コロナ禍以前の2019年までは、月に1回か2回はライブハウスやイベントに足を運んでいた人間だったが、2021年現在はほとんど参加できていない。それもあってか、この映画のオープニングの、満員の観客から起>>続きを読む
初めから最後まで、これがほぼ1人の手によって作られたものとは不思議と全く感じずに観れた。インディ映画独特のとっつきにくさもなく、少年が作ったユーモア溢れるSFとして素直に楽しめた。が、終幕直後に改めて>>続きを読む
耽美という言葉が真っ先に思い浮かんだ。
(彼女たちのように社会的に引き裂かれる様自体は、儚いとだけで片付けられないのだけれど)
とにかく音楽が流れない、とにかく人が出てこない(特に男性)、それが出てき>>続きを読む
90年代前半生まれで軽音サークルに身を置いていた自分にとって、これは「俺達の遠い知り合いの話やがな!!」と言わざるを得なかった。
もし2016年あたりのロックフェスでこのカップルとすれ違っていたら、(>>続きを読む
「映画はダメな奴をダメなまま見せることのできる芸術なんだ」とどこかで聞いたことがあるが、まさにその典型だった。東京も秋田もどこか同じような空虚さに切り取られていて、その中で生きる主人公の負け犬・情けな>>続きを読む
マイルスという人間について現代から理解していく視点のひとつを教えてもらった。
劇場を出た後、彼の音楽を聴きたくなった。
あと、彼を知る多くの証言者たちがみんなマイルスの声マネをしてる様相は「クール」な>>続きを読む
映るワンシーンワンシーンの美しさが一枚の写真の如く完璧で、いわゆるドキュメンタリー映画とは一線を画していた(監督が著名なフォトグラファーでもあるというのは後から知る)。街の雰囲気や人々は古き良き(豊か>>続きを読む
普段からアニメーションを観る人間ではないのですが、徹底した美学と推敲と哲学を感じます。残念ながら解説や考察に頼らないと理解が及ばなかった部分も多いですが、それが本作の味わいでもあります。監督にとってこ>>続きを読む
この映像が撮りたい!面白そう!だからこういうストーリーにしました!というのを節々に感じてしまい、さらに一番の見どころであるはずの映像そのものにも、いまいちピンとこなかった…というのが感想です。
(主人>>続きを読む
何十年もこすりたおされたアメリカのティーンムービー展開に、またしてもスカッとさせられてしまった。優しくありたい、ダサくなんてなってたまるかと思いました。
ストリートは過酷だが、そこにある美学は素敵でカッコいいんだと改めて思わされた。
ラストの着地は前段の出来事が理不尽に見えたので大団円とは思えず、観終わった直後は不服だったけれど、悪ガキの危なっかしさは>>続きを読む
2010年代以降のトレインスポッティングのような映画になるのかもしれない。
サウンドは、フランクオーシャンよりもむしろアニマルコレクティブが際立って聞こえた気がした。冷たさも温かさもあるアンビエントで>>続きを読む