれる。この困難を乗り越える必要なものは、いつも決まって愛の力。親子の深い愛の物語。
ジョン・リスゴーデカイ。
デンゼル・ワシントンワカイ。
ラッセル・ マルケイラシイ(画面暗い)。
当時の風潮が写し出される。ただでさえ被差別対象のゲイ。輪を掛けてAIDS感染。それでも命を燃やして世間に挑む。トム・ハンクスの演技が壮絶。ホモ=挙句の果てAIDSみたいな風潮は、確かにありました。そん>>続きを読む
北野ブルー。この映画こそ北野ブルー。全編にわたりセリフが聞き取りにくい演出は、セリフ実はどうでもいいから、有っても無くても。画面から伝わる、僅かな役者の表情と微細化された青いコントラストで、ラストまで>>続きを読む
モノクロの凄さがある映画。黒澤作品並みのコントラスト、特に夏木マリの寄せから引きは、あまりにも美しい。全体的なコミカルさを、細部にも配慮されている演出が、コントにはせず、映画にしている。見る度に好きに>>続きを読む