なおたろさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

流浪の月(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

違和感すらある妙に明るくてボリュームの大きい劇伴、どこまでが作為なんだ

15年前と現在を行き来するつくりの中で、文に血塗れで再会した途端に子供の頃の雰囲気を出した広瀬すずも、根っこが変わらない文の微
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しあわせの雨傘(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

時代設定が1970年代なのがびっくり
日本はそもそもまだここまで到達してないな

自分も不倫だった割に相手に他にも男がいるってわかった途端「メス犬」て揶揄する仕草も中絶を「夫が反対するから」やめるのも
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幻の薔薇(2009年製作の映画)

3.0

マージョリーヌという名前の薔薇は結局完成したんだろうか

“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

3.2

佐久間由依はじめキャストが良すぎ〜る
ビッチというかアダルトチルドレンの虐待サバイバー、他者との接し方が両極端な人っていう印象

酒乱演じてる佐久間由依たくさん見たいよ…

朝が来る(2020年製作の映画)

3.7

完全にひかりが主人公だった、蒔田彩珠すごいなあ!ひかりの両親、この接し方は良くない…ぐれるともまた違うけど、ひかりが家族から離れるのがわかる
新聞屋での一連めちゃくちゃよかったなあ

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007年製作の映画)

3.5

過ごしてる時代も環境も違うためこうやって過ごしてきた人がいるのかって感じだった、世代どんぴしゃの人はたまらないのか?
治療の様子はすごいよな〜…

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.1

ご飯があったのにないって言ったイノギさんめちゃくちゃめちゃくちゃ優しくて不器用だね

望み(2020年製作の映画)

3.7

どんどんやつれてぼろぼろになっていく堤真一と石田ゆり子!
堤真一はこういう役が似合いすぎる

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.6

キツネ時間で1時間
食べ方がめちゃめちゃなのも「俺たちは野生動物だ」も良かった
声優やってる俳優たちの顔ぶれ

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.6

パターソンからそのまま観た
絵本みたいな画面してるのに、両親の修復不能な関係を見せてくるシーンは繊細で具体的なのおもしろい
子供は身勝手で大人は不完全

鼓動(2019年製作の映画)

3.4

息子としての自分、父親としての自分を悔やむ時間

パターソン(2016年製作の映画)

3.9

双子を産む夢を妻が見たときから双子が気になって目に留まるなんてめちゃくちゃ愛しいことじゃんか

his(2020年製作の映画)

3.5

渚は超超かなり身勝手だけど迅はそういうとこが好きなのか〜!?
「長生きせい」は良かった
この祖母がいる場所は大丈夫かなあと思いつつ、そらちゃんがどこに住まうことになろうが家庭環境って何かしら不安な点が
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二重生活(2016年製作の映画)

3.2

卓也がどうして出ていったのかはっきり分からなかったが、珠ちゃんはこれで良かったのか?と普通に心配になる
他人を覗き見た末の論文と好きな人の寝顔のスケッチ、ふたつの創作物のおかしみ

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

どこからどこまでクロエだけが見た妄想でどこからが真実なのか本当にわからない、難解
双子に狂ったサンドラが実在するとして、自分の姉(だったかもしれないもの)にサンドラと名付けるクロエの不気味さ、不安定さ
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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

3.5

くれしん映画のゲスト子供大好き〜✌️
影の軍団や長老の登場シーンの短さにいまのくれしん映画を感じた
珍蔵が駄々こねるシーン嬉しくて泣いちゃった

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.5

今回のメインテーマアレンジかっっこいい
全体的にキメのシーンが多くて歌舞伎だった、エレニカ高潔で良かったです
揺れる警視庁から20年近く経って萩原の新エピ出てくるのすごい

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.4

ピアノを取り戻すために軽蔑してたベインズの要求を受け入れていたエイダ、ラストで棺桶に見立てられたピアノの中にはかつての自分が入っている?
未開の森で泥にまみれるドレス姿の親子のミスマッチが湿度を感じて
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

-

一般には理解できない異常者ではなく、さまざまなことを積み重ねた先の犯罪者として描かれているマーティン/ニトラム
たった25年前の実在の事件であり、犯人がまだ生きている中で映画の題材にすることの是非はあ
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.0

「偏見はないのよ」「わかってます、そう思い込んでいるのは」

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.7

湿り気、カエル、調理場?の鍋が低い位置にあるの炒めにくそう
食べ物、中でもパパイヤがちゃんと美味しそうだけどどこかグロテスクで好きな撮り方だと思った

英雄の証明(2021年製作の映画)

3.8

後先考えないラヒム、元義父の主張はほんとに正しいんだけどラヒムサイドが全部悪いかって言われるとそうじゃない、その加減がちょうど常識的で地に足ついた作品だなと思う

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

4.0

政治や環境問題の集会を冷めた目で見つめ、何をしても自殺願望から逃げられないシャルルの諦観は、45年前の作品であるのに現代でもまったく他人事ではない

婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.9

アドリアンがずるいからアンナが大人になって一人で真実を飲み込んでいる ピエール・ニネって大人っぽい顔立ちなのに表情が幼いからそういう役が似合ってしまい、つらい

シチリアを征服したクマ王国の物語(2019年製作の映画)

-

化け猫と大ヘビがきちんと怖くてよかった
幽霊の動きが魚類っぽい 新鮮

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.0

番地、犬、オレンジ
記憶を失い、家族も迎えに来ない状況下でも感情の見えない主人公に対する違和感を別の面から覗いたら見えてくるもの

奇病が蔓延した世界もこういう世界だからこその向き合い方も違和感なく入
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やさしい女(1969年製作の映画)

3.5

使っている言葉の意味が違うからすれ違うのは必定!
タイトルの「やさしい」が複雑すぎる、けど確かにやさしい女だった

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.8

緊張しっぱなしで非常に疲れた、「痛そう」が苦手な人にはちょっとつらい。
チタンを埋め込まれようが何人殺そうが髪を剃ろうが妊娠し続ける(女性性を失わない)アレクシア。父性や男性性に執着して自己を保ってる
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恋する人魚たち(1990年製作の映画)

3.5

男性関係に奔放で引っ越しを繰り返す美しく娘たち以外を抱えたがらない母親、めちゃくちゃ魅力的でたまらなかった カトリックに憧れる娘との対話

ウィノナ・ライダーとクリスティナ・リッチの姉妹がブランケット
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テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

4.0

おとぎ話みたいな街並み
名前も持たない訪問者は家族から何も奪わないし壊さないのに、家族全員が勝手におかしくなっていく
共産主義の社会でブルジョワ側だった家族の階層はじめ他にも大切にしていた諸々を手放さ
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王女メディア(1969年製作の映画)

3.9

マリア・カラスが美しくて最高だった 苛烈な女は良い
景色に心を掴まれてしまって、調べたらギョレメ…カッパドキア…トルコ好きだなあ

青い、森(2020年製作の映画)

3.3

ずっと不穏で浮世離れした空気をまとった波〜 お互いに踏み込めない領域の話
青い森と6か月の赤ちゃん