エレクトラさんの映画レビュー・感想・評価

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プライドと偏見(2005年製作の映画)

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ブリジットジョーンズの日記の三角関係がこの話から着想を得ていることがよくわかった。
ファイヤーアイランドも。こちらはゲイコミュニティの高慢と偏見をうまく描いていて、階級社会がモテのヒエラルキーとしてト
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

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ボウイは太陽山羊12室
月獅子7室
アセン水瓶
金星射手9室

精神世界に迫る俯瞰と情熱
見る者がわが身を振り返らざるを得ない問いの投げかけ
遠い世界への憧憬、向こう側を覗く

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

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ジョナサンの人生、30歳の誕生日直前は、未来から見ればレントを思わせる断片がそこかしこに散りばめられていた。残酷なニューヨークの批評に心折れず、ウエイターをしながら書き続けてくれてありがとう。
同志た
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RRR(2022年製作の映画)

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つらい現実を生きる中出会った親友同士が、まるで前世の縁でもあったように意気投合する。白人から、インド人は教養がないから踊りも踊れないと卑下されたとき、英雄のダンス「ナートゥナートゥ」が挿入される。歌詞>>続きを読む

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ホイットニーの側にはいつもロビンがいた。二人は恋人同士だったが、キャリアに傷がつくことや信仰に背くことを恐れ、ホイットニーが関係を終わらせた。その後もロビンはいちばん近い存在としてホイットニーを支え続>>続きを読む

アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

軍事独裁政権解体と民主化の2年後である1985年、軍の暴力性を問う初の(軍事裁判ではなく)刑事裁判が開かれた。

控訴裁判所の検察官フリオ・ストラセラは、上司からの事前通達を無視し続けている。民主化後
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グレムリン(1984年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

中華街で買った珍獣モグワイは育て方を誤ると凶暴なモンスターになる。
第二次対戦やバブル経済と、ときどき「凶暴化」して白人の手に負えなくなる日本人の隠喩であるという話を聞いて見た。
凶暴化してしまう日本
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ローズマリー役のミア・ファローは公開当時23歳、夫ガイ役のジョン・カサヴェテスは39歳。子どもとおじさんという見た目で圧倒的な歳の差を感じさせることと、二人の馴れ初めが語られないのが最初の違和感。
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

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ドラァグ・レース引用元シリーズ

ハリウッドで身につけた観客に気に入られる所作がいつまでも抜けないジェーンがとても哀しい。それを完璧にみせるベティ・デイヴィスの仕業は圧巻で、最後のアイスクリーム屋のシ
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永遠に美しく…(1992年製作の映画)

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ドラァグ・レースの引用ランキングがあれば20位には入っているであろう原題。
マデリーンは「マッド」、ヘレナは「ヘル」という愛称が、人気俳優でわかりやすいコメディやるよという合図みたい。

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

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Slashfilm の記事にあるこの一言に尽きる。

‘Fuhrman is also the first adult actor to reprise a role they originally
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

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タラちゃんの暴力表現は、もういいよと思ってからその3倍はやる。それを見せられて3倍必要だったなと思わせられる

スッキリしたー
ただしプロデューサーはワインスタインであることを覚えておく

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

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かくして浜崎あゆみは日本で最初のLGBTアライになった。

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

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無限ループの不毛から一念発起して量子物理学はじめて極めちゃうサラに心動かされてしまった。私も...重い腰を上げて中国語の勉強しないとな。
たまたま一時停止したアンディの顔がやたらハンサムだったんだけど
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

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ジェニファー・ロペスのドキュメンタリーの流れで

ファイアー・アイランド(2022年製作の映画)

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ゲイコミュニティは正に高慢と偏見の塊り。
コメディでもなかなかリアルでしんどい。

ジョエル・キム・ブースターとボウエン・ヤンはよかった!

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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上の世代から受け取った闇を自分は下に継承しないという意志。

50代で人生を振り返り、自分の選択が間違っていなかったか考える。ほとんどが苦い結果に終わっているように思えるし、体も心も疲れ切っていて一週
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シニアイヤー(2022年製作の映画)

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レベル・ウィルソンがこれからも安心して仕事を続けていけますように。

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

兄と妹の扱われ方の違い。家系を継ぐ者として育てられる男児とは全く違う扱いを受け自流で武術を学ぶ妹。母の実家を訪れ歓迎を受けるも、叔母は兄の前では終始視線を彼に向けて話をし、武術の手解きをする。妹には別>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

大人たちの注目を身いっぱいに受ける男児の隣で、冷遇される女児はお姉ちゃんだからと自分を律する。
火事の炎を神聖に描くが、家族の抱える問題が消えるわけではなく、飲み込んで日々の生活を続けるだけ。清々しい
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Better Luck Tomorrow(原題)(2002年製作の映画)

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かわいいParry Shen
セクシーなSung Kang
ハンサムなJohn Cho

日本未公開もったいない。字幕つけたいな。

ジェニファー・ロペス ハーフタイム(2022年製作の映画)

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Resiliencia.

この人の奮闘、犠牲、音楽や映画に賭ける思いがよく伝わるドキュメンタリー。

なんでJ.Loって映画出てるの?という疑問に答えている。やりたいから。

パフォーマンスを通し
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

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無職だった頃、平日昼過ぎに映画館で見た。

周りは高齢者と呼ばれる年代の人ばかり。

総理大臣がシラを切り嘘をつき、失態を晒す度に劇場全体が温かく見守るような温度の笑い声を上げた。

現実に起きている
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トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして(2020年製作の映画)

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シス男性の俳優がトランス女性役を演じ、賞レースでは男性然とした格好に戻り受賞スピーチをすることの有害さをラバーン・コックスが指摘していてハッとした。トランスであることは着脱可能なアクセサリーではない。>>続きを読む

いつかはマイ・ベイビー(2019年製作の映画)

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これは何度も見る。

アリ・ウォンとランダル・パクのファンだし、二人の相性もいい。でもいちばん好きな場面はこの二人が登場する前の幼少期。

San Francisco 1996 という手書き文字が出て
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メッセージ(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アルゼンチンの作家ボルヘスは、時間は線上を流れるのではなく一点にすべてが内包されているものであると解釈した。『エル・アレフ』に登場する物体エル・アレフは、すべての生物、時間、記憶を内包しているし、『記>>続きを読む

パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

取り替えられた子どもの出自が明らかになるのと同時に、フランコ政権の闇に葬られた人骨が地中から発見される。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「同じようなことはいくらでもある」という言葉が被害者を突き放す。
不都合が起きたときの男同士の結託。
レイプ犯をかつて擁護した弁護士は、訪ねてきた被害者友人の言葉を遮る勢いで自分は不眠症になるほど苦ん
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