ebifryaさんの映画レビュー・感想・評価

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Winny(2023年製作の映画)

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国家権力によってこんなおかしなことが二度と繰り返されない世界であってほしい。

左様なら今晩は(2022年製作の映画)

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実は相手のことを深く知らないまま出逢って終わっていくことばかりだな、恋って。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

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「国運と個人的な運命が完全にシンクロしている」というあの世代特有の陶酔感。
同世代の仲間が天皇の名の下に死んでいく中「生き残った自分」という三島の人生。
「一対一の決闘の思想をもってすれば、政敵の暗殺
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オデッセイ(2015年製作の映画)

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泣けちゃったな。
「この星には自分一人しかいない」という想像もつかない孤独と恐怖を生き抜いた、それだけで泣けてしまう。

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

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ここまでアクションとヒューマンドラマが両立した映画もそうそうない。最高だった。
市街地が無惨に蹂躙されていくシーンは、映画としてはスリルに溢れているけど、実際にアフリカでこうして内戦が起きていると思う
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市子(2023年製作の映画)

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ただ幸せに生きたい、ただ幸せにしたい、お互いの想いがただ虚しくすれ違っていった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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人類を滅ぼしてしまうほどの兵器を自分の手から生み出してしまった、という苦悩なんて想像もつかない。そんな彼の内なる呵責に迫る3時間だった。
科学者としての威信や矜持のため、祖国アメリカのため、戦争を終わ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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戦争に対する感情と並行してゴジラという災害を描いた脚本に唸る。恐ろしいくらいに大迫力の映像は、奇しくも同じくアカデミー賞を受賞した「オッペンハイマー」と重ねて観てしまった。

ゴジラ映画とは縁遠く、特
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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制作側はCGの浮いた雰囲気に違和感とかないのだろうか。こういうの他のアニメでもたまに見かけるけど、笑っちゃうぐらい違和感あるし冷めちゃう。
それ以外は素晴らしかったのに、CGで冷めてしまう自分が嫌にな
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パレード(2024年製作の映画)

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遺されるほうも悲しいし悔しいけど、旅立ってしまった彼らもどれだけ悲しく悔しかったろうと想像してしまう

星の旅人たち(2010年製作の映画)

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自分がこれまでしてきた旅を思い出す。
旅に深い意味なんかなかったな。
でも、旅先で出逢う旅人たちとの一期一会の中でたくさんの優しさや親切心に触れたとき、人生の喜びを感じてきた。
自分なんかとうてい見つ
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レナードの朝(1990年製作の映画)

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自分のこの平凡な日常こそが彼らにとっては二度と手に入らなかった幸せなのかもしれないと思うと、ただ目覚めて生きているだけで感謝の念が湧く

アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

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「軍も暴力も嫌いだ。しかし、今の世界で組織された軍隊に対抗できるのは、組織された軍隊だけ」

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

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「時代」に翻弄された人たち
自分だってあの時代に生まれていたら、小野田さんが流したのと同じような涙を流す運命を辿っていたかもしれないんだ

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

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映画通の諸君も冒頭シーンの数分できっと心をグッと摑まれるんじゃないだろうか!
邦画であり、アニメの実写化であり、山崎賢人主演である。諸君の言いたいことはよーーーく分かる。
しかし、随所にみられる激しい
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

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大阪・西成の非日常感が醸成する独特の空気感が漂うクライムサスペンス。目まぐるしい展開の中に個性の強いキャラと印象に残るシーンたちが魅力的。
非関西弁ネイティブ俳優の起用には目を瞑るとして、曼荼羅と新井
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愛なのに(2021年製作の映画)

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不倫や肉欲にまみれた愛と、まっすぐで純朴な愛。そのリアリズムとロマンティシズムのコントラストが訴えてくる、どちらも同じ「愛」なのに、と。
そんな何よりもまっすぐで純朴な愛こそ、この社会で生きていると一
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

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いつか終わる青春だからこそ価値がある。
その中で感じる痛みこそに価値がある。
生きるというのは、苦しみもがきながらも愛し合う相手を探し出して、一緒に歳をとっていくということなのかもしれない。

終わらない週末(2023年製作の映画)

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現代のアメリカに終末が訪れるとしたら、まずこの流れだろうね
不安・危機感を煽る最高のシーンが3回ほどあるんだけど、たぶんきっとみんなも同じ
アメリカ国民として生まれていたらどれだけもっとこの映画を楽し
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

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肉欲の果てにある愛と「不自由」の中に見出す幸福にこそ、安住の地があるのかも

法も秩序もない「自由」の中では誰も本能に抗えないし、平穏はない

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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何気ない毎日ですら、愛おしくなる。
俯瞰して見れば、毎日何かが起こっている。

同じ日など一つもなく、移ろいやすく、不確か。平山がどんな人生を歩んできたかは分からないし、彼もまた周囲の人間たちがどんな
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

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いつも通り暮らす市民にとって、戦争は音も影もなくやってきて、いつの間にか社会をどす黒く染め上げる
気づいたときには戦争一色になって、大切な人たちを簡単に奪っていってしまう

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