LILACさんの映画レビュー・感想・評価

LILAC

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スパイダーヘッド(2022年製作の映画)

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なにこれ?
バカじゃない?
音楽は良いけど
サントラ版欲しいくらい良いけど。

ラスト・キャッスル(2001年製作の映画)

5.0

有罪とされた軍人が入所する為の刑務所は、私たち日本人には馴染みが無いので、そこを最初に理解して観て頂くと分かりやすいかも。

甘んじて有罪を受け入れた主人公のアーウィンは三つ星の勲章を授与された中将。
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

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久しぶりに、見なければ良かったと思う、嫌な思いの残る映画。
とても悪い言葉を使うなら「胸くそ悪い」映画。
ゴールドラッシュ時代、お金よりも理想主義と人としての本質の幸せを叶えたいと思う科学者と友人、そ
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ブルー・ミラクル(2021年製作の映画)

5.0

孤児を引き取り育てるカサ・オガールを経営するオマール。
自らも、船の事故で父親を亡くし孤児になり、そのトラウマから解放されず、苦しみながらも、子供達に愛を注ぐ姿は、なんとも微笑ましく、涙が溢れる。
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激流(1994年製作の映画)

5.0

本当に久しぶりに観返した映画。
昔の時代を彷彿とさせる父母像。
父親は、家庭を豊かにするためにこそ、家庭を顧みていないように思えるけれど、必死になって働いている。
なかなか理解できない妻とのすれ違いを
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

5.0

命の重みを投げかける映画は、多いけれど、中でも深いと思わせてくれる作品。
娘を失って、自らの心も失ったハワード。

経営する会社の仕事も手につかず、放り出し、ただただ、娘を失った悲しみを、愛、死、そし
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

5.0

幸せの隠れ場所というタイトル
原題は、The blind side
」見えないところに実は幸せはあるんだよ」と言うこの意味は、主人公のマイケルの心の中や、高校の先生たちの彼を見る眼差し、そして黒人差
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マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

5.0

アメリカの小さな田舎町で生きる人々の人生と暮らしを豊かに描いた作品。
この街に住むシェルビーは、笑顔の美しい女性。
若年性糖尿病を抱えて、出産に臨むことは、当時はまだ、今のような医学の進歩も無く、自ら
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エターナル(2016年製作の映画)

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ここのところ、星を付けられない映画が続きます。
この作品、イ・ビョンホンさんの演技も、ストーリーも素晴らしい。
作品中に流れるピアノの旋律もまた、とても美しく、主人公の心の中の切なさを表現していると思
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

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子供の頃に、誘拐された男の子が、ティーンになって、元の親のところに戻るお話。

わたしには、どうしても馴染めませんでした。
物語は、童話のようであり、レトロな雰囲気もあり優しげ。
だけどよくよく考えた
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キラー・エリート(2011年製作の映画)

4.0

実話に基づくという始まりの文言からは、到底想像出来ないけれど、これが実話に基づくなら、なんて私の周りは平和なのでしょう。
そんなことを思いながら鑑賞致しました。

少し前に、宇宙戦争という映画を見たけ
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素敵なウソの恋まじない(2014年製作の映画)

4.0

大好きなジェームズ コーディンの語りで始まるこの映画

コロナ禍で、遠くなったロンドンの街並みの美しさも懐かしく、うっとり眺めながら鑑賞しました。

エレベーターの中で、ひとつ下の階に住むシルバーさん
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

5.0

この映画が公開された時、宇宙大好きの主人と2人で鑑賞、そしてまた一昨日、2人で鑑賞致しました。

この映画のルーツになった小説を、子供の頃に読んだ主人は、大変なことになる!と、現実と小説の狭間で、妄想
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

5.0

崇高なる7人が、愚かな欲に眩んだ者たちに立ち向かう。

私の子供の頃は、西部劇とマカロニウェスタンが全盛期で、父とドキドキしながら観たけれど、この映画のドキドキの高揚感は、当時のものより半端無く大きい
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

マーフィーの法則
起こりうることは起こる

5次元
いま生きている時間の概念からリセットされて、新しい解釈を持てた、わたしには驚きの連続の映画。
映像美と音楽の素晴らしさもまたどうぞ感じてほしい。
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ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ(2015年製作の映画)

5.0

私の大好きな英国人俳優ふたりの演技で作られたこの作品は、アメリカ人の小説家、トマス・ウルフを支えたパーキンズを描いている。

コリンファース演じるパーキンスの語りで、ウルフの小説の一文が語られるくだり
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パリ、嘘つきな恋(2018年製作の映画)

5.0

美しい女性の気を惹くために、ちょっとした嘘のつもりで車椅子に座って、歩けないのさ。と話した主人公。

お金も地位もルックスも全てを持ち、ただ心の中だけは、嘘と遊び心でうわついた男性が、車椅子に座る美し
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ザ・ウェイバック(2020年製作の映画)

5.0

心に深い深い傷を持ち、立ち直れずにアルコールに溺れる主人公に、かつて輝いたバスケットチームのコーチをという話が訪れる。

父親と息子という横軸が、映画の中に深みを与える。
父親に愛されたい息子と、息子
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ゴッホ 真実の手紙(2010年製作の映画)

5.0

ゴッホの映画はさまざま見たけれど、私の大好きなカンバーバッジがその役を務める本作。
彼の声、彼の顔、アクセントの強いイギリス英語。これだけでも私には、見応え充分。

小学生の時、父と共に愛知県立美術館
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風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

5.0

アフリカの小さな農村
干魃に喘ぐ人々を、小さな聡明なひとりの男の子が救ったストーリーは、実話に基づく。
廃置場で見つけた宝物は、壊れて朽ちかけたバッテリー
学校の先生の自転車に付けられた発電機からヒン
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THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション(2014年製作の映画)

5.0

ダイヤモンドと名画を盗むという映画が、私はとても好きです。
そしてそこに、誰も傷つける事なく、お洒落に盗んでくれたら、それはもう最高に好きな映画。

さてジョン・トラボルタ
Saturday nigh
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モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

5.0

私には、文句無しの⭐️5つ
女性蔑視が取り沙汰される昨今、女性の在り方、扱われ方を、身をもって感じるのは私たち女性。
映画の始まり10分程から、引き込まれるのと同時に、ふつふつと湧き上がる彼女からたち
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パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

5.0

スコアを5にしたのは、実は深いと思ったから。
パッセンジャー
墜落した航空機の乗客のこと。

先日のニュースで、東日本大震災の津波の場所で、人の命のことを研究している大学教授のことを話していた。
タク
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ワイルド・ドライバー(2017年製作の映画)

5.0

ひょんなことから珍道中をすることになった3人のお話。
警察に追われながら、悪いこと?と、思いながらも、ミニクーパーでニュージーランドを走り抜けるストーリーは、今のコロナ禍の辛い現実を刹那忘れて、心から
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

5.0

ベトナム戦争に反対する若ものたちの法廷裁判を描いた作品は、実話に基づいているだけに、生々しくもあり、見ていて激しい憤りを感じる。

そもそも、戦争の状況が困難を極め、兵士が足りなくなれば、まるでルーレ
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ザ・ゴールドフィンチ(2019年製作の映画)

5.0

アメリカ メトロポリタン美術館のテロに巻き込まれ、最愛の母を亡くしたテオの数奇なとも言うべき人生と、ゴシキヒワの名画の運命が交錯するストーリー。
テオの周りを取り巻くそれぞれの時代に、出会う人々は、優
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

5.0

自らの思いを巧く伝えられない自閉症の主人公を、クールな表情のベン・アフレックが見事に演じていました。
日本語の「自閉症」という名付け方が私はどうにも嫌いで馴染めない。
脳の中の仕組みが、私たちとは少し
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しあわせの百貨店へようこそ(2018年製作の映画)

5.0

幸せの百貨店という言葉通り、幸せをギュッと濃縮して詰め込んだような映画。
コロナに翻弄されて、心も体も疲れ切っているけれど、幸せな涙を流して、泣き笑いしながら見てください。

百貨店って昔は、オープン
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さようなら、コダクローム(2017年製作の映画)

5.0

頑固で、強い精神力。
表現は下手だけど、愛は深い。
その深い愛情が、Kodakのフィルムの中に溢れていた。

途中から、涙の止まらない映画。
懐かしい曲、レコード、カメラ。
今のスピードに取り残されて
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ガタカ(1997年製作の映画)

5.0

私が、一言で表すなら切ない。

夢をもがれた2人の男性が、お互いの為にひとつになる。

「旅に出る」という言葉が、2人にとって究極の選択で、なんとも言いようがない。
私には2人の子供がいるけれど、遺伝
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パリに見出されたピアニスト(2018年製作の映画)

5.0

私にとっては文句無しの⭐️5つ

私の父は、亡くなる少し前まで、いつも夕方にピアノをひいておりました。夕方4時になると、トルコ行進曲やベートーヴェンの月光が流れていたのを思い出します。
小学生の時、家
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ハイウェイの彼方に(2019年製作の映画)

5.0

大好きなイーサン・ホークの主演映画。
登場人物も少なく、静かなロードムービーは、静かに心に染み入る映画。

コロナ禍で、子供たちに会えない毎日に、主人公の亡き父親の手紙に残された言葉が印象的で忘れられ
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

5.0

実話に基づく2人のお話は、ヴァチカンの中の教皇のお話。
楽しくて美しくて、それでも心のうちに秘めた2人の懺悔の思いは切ない。
フランシスコ教皇が今の地位に就かれるまでのお話は、こうだったのかと改めて知
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.0

点数はよくわからないから4.0
だけど2011年製作の映画の中に既にCDCセンターがあって、まずはここが動き出すと言うことが、今の日本との大きな違いと言うことを感じ取って欲しい。

私たち人類の最大の
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

5.0

ほんの少し前まで、人種差別と同様に差別の対象だった女性。
弱い立場だった女性を今の平等な立場まで導いたアメリカ最高裁判事のお話し。
社会制度の中で埋もれた男性の立場も同じように擁護して、社会の本当の平
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

5.0

久しぶりに魂を揺さぶられた映画
心をえぐられた映画。
主人公のアブラハムを通して描かれたユダヤ人の歴史が悲しい。
生きていれば、私の父と同じ年齢のアブラハム。
むかし、ドイツに加担して戦争をするなんて
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