hsmさんの映画レビュー・感想・評価

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プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

3.6

ディズニーのニューオリンズへの憧憬が詰まった渾身作。楽しいジャズ。

2009年、過渡期のディズニープリンセス像だったのかなとも想像する。ビジネスの成功と王子様との結婚どちらも手に入れてちゃうのすごい
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

アメリカってやっぱりノー天気でいいなの愉しさもあり。ケンがLAの街でみるみる元気になるシーンが特に印象的だった。同性が大統領や警官や紙幣の肖像だとやっぱり心強いんだろうな。多く観られてほしいので高めの>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

風立ちぬかなと思ってみたらハウルだった。妊婦の状態でみたので、あんまり神格化しないでよという感想。(宮さんの)母への想いの強さが全面に出ていて、なかなか入り込めない。眠かった。でもすごいもん見た感もあ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.8

そんなにビビらせ続けないでよ、というのがまずひと言。男児の親になったので序盤は特にずっと怖かった。瑛太で少し休憩。色んな回収がありながらもやや過剰。夏、線路、スタンドバイミーの感じもあってグッときたと>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.0

最初、ジョニー・ディップ出てる?ってなった。チッソや警察、大きい組織に属する人たちの人でなし度がすごい。人でないような鈍さがあった。

裸のムラ(2022年製作の映画)

3.6

そろそろ保守を学ぼうと思って。
政治の茶番を思えば、すぐに和太鼓挟んじゃうやりすぎな音の編集が小気味いい。この映画を見て石川には絶対住みたくないと率直に思うけど、自分の住む自治体だって知事の出生を考え
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.3

何度も致命的な失敗をしちゃうバズがどこか今世っぽいなと思いながら鑑賞。肉、パン、肉のサンドのシーンがいい。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.6

「パラサイト」みたいな豪雨のシーンではじまり「ドライブ・マイ・カー」みたいな旅に続いて、ちょっと強張りながら観てたけど、徐々に登場人物たちの人となりがわかってきて、ああこれは是枝映画だったと緊張が溶け>>続きを読む

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

2.0

題材もキャストもいいのに、B級な演出をこれでもかと詰め込んでくる…どうして。三重の山々が綺麗。山の神様への信仰や男衆の結束も美しい。なのにどうして、こうも茶化したのか。邦画のよくないところを寄せ集めた>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.2

テンポのいい序盤の怖いこと。外に出て何も触らないように気を張っちゃうようになった。怖い。

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

2.5

平和なニューヨークが見たくて観た。モーガンフリーマンもすっかりおじいちゃんになったのね、の一作。家を金融商品にしちゃダメだ。

ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)

3.0

どれだけの女の子がこの映画に勇気づけられることか!「もう我慢できない」と興奮して半ベソになりながらスタッフを説得し、政治的立場を表明する一連のシーンは見れてよかった。すべての困難が曲に昇華される編集も>>続きを読む

さよならテレビ(2019年製作の映画)

2.2

タイトルだけ100点。視聴率に一喜一憂する夕方帯の報道番組制作陣と同じく、視聴者の見たいドキュメンタリーに仕上げましたよと、ラストのまとめ方がテレビ的。どこかバカにされたような、幼稚な扱いを受けてるよ>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.0

病気で休業中の大工の話で、セーフティーネットが機能しなくなりはじめた大国、イギリスで地べたを這うように暮らす人たちの話。ケンローチが是枝裕和と対比されるのも納得。ダニエルはどうやら魚のモチーフが好きら>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

2.3

めずらしく優しい役のホアキン・フェニックス。ちょっと未来。モダンで優しい、美しいシーンの連続。

あん(2015年製作の映画)

2.4

あんのシーン100点。小豆の声に耳を澄ます嫋やかな老婆の話。詩を読むようにあんを煮る。てんちょさん、てんちょさん。手紙があれば十分。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

2.6

舞台はパリだけど、アメリカの軽薄さばかりが印象に残る作品。短くてライト。いつだって黄金期は過去にある。歳をとったウディアレンのメインメッセージが寂しげ。

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.0

互いに補い合って暮らす小さな家族の話。朝食と登校、夕飯、読み聞かせ。繰り返しと季節の移ろい、二人の成長、愛おしさが画面から溢れる良質なヒット作。母が出て行ったあとも家中のインテリア、ファブリックがずっ>>続きを読む

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

3.8

わたしの好きなアメリカ。わたしの好きな図書館。学ぶこと対話を試みることで自由を獲得する。半ば意地になり産後3週間で見に行った超大作。初めての一人外出、翌日寝倒した。

ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

2.5

目当ての映画の上映館を間違えて、急遽代わりに観ることにしたやつ。Spotifyが出てきて、娘に彼女がいること以外、よくある話よくあるテンポで、映画館ではじめて携帯開くわ、という程度に退屈してしまった。>>続きを読む

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.8

パラパラと場面が転換して、不条理な事故も苦悩も晴れた日も、どれも軽やかに流れていく感じ。違和感を感じるほど高速な車椅子移動、雨の多いオレゴンの家時間、短い乾季の牧歌的なポートランドの街、と小気味よいシ>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

3.2

毎週のお稽古に合わせて、掛け軸と生け花、庭が変わっていく様がよかった。スクリーンで樹木希林が観たくてみた。なんでということはなくそういうものだ。日日是好日。

野菊の墓(1981年製作の映画)

2.2

おぼこい松田聖子に驚いていたら、すでに貫禄ある年齢不詳な女中役の樹木希林が登場した。

グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.2

人生には辛いことが多いから、映画ぐらいは楽しいものを観たい。家の中を無防備な格好で過ごす美徳を学んだ。

万引き家族(2018年製作の映画)

3.5

あっけなく終わってしまうこともある。救いがないこともある。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.7

劇中、様々なアレンジのリメンバー・ミーがかかる度グッとくる。小さなどんでん返しが何度もあり、テンポのいい、大人も楽しめる方のディズニー作品。産毛や濡れた皮膚さえ違和感なく表現する、CGなのかアニメなの>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

2.8

見終わったあと、誰とも話したくない気持ち。役所広司が鳥に餌をやるシーンがよかった。

美女と野獣(2017年製作の映画)

3.9

永遠に見ていたいダンスシーン。これでもかと言うほど酔いしれた。名曲。ベルの眼差しがいい。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.7

ハリウッドとフランス映画を足して2で割ったような。オープニングがよかった。夢を追うのよ。

人生フルーツ(2016年製作の映画)

3.8

語り尽くされたメッセージにも関わらず後半嗚咽が出るほど泣いた。いいことだけを口にしなさい。あの家の試行錯誤を受け継いだような施設が残って救われた。自分でつくるとわかるものがある。

パイレーツ・ロック(2009年製作の映画)

3.8

たのしい。ロックもラジオも大好きだとみんなが思うだろう、バランス感覚のいい良作。誰もが誰かのDJであった。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.2

不思議な絵と表情の映画だった。広島の街も呉の風景もきれい。朝ドラを短くしたような話。ぼーっとしたままの私でいられるように。