齋藤武市が「渡り鳥」シリーズ１作目『ギターを持った渡り鳥』に続いて撮った小林旭のアクション映画。船乗りのアキラが香港と日本、麻薬ギャング団の内部抗争に巻き込まれる。真面目な渡り鳥の滝伸次に対して、こち>>続きを読む
かなりスローな展開で、敗戦から5年目のサスペンス映画だとこんなもんなのかと正直退屈して見ていたが、最後の伊藤雄之助一味との対決が別人のような素晴らしい演出で目が醒めた。アメリカ映画の格闘シーンのように>>続きを読む
残酷なしの良い話、上手に出来たスタア映画でジェンマ、キレイだなあカッコいいなあと素直に感動させる。叩き上げの監督なのでこのくらいいくらでも撮れるのだろう。ジャッロの名残というのか、ジェンマがラスボスと>>続きを読む
森永健次郎は主に歌謡映画や吉永小百合のプログラム・ピクチャーを撮ってきたせいか、その作品はまともな批評の対象になっていないが、60年代の作品を丁寧に追っていくと実験的な試みをしていたのが分かる。これも>>続きを読む
前の映画化、理数系恋愛喜劇というのか『若い娘たち』で新人岡本喜八が鋭利な鋏で鮮やかに切り落としてみせた恋愛の甘美を、日活のベテラン監督が同じ脚本家を使って、丁寧に一つ一つ拾い上げながら温かいユーモアで>>続きを読む
