movieJackさんの映画レビュー・感想・評価

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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ザ・ファイナル
とのタイトルにジョン・ウィック同様に過去作を見直してから鑑賞

子供からの不意討ち以外
かすり傷一つ負わないチート的鬼無敵状態の強さは流石
もう神の領域に近く贖罪を求め教会を巡り死に場
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

苦しみを抱えた者達が
犯罪や善意
愛情の狭間で
この世に生を受けた意味
生きゆく目的や存在意義を
赤子の手で触れる様に優しく包むロードムービー
既視感のある
犯罪で繋がる疑似家族設定ではあるが…
しっ
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.2

原作既読
松坂桃李がまた一段高みに…

観賞後に星野源の「喜劇」を改めて聞いたが
今作のために書き下ろした?位に本作とのリンク感が半端ない

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

初恋・家族・差別・偏見・ヤングケアラー(児童労働)・障害・合唱・夢・人生・大人の性(男女関係)等々
多くの内容を詰め込みまくり
定期的に健常者が気が付かない聾唖者とその家族についての苦しみや葛藤等を観
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ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

4.5

2014年僅か8年前のウクライナ🇺🇦における激動の民主化および大統領退陣を求めた激しい国民闘争93日間のドキュメンタリー
残念ながら今現在のロシアによるウクライナ進攻がなければ今作を観ることも
この歴
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

「ちょっと思い出しただけ」が良作との噂を聞きネット検索していると
今作品の影響を受けており物語内にも関連する部分があるとのこと

監督(ジム・ジャームッシュ)のことは「パターソン」鑑賞時に認知した位で
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 「アルプススタンドのはしの方」が好印象であった城定秀夫監督と
「街の上で」が評価高い今泉力哉が脚本の本作

愛なのに…
思わせ振りなタイトルと清々しい感じのポスタービジュアルからは想像できない展開に
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さがす(2022年製作の映画)

3.8

「じゃりんこチエ」かと思いきや
生死の尊厳や人間の裏側を見せ付け
全く違う世界に連れて行かれるジェットコースター展開は飽きさせない

演者達も素晴らしく
佐藤二郎の大阪弁もほぼ違和感なく
アドリブらし
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空白(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

古田新太主演
舞台演劇に無知な私のTVバラエティーだけの彼の印象は
酒焼け赤ら顔ガチャピンおじさん…
と全く失礼極まりないイメージしかなく
ポスタービジュアルと安易な想像により
傍若無人で狂気的なサイ
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.6

今アプリの高評価により鑑賞

ツッコミ所は沢山有るが
映画愛に溢れたストーリー

現在のコロナ禍における
芸術や映画・演劇・音楽ライブ等の不要論に近い処遇や
感染源とまで扱われ中止や自粛に追い込まれて
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.2

アトロクで度々聞いていた
噂の佐々木コール

男子の学生時代における青春そのもの
貧困・哀愁・葛藤・夢と挫折や妥協
バランスの良さが秀逸
一軍が出てこないのも斬新で好感度が高く
そして
あの頃の友人に
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

自粛生活で数ヵ月ぶりの劇場鑑賞であったが
ごめんなさい
期待値が高かっただけに
西川美和監督はやはり私には合わないと再認識

もっとヒリヒリと濃厚な韓国ノワール的物語かと期待していたが予想外のペラペラ
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

栄枯盛衰

人も業種も
調子(景気)の良い時・悪い時があり
外的要因により左右されることも多く
今作のヤクザ社会では暴対法が原因で
服役14年で激変した社会に戸惑う姿
生き辛さは切実に伝わった

しか
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.3

才能がない
頭が悪い
人見知りだから
自分はこの程度だからしょうがない…と
嫉妬するレベルにも届かないまま
漫然とクラスの隅で一軍を眺めていた私を含め
全ての二軍・三軍へも
エールとして鳴り響くような
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ラストは確かにグッときたが
結局
政府や戦争云々より
ポンコツ判事さえ居なければこんなことには…

TENET テネット(2020年製作の映画)

-

難解な波にもまれるだろうと解っていて
そのクラクラ感を期待して鑑賞するも
もみくちゃにされ過ぎた…

躊躇なく突き進むストーリーに
この行動の目的は何?
予想外の映像の連続に
この伏線は何?
この人は
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.5

コロナ感染予防のため劇場鑑賞を諦めたことが
非常に悔やまれる

Sunny・シングストリート・セッションが連想される高揚感
私的に大好物な展開には
思い出しても笑えて・泣ける

当分このチーム5人が心
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

振り切った無双感も含め
真剣なのかギャグなのか
天丼(繰り返し)の応酬で
もはや
シュールな笑いを誘ってるのか…

馬キック
ガラス割り
犬の股間噛み
プール内での銃撃
ホテルでの銃器補充繰り返し
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

4姉妹の「きゃっ・きゃっ🎵」感は本当に微笑ましく
この家族全員が幸せになって欲しい…と純粋に思わずにはいられなかった

成長と共にそれぞれの分岐点が訪れ
その都度の理想的な家族像に何度も落涙し

自分
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フリーソロ(2018年製作の映画)

4.5

学生時代
スキーに行けるとの軽い気持ちで
一時ワンダーフォーゲル部に所属し
夏場は北アルプスでテント泊での縦走や六甲山等でロッククライミングも少しだけ経験し(かじっただけですが…)
山好きの方々の雰囲
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

今作の原案を執筆した
東京新聞記者「望月衣塑子」さん出演
森達也監督の「i」鑑賞後から観なければと思っていたが
このテーマで日本アカデミー賞総なめという快挙には本当に驚かされた

「i」でも描かれてい
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.2

冒頭の些細な口喧嘩から
いい年した大人が子供みたいに…と思わせてからの
徐々に難民問題や国の対立等までスケールアップさせ
グイグイ引き込まれる構成と
誰もが納得できる着地点の上手さは素晴らしい

ただ
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許された子どもたち(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

時間が空いたファーストデー割引日
映画館で新作映画を観たいという欲望だけで
前情報なく内藤瑛亮監督作品も初観賞
ミニシアターで1席飛ばしとはいえ完売で注目度の高さが感じられた

イジメと少年犯罪に伴う
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.5

2016年シリア内戦により
敵対する反政府武装勢力等を掃討するため政府軍に包囲され
何ヵ月も「自国」の政府軍(酷すぎる…)や
政府軍を支援するロシア軍のヘリや戦闘機から空爆を受け続ける
当然一般市民も
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

公開時に劇場鑑賞を逃し
レンタル観賞のため
皆さんが言及している映像迫力や音響についてはイマイチであったが
それでも虐げられた者達(負け組)の逆転劇には熱くならざるをえない

ドライバー役のクリスチャ
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版(2018年製作の映画)

4.2

今作も昨年から高評価を聞いていたが
大阪での公開は無く諦めていたが急遽
完全版が期間限定公開となり慌てて観賞

そして図らずも戦争物(それも全てドイツ案件)4連続観賞というヘビーさ(笑)

戦車物メイ
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彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.0

以前から皆さんの高評価を眺めながら
Amazonプライムで観ようかと思っていた今作

題材が同じ第一次世界大戦である「1917」公開に合わせてか
大阪でも劇場公開が始まり「1917」から続けての観賞
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

公開日が14日でTOHO割引日と重なったので珍しくIMAXにて観賞したが
その選択は正解であった

評判通りの革新的で驚愕な映像の連続
カメラワークがとにかくスムーズ
目線や足元の高さのシーンも多く
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

予告編観賞時から
ポップな映像と戦争物(ドイツ・ヒトラー関連)という設定から
「ライフ・イズ・ビューティフル」的な感動作と勝手にイメージし
楽しみにしていた

今作は童話的なストーリーの中に
挟み込ま
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

カンヌ国際映画祭パルムドール授賞
アカデミー賞作品賞ノミネート
の情報により非常に楽しみにしていた今作

観賞後
直ぐには咀嚼できず
確かに眼が離せずとんでも設定に連れて行かれるジェットコースター感と
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.5

ケン・ローチ監督の過去作
「わたしはダニエル・ブレイク」は高齢者の物語がメインで
あと1つ物足りなく感じていたが

今作は私と同じく子育て世代ど真ん中設定に他人事では居られない

国の法や制度により搾
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

やんわりと胃が痛くなる
サラッとした破局物

倦怠期を過ぎ歯車が狂いだす夫婦
外れた歯車が坂道を下り徐々に加速し
自分達にも止められない状態に

いずれ壊れ
もう完全に噛み合わず
歯車としての機能はな
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i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

4.0

東京新聞の記者
望月衣塑子さんに密着したドキュメンタリー作品

恥ずかしながら彼女の事は全く存じ上げず
多種多様な案件を抱えるマルチタスクな知能に驚き
その数倍
自分の無知さと無関心的な姿勢を痛感しガ
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.7

Netflixの潤沢な資金による
レジェンドな監督・キャスト大集合の今作
Netflixを契約しておらず
劇場鑑賞すべきとのレビューも拝見し
期待を最大限に膨らませ
多忙により鑑賞を控えていたが久し振
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

3.8

「ホテル・ムンバイ」終演10分後に偶然上映回があり
久し振りに同日に2作品を観賞したが
図らずも両方インドの都市ムンバイのスラム街が舞台なのは不思議な感覚

冒頭から主人公ムラド(ランヴィール・シン)
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

今アプリでの高評価により観賞したが
全く知らない事件であった

2008年インドのムンバイ各地で起きた無差別テロの実話を再現ドラマ的に描かれた作品

当時の実際の映像も盛り込まれ
多くの証言を再現して
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