山猫羊さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

4.8

AIが発達した現代から観ると、ロボットの人権問題など遠くない未来として考えさせられる一作。

永遠の命と若さは太古の昔から人類が求めて止まないものだけど、実際に大切な人たちとの別れを終わりなく何百年も
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クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦(1998年製作の映画)

4.5

十何年ぶりに視聴。
アクション、ギャグ、シリアスのバランスが最高。緩急が素晴らしくて目が離せない。
大人になって初めてわかるギャグやシュールさがあった。

しんちゃんにとっての「ヒーロー」は、情けない
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クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(1997年製作の映画)

4.4

十何年ぶりに視聴。
アクション、ギャグ、シリアスのバランスが最高。緩急が素晴らしくて目が離せない。
大人になって初めてわかるギャグやシュールさがあったのが面白かったのと、ひまわりに嫉妬するしんちゃんが
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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

3.0

ストーリーは王道昼メロだけど…
17世紀のオランダを感じる映画としては最高。

黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

4.0

ずっと気になっていた映画。

その時代の強者によって不条理に奪われた歴史的遺構や美術品は世界中にあるけれど、そこに保管・管理されて来たことで現在まで無事に保存されてきたという事実も多い。
でも、やっぱ
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

この時代のアメリカの映画はなんか好き。
小学生のとき観ていた印象が強いのもあるのかな。
長くなく、話のテンポもいいので最後まで目が離せなかった。

主人公の人権がなさすぎて自分の身に置きかえると恐ろし
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花のあとさき ムツばあさんの歩いた道(2020年製作の映画)

5.0

こういった作品に評価をつけるのは何だか違う気がするので難しい。

人間が生きるために山から場所を借りて畑にし、最期はそれを山に返していくという気持ち(と実際の作業)は、現代の都市部に住んでいると感じる
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

4.4

不思議と何度も見たくなる作品。

ファンタジーなのに、主人公の寂しさ、葛藤、苦労が見えるので共感できる。
また美貌もさることながら、長く人生を歩んできたが故の機知と魅力があり魅せられる。

最後の白髪
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セザンヌと過ごした時間(2016年製作の映画)

3.9

生きているうちに評価されるとは限らない世界で描き続けるには、ゾラのような友人が信じてくれていることは大きいよね。

本作では、セザンヌと親友エミール・ゾラ、それぞれの家族、彼らを取り巻く人々との関わり
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ムーラン(2009年製作の映画)

4.0

ムーランは伝説上の将軍なのでファンタジーと言われればそうだけども、作中で描かれる戦闘は、苛酷で、無常で、厳しく…血の通った物語になっていた。
時折ドキュメンタリーかのようなカメラワークもあり、なんだか
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メイジーの瞳(2012年製作の映画)

4.0

主人公がひたすら健気で、素直で、可愛い…!
そして両親それぞれのパートナーがとても愛情深くて良い人。

両親の喧嘩が日常の主人公は、怒鳴り合いの中でも特に塞ぎ込むことも泣くこともなく淡々と自分の遊びを
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.4

とても良かったー!

1920年代の世界は本当に魅力的だった。
けど結局、どの時代を生きたって人は昔を懐かしんで、いついつは黄金時代だったと思いを馳せて自分の時代に不満を持つものなんだぁ。

0時の鐘
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.9

本作の主人公は、兎に角平凡で、真面目で、それでいて少し抜けていて、人間らしくいろんなことに迷って、それでも毎週お茶のお稽古に行き続ける。

観ている途中、数年前にひょんなことからお茶の先生と知り合い、
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ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た(2016年製作の映画)

3.6

デンマーク、コペンハーゲの人気レストラン「NOMA(ノーマ)」のオーナーシェフ、レネ・レゼピを追ったドキュメンタリー。

食材探しで行く先々で何でも食べててすごい(笑)
料理人はアーティストだなぁ、と
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イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

3.5

クリスチャン・ディオールの後を継いだのが若干21歳のとき…。すごすぎる。

冒頭がフランス領アルジェリアでのシーンだったように、1954-1962年で起ったアルジェリア独立戦争が落とす暗い影も描かれて
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トロイ(2004年製作の映画)

3.2

過去に数回観たことがあったけど記憶が曖昧だったので再び。
オーランド・ブルームの美貌が目を引くけどキャラクター的にはひたすら子どもで情けない。一方で、エリック・バナ演じるトロイの第一王子が思慮深く勇敢
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.9

年齢が上がってから観るとまた一味違う。笑
ブリジットがドジすぎて面白い。ひたすらキュート。

禅 ZEN(2008年製作の映画)

4.0

「禅のお話か〜」と何となくで知識ゼロで観てしまったけど、曹洞宗の開祖、道元禅師のお話だったんですね。
数日後にたまたま日本宗教史の書籍を読んで、あ!となりました。

内田有紀演じる遊女が救われない現実
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ローマ法王の休日(2011年製作の映画)

3.4

昔、ながら見で観たことしかなかったので、もう一度観てみた本作。

神に心身を捧げている聖職者たちが、
ローマ法王になりたくないと神に切実に祈ってるシーンがなんとも面白かった。
そうだよね、全世界のカト
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大統領の料理人(2012年製作の映画)

3.3

コロナ対策で自宅にずっといるストレスからか、美味しそうな料理が出てくる映画を漁って4作目。

以前観たことがあった本作だけど、
大統領の昼食で最初の料理として出てくる、キャベツとサーモンのファルシをも
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真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.5

17世紀のオランダ人画家、フェルメール。
世界中の誰もが知っている「真珠の耳飾りの少女」が描かれるまでのお話。

冒頭から、フェルメールの絵の世界に入り込んだような映画だった。
特に窓から光が漏れるシ
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続・深夜食堂(2016年製作の映画)

3.8

ドラマは全く見たことがなく、1話目だと思って見始めたのが映画1作目だった。
結局ドラマの方は観られていなくてそのまま本作へ…。

前回出てきたキャラクターのその後も見ることができて、私みたいなパターン
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クーパー家の晩餐会(2015年製作の映画)

2.8

春にクリスマス映画を観たのは初めてかも…。笑

クリスマスのディナーに向け、家族それぞれが持つ訳有りがテンポ良く描かれていく。

正直、誰が誰の子どもで、だれが兄弟?と中盤まで若干混乱する。特に、姉妹
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最高の人生のつくり方/最高の人生の描き方(2014年製作の映画)

4.4

マイケル・ダグラス演じる主人公が最初とにかく嫌な奴だけど(笑)、孫との距離が縮まっていく姿は見ていて微笑ましくて嬉しくなる。

幸せいっぱいの最後のシーンは、観てよかったなぁと思わせてくれた。

ダイ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

半地下に住む家族が、お金持ち家族にどんどん寄生していくお話。
アカデミー作品賞を獲る前にも職場の人から絶対観たほうがいいよ!と言われていたので観られてよかった。

大雨の中脱出した半地下家族が下へ下へ
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二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

3.5

コロナ対策で自宅にずっといるストレスからか、美味しそうな料理が出てくる映画を漁って3作目。

過去にパリのレストランでやらかした主人公が、ロンドンの二つ星レストランで三つ星を目指すお話。
全体的に暗め
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ハッピー・シェフ! 恋するライバル(2018年製作の映画)

2.8

コロナ対策で自宅にずっといるストレスからか、美味しそうな料理が出てくる映画を漁って2作目。

ストーリーはよくある感じだけど、リトル・イタリーの街の雰囲気が良い。

祖父が孫の背中を押すために言った、
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シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

3.5

主人公のキャラクターのクセが強いけど、食材、料理への愛情故の頑固さがクスッと笑えて好き。
会話のテンポもよくて飽きない。

ただ、2012年の作品なのに、日本人に化けてライバル店に視察にいく場面は(近
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ラストベガス(2013年製作の映画)

3.1

長年独身だっ4人組の1人が娘(孫?)ほど若い子とベガスで結婚式を挙げることになったことから始まるドタバタコメディ。

冒頭の子どもの頃のシーンは、見返したとき色々繋がる部分がわかり面白い。
こんなふう
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

2.8

埼玉県民が東京都民から虐げられている架空の世界を舞台に、埼玉の独立を懸けて戦うお話。

月曜から夜更かしで存在を知った原作漫画だけど、まさか映画になるとは今でもびっくり。。。

ながら見だったけど、合
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92歳のパリジェンヌ(2015年製作の映画)

4.6

尊厳死をめぐる、実話を元にしたお話。
モデルはミレイユ・ジョスパンさん(リオネル・ジョスパン元フランス首相の母)。

自分の信念を曲げず尊厳死を求め、周りを悲しませることが自分勝手なのか。

愛する人
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