黒人霊歌(ゴスペル)を基盤に歌いたいエルヴィスと、メディア受けするように白人主義に迎合するマネージャーの大佐。エルヴィスの感情の揺れ動きが映画に力を与えていたし編集もすごかった。ただ、後半はかなり失速>>続きを読む
たぬきの族長会議。廃れていた「化学復興」と「人間研究」に五ヵ年計画で取り組むことを決議した後後、屋島太三郎禿と伊予隠神刑部を化学指南として招聘することを決定。ただ使者の選出に入ったが、遠距離の危険な旅>>続きを読む
医学部生の葛藤がテーマの作品。南木佳士もそうだけど、なんでこんなにも魅力的に描けるんだろうなあと素直に感動してしまった。精神を病んだりする描写は時にはやり過ぎと感じてしまうこともあるが、医学部生の話の>>続きを読む
これはもっと多くの人が観るべき。1995年にLGBTQ+関連の映画ってあんまりない気がするけど、同時代評ってどうなってるんだろう。テーマは面白すぎるが、ストーリーはそこまで。
雨から始まる映画は大体好きだ。別れた男女にスポットライトを当てて、一年ずつ遡っていく。結末は分かっているのに構造の面白さと伊藤沙莉の声の面白さとでずっといいなあと思いながら観れた。最近応援している池松>>続きを読む
「よくできた話」だ。勿論フィクションだけど、さすがにフィクションすぎる。ジャズって難しい。
「私、飛んでるわ!」って言った時に、「私も飛んでます!」って言いそうになるぐらいには鳥肌立った。
「現住所はタイタニック号気付。その先は神様次第です」
このレビューはネタバレを含みます
山で弟子を失い、死に瀕して助けられ、助けてくれた人を山で失う。そして最後は自分も死ぬ。なぜこうも山系の作品はこういうオチが多いのだろうか。山男も山岳カメラマンも付き合いたくない。
「一度山を覚えたら>>続きを読む
カプローニのセリフがとても良かった。
「いいかね、日本の少年よ。飛行機は戦争の道具でも、商売の手だてでもないのだ。飛行機は美しい夢だ。設計家は夢に形を与えるのだ」「設計で大切なのはセンスだ。センスは>>続きを読む
交わることのない内閣情報調査官と新聞記者が合作して、政府が隠蔽する政治問題に切り込んでいく話。実際の事件も色々踏まえているようで、世の中の薄汚さがよく伝わってくる。どんどん告発していこう。
根深い宗教対立の話。グッとくるシーンやグサッとくるシーンなど印象的なシーンが多い。評価が高いことにはめちゃくちゃ納得できる。ただ、無宗教国の日本に住む自分にとってはそこまで共感できない上に、スペクタク>>続きを読む
自然対人間のみの構図じゃなくて、自然対自然もあり、入れ子の二重構造になってるのがすばらしい。当然サンやエボシの気持ちも分からないではないが、一番辛いのは猩々の立場な気がする。板挟みはしんどいよね。「シ>>続きを読む
人間関係に焦点を当てたいのかフォルトゥナの瞳自体に焦点を当てたいのかよく分からない。キャストは神木隆之介と有村架純で安定だったが、何なんだこのストーリーは。
蒔野(福山雅治)の仕草が紳士的でとても上手い。「もし洋子さんが地球のどこかで死んだって聞いたら僕も死ぬよ」なんだか太宰治を彷彿とさせる感じ。ギターを弾ける人で渋めの人といえば福山雅治しかいない。「幸福>>続きを読む
高橋海人格好良い。それと志木那島(与那国島)の景色きれいすぎてそれだけで楽しい。ただ、現実味はない。全員助けるなんて無理だ!さっさとトリアージしてくれ!!
不朽の名作ですね。次の車は黄色のFIAT500にします。
「金庫に閉じ込められた宝石たちを救い出し、無理やり花嫁にされようとしている女の子は、緑の野に放してあげよう。これみんな、泥棒の仕事なんです」
やさぐれ自堕落キャラなら森山未來使っとけばいいと映画業界思ってるでしょ。間違いないね。はまり役で唯一無二。彼女役の伊藤沙莉、めちゃくちゃ古着似合うし、古着屋の店員っていうのも納得できる。あとはちょっと>>続きを読む
ほとんど理解できない。
「概して私の全共闘訪問は愉快な経験であった」
傷痍軍人のチャタレイ卿とその夫人のお話。社会の授業で名前は聞いたことがあったが、映画で再開。映像美と官能的な話で、そりゃあ裁判にもなるわと思った。
夫人は森番のオリバー・メラーズに惹かれていくが、そ>>続きを読む
図らずも木村文乃が出ている映画に出会えた。菅田将暉もとてもかっこいい役者だ。お笑い芸人ってほんとに夢のある仕事だと再認識できた。
「芸人のパンチは殴れば殴るほど人を幸せにできんねや」
家族愛、猫の語り、掘り下げの浅さ、全てがダルい。
タイトルからは想像もつかないようなド感動話。大体は家族愛とか兄弟愛とかがしんちゃんでは多い気がするが、シロとの友情をメインに据えたもの(シロも家族なのは一旦置いておいて)。特にシロのおしりにつけられた>>続きを読む
桜の花が落ちるスピードのことだったのか。新海誠の古い作品を初めて観たけど、やっぱり風景を大事にしていることが伝わってくる。ただ、セリフは最新作同様、寒くて臭いところが多々ある。
動作の一つ一つが丁寧で面白い。映画館で笑い声が起こるんだから、チャップリンのスゴさはこれから先もずっと続くんだろうと思った。
これは素晴らしい映画。「阿弥陀堂だより」もそうだったけど、長野の景色が本当にきれいであれを写しているだけで映画になる。そして料理が美味しそう。土井善晴監修っぽいから当然かもしれないけど、観ていてお腹が>>続きを読む
声優がどうとか言って避けてる人がいるが、そんなことでこの映画を見逃す人がかわいそう。嗚呼可哀想。