qさんの映画レビュー・感想・評価

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辰巳(2023年製作の映画)

3.9

ちょうど最低限に感じるけど、もう少しバックボーンが知りたいと思った。あなたたちは何でこうなっちゃったのよ。
急にはじまり余韻が長く、約束が守られるのかどうかが知れたのは嬉しかった。
あとは最初喋り出し
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おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

3.2

これ現代の日本政治が舞台じゃない方が良い台本なんじゃないかと思った。
巧妙っぽいんだけど、動機も行動も端々で軽く見えるんだよな...犯人分かりやすいくせにそのリスク分の働きもさせてない感じとか...こ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

成功と没落の長いストーリーを、抽象表現も混ぜながら展開していく3時間は見もの。
戦場の凄惨さが被害も加害も一切描写されないのが、オッペンハイマーの物語だという芯があって良いと思う。
キティの、同情をも
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彼岸のふたり(2022年製作の映画)

3.0

オトセの幼さ、肯定されることを想定されないふるまいみたいなものの表現なんだろうけど、長時間見てるのはつらかったな
ふたり、といいつつアイドル側の存在感が強かったり、こういう世の中で希望っぽく締めるんだ
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.5

東野圭吾原作で気になっていたけど、既視感ある復讐劇だなというのが8割観たところまでの印象。
回収もそこまで驚く内容じゃなかったかも、小説なら面白いのかな。
久我の存在が、そもそも久我も劇団のメンバーで
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.7

女子高生と古本屋の主人のストーリーは今泉力哉だな〜って感じだし、さとうほなみちゃんサイドは城定秀夫感出てるな〜っていう

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ホラーは苦手でずっと避けてきたけど、これはいわゆるホラー映画ではないんだね。生贄のやり方がグロい。グロいけど、逃げ惑ったりやられたりするシーンがなくてサッとやられているから、スプラッタというかクレイジ>>続きを読む

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.4

実写もアニメーションもとっても優しい。

思いはやがて、海にいるあなたへと届くって思いたいけど、届かないから目の前にあるうちに手を伸ばさなきゃいけないし、この「やがて海へと届く」のは、残された側の気持
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大事なことほど小声でささやく(2022年製作の映画)

3.5

各キャラクターのオムニバスみたいなかた
たちになるのかなあと思ってたけどひとりにフィーチャーして終わったので、良い話だったけど、もっとみんなのことも知りたかったよと思いました

湯道(2023年製作の映画)

3.6

ほっこりする銭湯ストーリーとしてとっても良かったと思う。
湯道の存在がスパイスなんだと思うけど、そんなに効いてない気はしたな。

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

3.8

昨今話題に上がることも増えた美術館での活動家デモ、正直賛同できない気持ちでいたけど、知らないで批判することはやっぱりできないんだな。
薬物問題、エイズ、LGBTQなどを鍵にナンの人生を辿るドキュメンタ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.2

デデデデをアニメ化することが先だったのか、いくらちゃんあのちゃんを使うことが先だったのかどっちよ?くらいの斜に構えた気持ちで観に行ったんだけど、結果めちゃくちゃ良かった。

アニメで120分と長いけど
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

検察側の嫌な詰め方を聞いてそれは誘導だよと思ったり、妻側に不利な証拠が出てきてやっぱりサンドラが殺したの?と思ったり、自分が陪審員のような気持ちで観れる。
色んな観点で考えることの可能性や、ダニエルが
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ニワトリ☆フェニックス(2022年製作の映画)

3.5

前作未視聴。
主演2人が格好良いのでなんとなく観れちゃうロードムービー。
それはないやろって言わない決まりで、数奇さも楽しめるなら全然あり。

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.8

ラストシーン、わたしは好き。映画はリアルであるべきなんて決まりないし。
それぞれのクズのお話だと思うんだけど、みんな浮気したりはしなくて、ちゃんとお互いのことを好きでいるところが良いよね。

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.9

こういう映画のこと、いつもタイトルとかトップビジュアルだけ見て数ヶ月寝かせるタイプなんだけど、観るとちゃんと良いんだよな、荻上直子監督作品。
山田はきっとそうなんだろうなあというのは分かる設定だけど、
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恋は光(2022年製作の映画)

3.9

よくある恋愛映画かなあと思ってたんだけど、ポッと出のヒロインも幼馴染も略奪ガールもみんなとっても可愛いね...
あといちいち構図が良い、みんなのパジャマパーティのときとかすごかったです

もうひとつのことば(2021年製作の映画)

3.5

サラッと観れるショートフィルム
個人の体験によるかもしれないけど、こっちの気持ちが大きく揺さぶられることもなくて、そういう意味でも観やすかった

金の国 水の国(2023年製作の映画)

4.0

喧嘩売ったり嘘をついたり殺されかけたりしながらも、みんなのハッピーエンドへ向かっていく、すごい良くできた良い話だった。
岩本ナオさんって見覚えあるな...と思ってたら天狗の子のひとか〜〜と納得。

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.4

なぜなのかなんてことは特に示唆されず、歪みの歪みゆく様を眺める、ヨルゴス・ランティモス
邦題の方がいいのにな

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

聡く嘘を重ねる女と飾らず正直な女が女王を取り合っていて、ストーリーとしては分かりやすかった。
どこかで満たされなさや取り返しのつかない過ちに気づきながらも、ここまできてしまったんだなあというラストに続
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.4

豪華なキャストがたくさん出ていてテンポも早い感じがするのに、あんまりのめり込めなかったなあ

熱のあとに(2023年製作の映画)

3.6

沙苗のゆっくりした動きや話し方に加えてひとつひとつのカットがすごく長くて、足立が何なのか分かるまであたりが結構遠く感じた。
最初と最後が一番ハイなタイプの映画。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

なんて胸糞悪いのかしら。
音響が不穏すぎてずっと怖かった。ホラー映画だな?

たみおのしあわせ(2007年製作の映画)

3.2

ラストシーンだけフワッとして終わったけど、これどうするの?に対して私たちがちょっとにっこりしちゃう答えを出したたみおとのぶお、良かった。

Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

上流階級とは縁ない青年が、小さなきっかけから裕福な美青年と仲良くなり...というお話なんだけど
オリヴァーっていう人間の解像度があんまり高くないのでリアルにギリギリいる怪物を見てるみたいで、貴族のホラ
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.4

この原作は読んでいないんだけど、観終わって辻村深月だな〜と思った。
ルールの細かい世界観と伏線回収、よくできてる。

白河夜船(2015年製作の映画)

3.1

吉本ばななを読んだのが遥か昔すぎて文章の雰囲気のこと忘れちゃったけど、口語としては違和感のある台詞回しが独特の空気感に繋がってたなと思った。
うっすらと暗く、うっすらと本音に靄がかかっている90分。

映画 ネメシス 黄金螺旋の謎(2023年製作の映画)

3.2

ドラマを観たことがなくても観れなくはない。何者...?て思ったりするけど
キャストが豪華でアンナのお洋服がかわいい、あとさくさく殺される場面が多くて絵面、派手だな〜と思いました。

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.6

ケイト・ブランシェットの良さで持ってる気がするくらい彼女が魅力的。
前半がまあ長いのと、匂わされるばかりの問題と、それでどうなのよと思ったところで終わるのとでちょっと不完全燃焼だったな。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

文字デザインから衣装ヘアメイク美術までめーちゃくちゃ良い。
ベラはもちろん衣装の成長もたまらない。
独特なレンズとカメラワーク、不協和音、SFとシビアなテーマの取り合わせで面白いもの観てるなあと思った
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.6

豪華絢爛な絵作りだけで楽しめる。
ポアロが一人ずつの可能性を提示していくから、最後に全部種明かしするシステムが映えるんだね。罪には罪が重なっていくんだなあと思いました。

王様になれ(2019年製作の映画)

3.4

めちゃくちゃアーティスト出てくるしピロウズの音楽がしっかり聴ける。お話は変わったストーリーでもなんでもないんだけど、岡山天音は良いなあ。

百瀬、こっちを向いて。(2013年製作の映画)

3.0

昔タイトル買いしたことをよく覚えてる、この小説。好きだったけど、映像化としてはあんまり映えてないなあと思った。百瀬が早見あかりちゃんなのは大賛成です。

夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.6

めちゃくちゃ強かに見える行動が本当はどメンヘラゆえの自傷行為に近くて、女性の描写だ、と思った。

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