もちもちさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ現代的でNetflixらしい作品だった。ジェンダーの問題や個人の生き方、考え方の選択だったりを取り上げてる作品。

見る前は、同じくNetflixオリジナルのハーフ・オブ・イットみたいな作
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.4

まったく主人公も誰のことも応援できなくて、なんだかずっとイライラしながら、でも展開が気になって最後まで見た。

愛ってなんだろうっていうのは勿論断定できないけど、合理性なんてものとは大きくかけ離れたと
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透明人間(2019年製作の映画)

4.1

いいスリラーサスペンス!
「透明人間」という題名から、画面に余白が映されるたびに、もしかしている…?みたいな勘繰りを入れてた。びっくりドッキリなところもあって楽しく見れた。
展開は予想できるところもあ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.3

テンション上げたい時はこれ。
やっぱり愛犬の恨みは凄まじいものだと改めて実感した。ワンコだけは死んでも守る精神。

何人もの男をとにかく殺って殺って殺りまくるで有名なジョン・ウィックシリーズだけど、殺
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.0

新海誠監督の作品自体はそんなに得意ではないと思っているけれど、ふとあの絵の世界観が見たくなって見返してる時点で本当は得意なのか?

4年振りとかに見たけれど、どこか均質的な雰囲気なのに、ありそうでない
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.6

好きな声優がラジオで紹介してたので期待感を持って鑑賞。

一つ一つのシーンを比較的長めに繋いでいて淡々と進むように映るのに、全く間延びせず最後まであっという間だった。完全に引きこまれた。すごい。

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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.5

友達からどう感じるか教えてほしいと薦められて鑑賞。久しぶりに邦画を映画館に見に行って、総じてとても良かった。最近の子が好きだろう映えるようなカメラの視点だったり、落ち着いた雰囲気の音楽のつけ方だったり>>続きを読む

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.8

秋山黄色の「夢の礫」を劇場で聞きたくて見に行った。曲は最高だった。
お父さんやアントニオのくだり等々、ところどころ要素をもりもり詰め込み過ぎてそれいらないんでは…?と思う部分もあったな。
俳優がやる声
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.7

歌がいい。
必ずしも恋愛っていうかたちではない友情やパートナーの関係が素敵だし、いちいちその関係性に名前を付ける必要もなくて。
見終わった後に不思議とちょっと前向きな気持ちになって満足感がある!名作で
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.0

会話が多いのに、絶対的に心が通ってなかったり話が噛み合ってなかったりしていて、その映し方が上手い。観客にそうやって結末をどことなく想像させるけれど、最後まで見届けようって気持ちになっていた。
映画全体
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.8

アニメならではの海や街、表情の美しくて繊細で幻想的な描き方はやっぱり素晴らしいと思った。
前半は気楽に見ていたけれど、見終わった後にはしっかり見応えがあって、青春、純愛ストーリーの気持ち良いところは勿
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.3

良い人なんだよな結局みんな…!悪いやつがいなくたって絶妙なテンポさえあればこんなにも楽しんくなるんだな。
エミリーの「私の親友にそんなこと言わないで」ってのを親友本人に向かって言うの素敵すぎて刺さりま
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.2

さすがワンダーウーマン。前作にプラスでヒーローとしての強さはもちろん、1人の人間としての弱さや葛藤も描かれていて、見応え十分だった。
色んな要素盛り込んでくるな〜!と思いながら見終わると、2時間30分
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.7

あの白黒漫画が、ここまでなるか…!!ってくらいに作画が想像以上に素晴らしかった。さすがufotable。煉獄さんとあかざの戦闘シーンは瞬き禁止状態だった。良いものを作ってくれてありがとう!!

時をかける少女(2006年製作の映画)

5.0

夏の空を見るたびにこの映画が見たくなって今まで何度も何度も見ているけど、見終わった後にこんなに切なくなって悲しくなって胸がぎゅっとして、救われないな…なんて思ったのは今回の鑑賞が初めてだった。映画のど>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.8

Huluありがとう…!!
夏が来るたびに毎回見なきゃ!となる作品です。
シャラメとアミハマが美しいことはもちろんだけど、北イタリアの夏の美しさやそれを象徴するモチーフのようなフルーツや自然まで、描き方
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

4.3

猫大好きな人は見たらいい!笑
最近のアニメは本当に作画が綺麗だよな…たろうの青い目がうるうるするところとか、街の風景とか、光の入り方とかついうっとりしそうになるくらいでした。
ストーリーは自分では予想
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.6

リーマンショックという言葉を知っていても、それは「世界的不況の元凶」という認識にとどまり、一体なぜリーマンショックが起き、世界中に大打撃を与えたのかを知っている人は少ないと思う。まさにこうした多くの人>>続きを読む

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.5

ソロモンが奴隷から解放されたというのはストーリーを見る側として救いになったけれど、ソロモンのように自由黒人ではなくあのままの待遇を受け続けることになる他の奴隷の人たちを思うと胸が痛くなりました…。長い>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.0

主役はマークじゃなくてエドゥアルドだったんじゃ?ってくらいには両者ともよく描かれていたと思う。エドゥアルドの才能が陰るくらいに、あまりにもマーク含むプログラマーたちが優秀すぎて、最後になるにつれて感情>>続きを読む

ザ・ブック・オブ・ヘンリー(2017年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ヘンリー天才。
あらすじから予想してた物語とは全く異なる予想外の展開にびっくりしたけど、主軸はやっぱり家族愛や成長がテーマだと思う。すごく良かった。
希望的観測だけど、スーザンが撃たなかったところまで
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.1

飾らない青春映画。
恋とか人の価値観とか、高校生がぶつかる概念に対して、自分たちがどうあるべきか、ありたいのかが飾られずに描かれていたと思う。
ウィットに富んでいるし、可愛らしいところも多くて面白かっ
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

5.0

月明かりのもと、シュピルマンがドイツ人将校の前でピアノを演奏するシーンが本当に忘れられない。こんなにも心が突き動かされるようなシーンはない。この映画が実話を元にしていたなんて…

コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.0

今見るからこそ、感染症蔓延のリアルさがよくわかって怖かった。うんうんと見れてしまうのが怖い。最初のほうなんてそのまんまなんじゃないの?この映画は約10年前のものだけど、感染症が広がるとこうなるって予想>>続きを読む

ビリオネア・ボーイズ・クラブ(2018年製作の映画)

3.8

アンセルくんとタロンくん…!!と思って鑑賞。一ヶ所崩れて後半から畳み掛けるようにずぶずぶずぶなっていく様は見ているこっちもつらい。これが実話だとは。最後のところ、嘘に嘘がのっかってこれもまた嘘なのでは>>続きを読む

ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

4.5

衣装や街の世界観が綺麗。だけど、あまりに切ない。2人の関係性は友達と言ってしまえばすごく単純に思えるけど、とても友達には収まっていない。観る側は毎年同じ日の彼らしか見れないけど、長い年月がそうさせたん>>続きを読む

ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

4.2

このゾンビ見たことある…?!と思ったらマッドマックス!!白塗りっぽいメイクが似合ってるんだわ。
ゾンビ映画でハートウォーミングな気持ちになったのは初めてでした。

ベテラン(2015年製作の映画)

4.2

韓国映画のバイオレンスシーンはさすがとしか言いようがない。ユアインの救いようがないほどクズで憎らしいドラ息子演技は最高。

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

5.0

ただでさえバディーもの大好きなのに、この2人でスパイはやばい。チャラめな男と堅い男っていう定番型もこの2人なら言うことないわ。

ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

3.7

ディカプリオは狂ってるラリってる演技が最高。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

衝撃的な作品。展開が予想できなかった。
思わず笑ってしまう場面もちゃんとあるけど、それはどこか皮肉めいているものが多くて、社会的問題についても考えさせられる。面白かった。

ただ、誕生日パーティーでお
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

5.0

最初から最後までことあるごとに泣き続けた映画。子供とか家族の物語に弱いのはなんでだろうと考えたけど、まだ答えはわからず。

ありがちな言い方だけど、これはみんなが主人公な映画だった。オギーはもちろん、
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.8

半魚人があんなにも愛おしいキャラクターだったなんて思わなかった。
イライザが半魚人を助ける理由を同居人に強く訴えるシーン、言葉を話せない彼女が半魚人になぜ惹かれていったのかが明確にわかってきて、すごく
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

4.6

特に序盤の方、映像の迫力というかパワー感がものすごいことになってた!
邦題が the end なのに映画では chapter 2 だからあれー?もしかして続いちゃうの?と最初思ったけど、ちゃんと th
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ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

映画でこんなにも時間が過ぎるのを早く感じたことはなかったほどに、引き込まれる。間違いなく最高傑作。