久しぶりにコテコテの青春映画を観た。中年なって、青春時代を思い出すというベタな展開で、作中に岩井俊二とミスチルの名前が出てきてバイクで二人乗りしたり、イヤホン2人で聞いたりという、青臭さが致死量に達し>>続きを読む
ドルビーで大音量で歌が聞けるだけで元は取れた感はあるけど映画的にどうかというと、あまりにもバランスよく喜怒哀楽が描かれていて、凄みがなかった。ボヘミアンラプソディはやはり別格なのだなあ。
題材が題材だけに、予想通り真面目だった。やっぱり、インセプションとかTENETみたいな娯楽ができないので、ノーランの良さが出切ってないと感じる。しかし、ノーランはこれを撮らないといけないし、我々は観な>>続きを読む
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美しい森のドリーショット、こだまする音響、唯一無二の会話劇、など傑作感高めで引き込まれるが、子供の安否をサスペンスにするのはダメ。シネフィル的感性より、ちゃんと子供を児童館に迎えにいけよバカ親!としか>>続きを読む
これぞシネマの3時間。クライマックスの、どんな銃撃戦よりも激しい視線の交錯!
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今観ると脚本の駄目さ加減に時代を感じる。女性の自由ではなくて、不自由さを描いている。最後は笑いあって、刑務所に入って欲しかった。それじゃ映画にならないのよねー、当時は。
特に映画的なシーンがなさそうなのにこれが映画だよなと感じるのはなぜだろうか考えさせられた。夜明け前の暗闇がなければ星の光を感じられない、という言葉が、映画館という暗闇がなければ映画という美しい時間は生>>続きを読む
ミニマルでありながら退屈しないのは、この映画のミニマルが倹約的なものでなく、単調さの中にいくつもの贅沢な時間が描かれているから。陽だまりを感じられる映画として貴重な作品。
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ほっこりして泣けるが、まとまりすぎている感じがする。個性を大事にという割には、大人には理解不能だけど子供の中でだけ成立しているというような表現がなかった。一貫して、大人から見た、個性を大切にしないとね>>続きを読む
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安っぽい脚本をぶち抜く、アイナジエンドの圧倒的な歌声が映画に並外れた強度を与えている。アイナジエンドが画面に出ている時と出ていなき時で全く映画の質感が違う。歌っていない時でも顔がめちゃくちゃいい。冒頭>>続きを読む
稀代の天才が好きなように作ったという印象。あのシーンは、あの作品の・・・と、意味解きするのでなく、単純に唯一無比のアニメーションの動きを楽しんだ。飛翔の表現はもちろん、冒頭おばあさんたちの動きがすごか>>続きを読む
2回観て冷静になってから考えても、傑作で間違いない。でも何故傑作なのかまだわからない。途方もなく美しい映画。
泣けるいい話。役者の声が良かった。cg、スローモーションなんかが乗れなかった。ドキュメンタリーチックに撮った方が合いそう。菅田将暉の鼻筋の美しさは異常。
原作にあった漁港の香りがしない。原作や明石家さんまや豪華声優陣やとなりのトトロに頼って、この映画でしかできないというものがさい。作品としては原作のほうが上だが、映画の方が簡単に泣ける。声の力を再認識し>>続きを読む
邦画の子役モノでは1番好きな作品。田端智子と桜田淳子という謎な組合せが最高な化学反応を起こしている。中井貴一は中井貴一。監督は天才相米慎二。1993年という、圧倒的なジブリ黄金時代において、作品の良質>>続きを読む
ラスベガスで酒と麻薬で記憶なくして暴れるって話。気楽に観れる。酔っ払ってやったことは全部捨てるって話かと思ったら、その忌まわしき記憶の中に真実の愛を見つけるところがいい。映画としては『ラスベガスをやっ>>続きを読む
ブルーススプリングティーンと出会って成長する青春映画、イギリスのパキスタン人移民が差別と抑圧的な家庭から音楽の力で抜け出す感動エンタメ。差別問題はガチドキュメンタリーじゃないとやはりご都合主義に消費さ>>続きを読む
DVD廃盤で配信サービスにもなく、YouTubeでしか見れないという作品。死期の近い母親が子の里親を探す、というあらすじから分かる感動作だで泣いちゃうけど、あらすじ以上でも以下でもない。同監督の「ステ>>続きを読む
柳楽優弥が凄すぎて、あの大泉洋が下手に見えるぐらい。「手、自分で食べたんですか」て師匠にボケるところと「ここにいてもどうにもならねえじゃねえかよう」とフランス座出て行くところが好きすぎてリピート中。