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TVアニメの1話&2話を中心に再構築する事で、アニメ未視聴の新規ファンにも設定や世界観を理解しやすくし、さらにオリジナル要素を加えることで、アニメ視聴組の古参ファンも楽しめる内容になっている。
再編>>続きを読む
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90年代初頭に隆盛を極めた筋肉アクション映画。スタローン、セガール、シュワルツェネッガー、彼らは肉体の許す限り戦ってきた。今作は間違いなくその系譜を受け継いでいる。
ストーリー、プロット、セリフ、展>>続きを読む
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恐竜庭園はスピルバーグが終わらせるべきだった。
続編嫌いのスピルバーグが制作した前作から、ジョー・ジョンストンへメガホンは紡がれた。結果それが現在の大罪へと繋がる。
前作もそうだが、一作目を生き残っ>>続きを読む
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好きなものを通じて繋がる点と点。
何を始めるにも遅すぎることはないし、友情に年齢は関係ない。
他人の趣味を否定しない優しい世界。
BLという題材に対し、周囲が過剰に反応し、拒絶してしまえばドラマチック>>続きを読む
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光州にある聾啞者福祉施設、光州インファ学校にて5年間にわたり行われていた入所児童に対する性的虐待。それを施設や地域が隠蔽した実話に基づくコン・ジヨンの小説を映像化した今作。
原作を目にした俳優のコン・>>続きを読む
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交渉を題材にすれば心理サスペンスと紹介されることは多いだろう。
犯人とネゴシエーターのやりとりにフォーカスされ、そこから浮かび上がる真実に観客感情は掻き乱されるからだ。
今作も御多分に漏れず。
交渉と>>続きを読む
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北朝鮮で上官に裏切られ、妻を殺された特殊捜査隊検閲員イム・チョルリョン。
韓国で日々被疑者を全力で追い回す熱血刑事カン・ジンテ。
交わることのない北と南の共助捜査。
といっても韓国映画ではよくあるが>>続きを読む
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殺し屋の日常など案外こんなものなのかもしれない。
そう思わせる強い説得力がある。
「ある用務員」「最強殺し屋伝説国岡」と誰もが送っている日常と殺伐とした殺し屋稼業を時に鋭く時に緩く描いてきた阪元裕吾>>続きを読む
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イアン・マルコム博士は恐竜に対し異常な恐怖を抱いていた。4年前、あのような惨劇に見舞われたのだ。仕方があるまい。
しかし、愚かな人間が犯した罪咎から逃れることはできない。神の怒りを鎮めるためには贄が必>>続きを読む
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ワンカット風のノンストップアクションと言えば聞こえは良いが、やってることは「悪女/AKUJO」と同じ。
ただ「悪女/AKUJO」では部分的だったワンカット風演出が全編通して一貫している。
臨場感あり>>続きを読む
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映画や音楽に造詣の深い尾田栄一郎の趣味とセンスを濃縮し、近年流行の設定をふんだんに盛り込み超一流のスタッフによってワンピースの世界観に同化させた一大エンターテイメント。
ロックでファンタジックな娯楽映>>続きを読む
フランツ・カフカの代表作にして不条理文学の最高峰。
決して映像向きとは言い難いカフカの作品を「審判」「城」「飢餓芸人」と様々なアプローチをもってして映像化されてきた。令和の時代にあの「変身」が映画にな>>続きを読む
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ストーリーラインやプロット、登場人物、細かい設定など既視感だらけと言わざるをえない。
そのぐらい平凡な題材を抱えながらマイケル・ベイばりの娯楽性を炸裂させられたのはルッソ兄弟の作家性か、ジャンル映画の>>続きを読む
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マイケル・クライトンの初監督作品「ウエストワールド」とストーリーラインはほぼ同じもの。
その中でクライトン特有の生命科学を恐竜という誰もが憧れるテーマで描くことで、動物の遺伝子操作やクローンがなぜ倫理>>続きを読む
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厳格なベジタリアン家庭で育った少女ジュスティーヌは両親と姉も通った獣医学校に入学するが、先輩による過激な通過儀礼という名のしごきを受け、次第に己の欲望が開花していく…
カニバリズムは古今東西人類の不>>続きを読む
1800年代イギリスでは黒人を奴隷として売買していた。アメリカでは大量に買い入れ、農地開拓や働き手としてただの労働力と見なされ差別意識が強くなっていった。
200年も昔のことだが過去ではなく人種差別は>>続きを読む
後のホラー映画に多大な影響を与えたゾンビ映画の基礎たる作品。
昨今ゾンビブームにより王道から亜流から様々なゾンビ映画が飽和状態に陥っている。その中で今作は令和に見ても色褪せず、テンポもよく、完成され過>>続きを読む
アクション映画の巨匠サム・ペキンパーによるトラック野郎と警察の攻防を描いた秀作。
スローモーションや細かいカット割り独特なカメラワークなどペキンパーらしいセンスを十二分に発揮している。
ただ、同監督>>続きを読む
三船敏郎×チャールズ・ブロンソン×アラン・ドロン、三大スター共演の異色ウエスタン。
「さらば友よ」でバディを組んだブロンソンとドロン。そこに日本が誇る世界のミフネが加わる事でチグハグながら味わい深い>>続きを読む
ジョンストン・マッカレー原作ヒーロー小説の幾度目かの映画化。
「ビッグ・ガン」のドゥッチョ・テッサリ×アラン・ドロン再タッグ。
タイトルに役者の名前が入ってる作品は基本的に期待はできない。
配給会>>続きを読む
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36年の時を経て、伝説が帰還する。
「トップガン」続編制作を知った時あまり期待をしていなかった。
昨今の映画業界において、人気作の続編やコミックの実写化等、コンスタントな興行収入を見込んだ保守的な作>>続きを読む
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フェイクドキュメンタリーの新しい試み。ホラー以外に応用できる技法である事を邦画として証明した作品。
内容的には
・殺し屋にフォーカスしたドキュメント
・ブラックジョークのように人が死ぬ
・漫画のよう>>続きを読む
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1作目、2作目と比較するとかなり地味な印象。
実在の事件を多く取り込み組織同士の縄張り争いは鳴りを潜めている。
バチカンの金融スキャンダル、ヨハネパウロ1世の急死、ロベルト・カルヴィ暗殺事件、政財界>>続きを読む
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正直言うと度肝を抜かれた…
アル・パチーノとロバート・デ・ニーロ。イタリア系を代表する若きスター2人の演技合戦を存分に堪能できるからだ。
ヴィトー・コルレオーネは前作で亡くなった。ファミリーを継ぐ>>続きを読む
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重厚かつ静謐、そしてクラシカルなマフィア映画の金字塔。
マフィアとは本来シチリア島を起源とする組織犯罪集団の事。
その観点から最も正しいマフィア映画かもしれない。
登場人物が多いが、一人一人キャラ>>続きを読む
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アルベルト・モラヴィアの小説を、
ヴィットリオ・デ・シーカが監督、
チェザーレ・ザヴァッティーニ脚本というネオレアリズモの叡智が結集した戦争映画。
ネオレアリズモとはイタリアにおいて、1940年代〜>>続きを読む
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フランスを代表する二大スター共演のギャング映画。
まさに夢の共演。「ヒート」や「エクスペンダブルズ」に近い興奮があり、眼福。
コッポラやデ・パルマのような雰囲気を醸しつつ、濃密な人間ドラマと軽妙洒脱>>続きを読む
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サムライという様式美を独特の映像表現によりフレンチノワール風に再構築した今作。
サムライの孤独ほど深いものはない。ジャングルの虎だけがこの孤独を知るだろう…(武士道)
モノクロなアパートの一室は映>>続きを読む
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ロジェ・ボルニッシュの自伝に基づいたクライムムービー。
脱獄した凶悪犯エミールと、刑事ボルニッシュの攻防をハードボイルドに描いている。
ボルニッシュのモノローグから始まりモノローグで終わる演出は日記>>続きを読む
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マカロニ・ウエスタンやアクションといったジャンルを得意とするドゥッチョ・テッサリ監督が、アラン・ドロンを主演に迎え、自身の持ち味を最大限に活かしたクライム・アクション。
家族のため闇家業から足を洗う>>続きを読む
戦時中、ナチス占領下のパリを舞台とした不条理サスペンス。
監督はサスペンスを得意とし、反戦や差別といったテーマを独特のタッチで描き続ける気骨の人ジョゼフ・ロージー。
主演は「暗殺者のメロディ」でタッ>>続きを読む
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鋼の錬金術師のストーリーが面白いのは荒川弘の原作が緻密に濃厚にドラマチックに作り込まれているため当然と言える。問題は二次元と三次元のすり合わせ、つまりいかにリアルに近づけるかという部分と、世界を構築す>>続きを読む
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アラン・ドロン、ジャン・ギャバン共演のクライム・サスペンス。
洒脱なモダン・ジャズの旋律、リアルかつ緊張を引く犯罪シーン、アラン・ドロンの粗野で軽薄な演技、ジャン・ギャバンの往年の存在感。哀愁漂う冒頭>>続きを読む
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1933年。フランスで発生した疑獄事件。それに起因する政治的スキャンダルを史実とフィクションを織り交ぜながら描いたクライム・サスペンス。
スタビスキー事件、1934年2月6日危機(2・6暴動)、暴動>>続きを読む
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飛行機事故による惨劇。その遺品回収からのバートに推移する冒頭が芸術的に洒落ていて強く引き込まれる。
ヒリつくサスペンスとクライマックスの見せ方はブライアン・デ・パルマを彷彿とさせる。
戦争が生んだ>>続きを読む
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疾走感のあるオープニング。
車の走行と手術場面が効果的にカットバックされ、凄絶な自動車事故を間接的に描写している。
事故により記憶を失った主人公ジョルジュ。退院し、妻クリスチャン、友人で医師のフレデ>>続きを読む