わでさんの映画レビュー・感想・評価

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

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ずっと何を言っているのか分からないのに、最後まで面白く観れてしまう不思議、それって本当にすごい

だけどQを観てから次の新作まで9年待つことになったであろうファンの気持ちを思うと…🎢

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

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ファンの多い作品って分かっていると、生半可な気持ちで観てはいけないのでは…という謎の意識が働いてしまって、今まで気になりつつもずっと一歩踏み出せず最近ようやくその重い一歩を踏み出せた映画ことヱヴァンゲ>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.2

緊張と緩和のエッジが効いている
シュールでクールなコメディ映画

Dear Friends ディア フレンズ(2007年製作の映画)

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なぜか無性に平成ギャルファッションに触れたくなり鑑賞。

直接的に相手を思いやる発言や態度を取るだけが、相手のために機能するとは限らないよなあと思った。
大多数の人にとっては心地の悪いリナの言葉や態度
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.2

葉っぱが木から落ちていく。
地面に落ちきるまでの間に、色んな物語や旅がある。

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.2

シュールなラブコメディ
淡々とした台詞が生み出す絶妙な空気感

「食べていける?」
「毎日イモだ」
「いいわ、行き先は?」

不器用な2人の恋愛に、やきもきするというより情緒を感じてしまった。

スマ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

社会規範に捉われない、ニュー・ヒロイン

"人間が生きていく上での知的さや倫理観とはどういうものか?"

ベラをコントロールしようとする男性たちの欲望。
それに対し、自分の意思で、自分の自由を切り開き
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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繰り返しだけど、繰り返しじゃない日々の
機微、美しさ、儚さ。
ずっと観ていたくなる心地よい美しい映像

こんなにも心満たされ、幸せな気持ちにしてもらえるとは思っていなかった。

シンプルな構成であるに
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.2

"低体温系" 青春映画
まさに。

ずっとこのままではいられない
モラトリアムの痛み

少女から大人へ移り変わる過程で自分も経験した気がする、思春期特有の自意識の強さ
懐かしい愛しい感情を思い出して、
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.0

アイナ・ジ・エンドという女性のパワーを存分に浴びた3時間。

ただ歌声を聴くだけで涙が出る
というすごい体験をした…。
感情を昂らせ惹き込んでくる魂の声
圧巻の歌声

一方で、今回はじめて生まれた感情
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燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

4.0

社会の構造と、問題に目を向け
それを変えたいという信念に真っ直ぐな女性記者たちの葛藤と逞しい「勇姿」が印象的な映像でした。

〈ジャーナリズムは、民主主義の源〉

社会を映す鏡としての報道

主任記者
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.3

"虐殺するように見えない、普通の人がなぜ?"

鮮烈に描かれた
「集団」と「個人」

不安、恐怖、怒りが巻き起こす
集団の〈力〉の恐ろしさ

これが実在した事件をもとにした映画だと思うと、より重みが心
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

5.0

「現実」と「虚構」の交錯

アニメだからこそ、その境界が曖昧で
主人公 未麻の視点で展開されるストーリーにより、観ている自分も画面の中に惹き込まれる感覚、臨場感

未麻の迷いや罪悪感と、虚構のストーリ
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.0

家族とは、歳を取るとは
男の役割、女の役割

視覚的に整った画面がモダン

凛とした女性たちの格好良さ

ずっと観てみたかった小津安二郎を初体験。
他の作品も観てみたい

男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

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叙情的コメディ

オーバーオール姿で張り切る寅さんが可愛い

さくらが浦安を訪ねるシーン、みんな賑やかに話している中で、1人心配そうにしているところに、さくらの愛情が見えた

そして節子がさくらを訪ね
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男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

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寅さん相手に、シンプルな "おかえり"が言えないと家族会議をするシーン
おいちゃんの台詞「あんな簡単なことがどうして上手くいかねえのかな〜」が刺さる。

北海道からの帰りの新幹線にて鑑賞。東北地方を縦
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男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

4.5

不器用ながらも真っ直ぐで自分の感情を素直に表に出す、寅さんや、その周りの人たちの生き方に触れて涙する夕子に共感した。寅さんをみているといつも心温まる。

絹代と夕子
どこか対照的なように見えた2人の女
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.2

想像もできないくらい複雑な感情を
目の動きだけで、ここまで語りかけてくる映画に初めて出会った気がする。

自分にとって大切なものと、社会との境界はどこにあるのだろう??

ジェーンとシャルロット(2021年製作の映画)

4.0

母と娘の対話であり
1人の女性と女性の対話でもあった。

パーソナルな部分の壁が取っ払われた率直な対話に驚いた。母と娘でこういう話が出来るまでには、どんな過程を経たのだろう。

良い意味で、ドキュメン
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

3.5

"青春" の一夜のドラマ

車が遊びの場であり、情報交換の場でもあったというのは驚きだった。

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

5.0

ティファニーのショーウィンドウを外から眺めながらの朝食シーン

部屋の窓枠に座って、ムーンリバーを歌うシーン

ティファニーで、お菓子のおまけのリングにイニシャルを彫ってもらうシーン

"初体験"のy
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トムボーイ(2011年製作の映画)

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印象的だったのは、ロール(ミカエル)が性別についての自分の気持ちを、自らの口から語るシーンが無かったこと。
読み手に想像させるためだろうか、それとも彼女(彼)の視点に立たせるためだろうか。

周りの子
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

心からの、ありがとうございました
を伝えたい。

宮崎駿、鈴木敏夫、高畑勲
そしてスタジオジブリが築いてきたもの
それは"熱風"となり私たちの心に吹き荒れる。
そんな映画体験に胸が熱くなった。


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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.3

「同じものを見ていても、人によって見えているものが違う。そこに哲学の面白さがある」

「哲学は思いやりの授業。どんな意見にも価値がある」

自分で考えることの大切さを優しく語りかけてくれる先生たち。
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

5.0

シリアス面した喜劇(コメディ)的映画

タクシーの車内という空間の中で生まれるコミュニケーションによる
独特な空気感の融和が見ていて楽しく
夜明け前のパラレルワールドに迷い込んだかのような不思議な感覚
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.5

色気のあるアニメ映画

パプリカという
魅惑的なキャラクター
(林原めぐみさん、最高すぎる…)

意味わからない
くらいが丁度良い内容

ビジュアルがお洒落

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.5

社会的にみるとどうしようも無い最低な男
だけど真っ直ぐで憎めない主人公

ドラマチックなストーリー展開があるわけではないけど最後まで面白く観れた

デッドマン(1995年製作の映画)

4.0

Coolな西部劇とインディアン

モノトーンの画面だから見える
登場人物たちの機微

ジョニーデップの哀愁漂う変遷が
とても良かった。
やはり哀愁と色気って繋がっているのかな…

花とアリス(2004年製作の映画)

4.0

〈少女〉と〈大人〉の狭間にいる彼女たちの、ピュアな美しさと儚さ

初恋の煌めき、眩しさ、ほろ苦さ

岩井俊二映画特有の
" 光 " が印象的な映像
瑞々しいシーン

アリスが紙コップでバレエのトゥシュ
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0

ジョニーデップの滲み出る色気よ…

主人公であるギルバートの心情が
明確に描かれていないからこそ
見る側によって、いろいろな解釈でストーリーが紡がれるであろう作品。

事実だけを見ると、不憫に見えるグ
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