duneさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀(1990年製作の映画)

3.5

ヒロインがむちゃくちゃたくましく描かれてるあたり、当時なりのアップデートが図られている。特殊メイクも高水準。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.5

原作では一年間に渡る物語を異常に長い一夜の出来事として違和感なく再構成してみせたのが凄い。現実離れした酩酊感や焦燥感を携えて走り抜ける傑作。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

キャラデザが壊滅的にセンスない。気の抜けたカットがないあたりは流石だけど、それも際立ってたのは前半だけ。

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

5.0

何もかもがカルチャーギャップとジェネレーションギャップでショックを受ける。まるで一年のように濃縮された一夜の物語。

アルゴ(2012年製作の映画)

4.5

笑っちゃうくらいサスペンスフルな映画。フィクションが人の命を救うという夢みたいなストーリーを地に足の着いた確かな演出で描いた傑作。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.5

画面外の種々の要素に気を取られて中々没頭できない作品ではあるのだが、ヒーロー映画として極点に変則的でビターなストーリーがツボだったしマイケル・キートンの当時と全く変わらないブルース・ウェインとしての立>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

二部作の前編とのことだけど、前作を踏まえた三部作の二作目として素晴らしい問題提起と充実した内容。

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

4.5

コミックからそのまま飛び出したかのようなキメ絵でガシガシ動くヒーローたちに大興奮した。アクションの重量感というか、暴力にきちんと体重が乗ってる感が良い。

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.5

ガタガタと不安定なカメラワークが鬱陶しく、ほとんど中盤まで映し出されるもののどうでも良さやビジュアルの退屈さに辟易していた。生の暴力っぽい超人アクションに関してはさすがザック・スナイダーと言わざるを得>>続きを読む

仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS(2003年製作の映画)

4.0

「人間は皆ライダーなんだよ」

正しくテーマの核心に迫った台詞だし、それを反映するかのように沢山ライダーが参戦するので劇場版より楽しめた。

劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL(2002年製作の映画)

3.5

TVシリーズ本編に比べ何もかもが唐突に感じる。アクションが本編より楽しめる以外特に収穫が無かった。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.5

ゴージャスなJホラーって感じでめっちゃ良かった。時制や場面の転換がコロコロ行われる映画なんだけど、どのシーンでも漫画的な仰々しい芝居や台詞に違和を感じさせないカッチリした世界観がある。

ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)

4.0

未練や後悔を抱えながらズルズル生きてる男性が既に手に入れていた幸せに気づかされる話というのは『アメリカン・ビューティー』ぽくもあるけど、基本的に絶妙なユルさでポップに進んでく話なので気楽に見れる。

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

ミュージカルシーンとかちょっとどうかと思うダサさなんだが、恋愛の一番楽しかった時間をもう取り返しのつかないものとして描く時系列シャッフルがかなり功を奏した映画。

スーパーマン(1978年製作の映画)

4.0

驚くほどに端正な映画で全部の場面がアイデアに溢れてる。ソフトフォーカスがちょっと鬱陶しい。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

「命をもてあそぶな」という主題の割には登場人物の死がギャグ的に消費されていたり実験動物の扱いに一貫性がなかったりと倫理観ガバガバな作品であるのは間違いないが二時間半ずっと泣きじゃくってたので冷静に評価>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

5.0

まずもって編集が凄い映画。ホラーとサイキックバトルの融合も十分なリアリティを持って描かれているだけに、ホテルに行ってからむしろトーンダウンしてるのが勿体ない

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

スーパーマリオという実際はかなり野蛮で暴力的なゲームを真っ向から映画化してるのが凄い気がした。

ロジャー・ラビット(1988年製作の映画)

3.5

アニメに物理的に弟を殺された主人公がアニメ抹殺を目論む敵役との対決に至るまでをミステリー仕立てで描いた怪作。2次元と3次元の融合は単に映像革命であるだけでなく、アニメ業界批評としても機能してる。

ハムナプトラ 失われた砂漠の都(1999年製作の映画)

3.0

今見ると思い入れなしでは結構厳しい映画だと思った。おぞましい描写だけやけに力入ってて好き。

ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション(2003年製作の映画)

4.0

キャラクターと生身の人間の取っ組み合いとか、絵画の世界に入った時のタッチの変化とか、表現の引き出しが多くて全然飽きさせない。

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

2.0

このご時世にここまで陰謀論寄りの映画を撮る無神経さはまだ許せるが、マイノリティを集めて殺し合わせるという脚本になんの必然性も用意されてないのは流石に呆れかえる。

ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

4.5

景気のいいゴア描写もアイコンとしてのマイケル・マイヤーズも鳴りを潜め、さながら「さようなら、すべてのスラッシャー映画」と観客を突き放したまま総括に至るとんでもない意欲作。ツイスト効かせすぎてて完結編と>>続きを読む

鬼談百景(2015年製作の映画)

4.5

オムニバスなので個々の作品にバラつきがある中で、安里麻里監督の二作(「影男」「尾けてくる」)が突出して恐ろしかった。これだけでも元取れる映画なのでおすすめ。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.5

限定された空間で二時間いっぱい使った物語を退屈させずに見せてるのが凄いと思った。監督の手腕もあるけど、ブレンダン・フレイザーの演技が特に良い。

AIR/エア(2023年製作の映画)

5.0

ままならないビジネスの世界で打たれた起死回生の一手は、実績のない未来のスターにすべてを託すこと。スターの背負った名前がシューズを通してカルチャーになるという話。

名優たちの演技合戦をカメラワークやカ
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.0

悪くは無いけど期待値を大幅に下回る残念な作品だった。

響裕太というキャラクターの空虚さを全く刷新することもないままビューティフル・ドリーマーチックのモラトリアムを描く前半部はもうちょっとどうにかなら
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