なんだこのぬるっとした逃避行は。住み慣れた町から脱出することさえままならない。人目を盗んで射撃のポーズをとってみたり、こっそりスリの練習(だったの?)をしてみたり。でもいざ警官に呼び止められたら律儀に>>続きを読む
「愛する人とはずっと一緒にいなきゃ」というセリフも3人目のオンニの時には上辺をすべるように空虚。ホンサンス自身の壮大な言い訳なのでしょうか。今回はキモおじさん的立ち回りのキャラクターがいなくてちょっと>>続きを読む
とにかくケイレブランドリージョーンズの映画。もちろん断罪されるべき事件ではあるけど、ああなるまでの過程を見せられるとどうにも同情してしまうというか、人間なんてほんのはずみで簡単にあちら側へ行けてしまう>>続きを読む
スウェーデン語の響きがかわいすぎて嫉妬。ところどころリンチみがある。
疲れすぎて最近こういう映画多いな、っていう感想しか出てこない、、、
大人になってから初めて観る。ただのちょっとしたワルツ、がずるすぎて...
髪や爪は死んだ細胞なので伸びません!って設定がご都合すぎて逆にすがすがしかった。普通におもしろかったです。
ミアハンセンラヴの街の切り取り方、自然の映し方がすごく好き。かわいいワンピース着たユペールが本を片手に草原を歩く映像なんて一生見てられます。哲学に関しては「ロッチと子羊」をたまに流し見する程度の知識量>>続きを読む
三半規管が貧弱なので回転速度に酔い、終始うとうしつつもふわふわ猫ちゃんとパンケーキのシーンはしっかり覚醒。16ミリフィルム・字幕付き
オリビアニュートンジョンのカントリーロードにのせて、夜の郊外が映されていく。行ったことも見たこともない街なのに、この懐かしさは何、こんなに胸が締めつけられるのはなんで。最近何もしていないのになぜか疲れ>>続きを読む
昼間からおそらく小学生ぶりのラピュタを観てだばだば泣いてる成人女性はここです。さすがに時代相応の性別役割分業は見られたけど、シータみずからその壁を壊そうとした瞬間はうれしかった。こんなものを80年代に>>続きを読む
こういう映画大好き。ほっとする。「不足感から何かを求めても幸せにはなれない」ってずっと心のどこかでわかってはいたけどはっきり言語化してくれてうれしかった。寂しさが原動力になって始めることって確かに良い>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
前半のじわじわ真相が見えてくる恐怖は非常に好きだったけど、結局ゾンビ化してく流れに若干冷め、家帰っても普通にお風呂入れるしぐっすり眠れました。
前作ろくに覚えてない私からしても胸熱シーンだらけでファン大丈夫か?って思った。生きてるか?
なんだか可愛くない髪型の市川実日子がはちゃめちゃにいい。この時代にしかできない空気感。なんのためらいもなく煙草を吸う遠藤を見て、止めるでも驚くでもなく「火のつけ方が綺麗だと思って」と返す桐島の尊さはな>>続きを読む
なんか本当にやるせない。学校という空間がひたすら残酷な場所であることだけは確か。
汽車で再会したデニス・ホッパーの乱れ髪。激しく動いたあとのへらっとした感じもまたかっこよすぎてだな.....
どうやっても拭いきれない寂しさみたいなものがずっとまとわりつく。何だってあるように見えて本当は何もない街。
不条理の過剰摂取。どういうつもりで作った映画なのかまったくわからないけど楽しいのでオールオッケー
ゴルフボールが転がってきた瞬間の絶望感。AirPods水没させたばかりなので電話のくだりは勝手に切なくなってしまった。なぜ?という問いかけを徹底的に無視してるのがハネケっぽい。
終盤の畳み掛けよ。崩壊する芝居小屋と沈みゆく女、樽いっぱいのほおずき。こんな強烈な画面今まで見たことない。それにしても松田優作ってほぼ松田龍平じゃん・・・
特殊メイクや死体の造形などはさすがだと思ったが普通におもしろくなくて嫌だった・・・
なんでもない日常にファンタジーとミステリーが入り混じってるこの感じがなんとも好き。魔法のアメがきらっと光るたびにこんな冒険に憧れてた小学生時代を思い出して胸がぎゅんぎゅんしてた。
どうでもいいけど今の車ってライターついてないよね、2012年かー。
ひとつも分からなかったのに「なんか良い映画だったな」て思わせてくるの何?唐突なスタンドバイミーがとても良い。サカリ・クオスマネンってもうちょい痩せたらリバー・フェニックスになれそうな感じだし。
生活のひとつひとつを取りこぼすことなくきちんと映し出していく様が美しい。
ピーナッツだけで誘拐犯と疑われ。こんな杜撰な捜査がまかり通ってたことのほうが怖い。「正義」の名の下、無実の男に鉄槌を下そうとする暴徒たち。ウクライナ侵攻に対するロシア国民の反応もそうだけど、人間って自>>続きを読む
着実に死に向かっているはずなのにあまりにも生に満ちあふれた日常に戸惑う。ハネケはインタビューで「説明は行為のもつ力を矮小化する」と語っていたが、この発言こそが作品理解を促す「説明」になってしまっている>>続きを読む
不思議なテンポのロードムービーだった。ジャケットにもなってるシーンがいちばん好き。伸びをするみたいに動き出す赤いシトロエン。
「町」の記憶って結局は「人」の記憶だ。乗り越えられないことを「乗り越えられない」と受け入れること