hviturstrakurさんの映画レビュー・感想・評価

hviturstrakur

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ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

3.5

いろいろアホらしすぎて、一周回っておもしろかった。ほんとにああいう文化は存在するのか?ぼくもあれくらい吹っ切れたい。エレン・ペイジちゃんかわいい。出てくる男達に漂う絶妙な悲壮感。

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

2.0

なんか、過剰に優しい人間が出てくる映画がぼくは嫌いなようだ。茶番っぽい感じがして。
勧善懲悪が強くあらわれてるのも茶番っぽい感じで苦手。

ところどころのギャグは笑えた。とくにサーブとボルボで見栄を張
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

戦時中の呉が舞台というのと能年玲奈が声をしているという以外ほぼなんの前情報もなしに鑑賞。
絵も声も音楽も小話もかわいくてなんてすてきなんだと思っていたら、えげつないことになっていって辛かった…
なにげ
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お葬式(1984年製作の映画)

3.8

はじめてみた伊丹十三映画。お葬式を大仰なイベントではなくてあくまで生活の一部としておもしろおかしく描いている。あっさりして洒落たユーモアが良い感じで好き。
「死んだあとのお葬式にその人の人望が露骨に現
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極道の妻たち(1986年製作の映画)

2.5

最初のカットから世界が違いすぎるシュールさに笑える。
関西弁で演じてくれるというのは身近に感じられて良いですね。極道という全く身近ではない世界を扱ってるにしても。

凶悪(2013年製作の映画)

4.0

リリーフランキーも瀧さんも怖すぎる。
結局だれしもが凶悪を心に秘めてるんだなあということを印象付けられた。
「お前は生きていちゃいけないんだ!」とね

禁じられた歌声(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

マリのことはほとんどと言って知らなかったけども、とても美しい風景が映されていた。イスラーム過激派勢力に抑圧されながらも誇りを持ったトンブクトゥの僧侶たちや、人生をたくましく生きるいろんな民族の人たちの>>続きを読む

ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)

3.5

ヒラリー・スワンクが男前でした。それはモテますわ。
サースガードさん怖かったです。
ノンフィクションにしても、なんだろう妙なリアリティがあって入り込んでしまった。
bluest eyes in Tex
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カラマーゾフの兄弟(1968年製作の映画)

1.0

原作を読んで、当時ロシアってどんな風景だったんだろうと思って鑑賞。演劇調だったのもあるのだろうけど、臭さが倍加されて観るのがきつかった。あの長編を逐一面白くもない映像で230分かけて追うのは苦痛だった>>続きを読む

生きる(1952年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

マイフェイバリットに入る感じ。テーマからして結構重い感じの作品と気構えていたけれど、見てみたら意外と軽妙な作品で気持ち悪くひとりで笑いながら観た。
ところどころで挟んでくるユーモアがキレキレで、とくに
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ぼくは口下手で不器用な人はたいがい好きですが、だからといって宮崎あおいと付き合ってしまうのはいけない。暴挙です。宮崎あおいみたいにかわいいひとならいくらでも良い相手がいるだろうに、なぜあそこまでコミュ>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

某邦画を意識したのかと疑う邦題だが、原題はThe Danish Girl。全く前知識なしでの鑑賞。タイトルロールの直後、ゲルダのアップで始まるので、デンマークの女の子というのはこの子を指すのかと錯覚し>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

後味が悪いというので観たが、結局はそこまで後味が悪いという感じでもなく、がっかり。めちゃくちゃ退屈な映画だった。全編を通してネットの書き込み風テロップを入れたり、ちょくちょく手持ちカメラでドグマ風に撮>>続きを読む

エピデミック〜伝染病(1987年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

なんだかわからないがとりあえず不快な映像と音響。なんなんだこの映画は。良くも悪くもトリアーというか…いつもの通り名状できない不快感のある掴みづらい映画でした。でもやっぱりなんか気になってまた観たくなる>>続きを読む

メランコリア(2011年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

アンチクライストの次の作品ということだけれど、どうも最近のトリアーの作風は苦手だ。
シンボリックで、なにがなんだか僕にはわからないし、編集の仕方も、なにがと言われると分からないがどこか狂気的で不快。
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実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

連合赤軍による山岳ベース事件、浅間山荘事件はなぜ起こったのか。
先鋭化する正義感がいかに非人道的な狂気へと姿を変え、残虐なリンチへと繋がっていったのか。
自分の思想に適合していない同志に、「総括が不十
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

2.6

グッドウィルハンティングがとても良かったので、あらすじを見て同系統と思いだいぶ期待して観たけど、肩透かしを食らった感じ。なんか、ものごとが単純に進みすぎなのが、そういう作風なのにしろ、なんか白けてしま>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

5.0

まだ鑑賞二回目だけど、今回マイフェイバリットの座を不動のものにした映画。号泣しました。

トリアーのドグマ95の手法を使ったいわば地のシーンと、空想的な演出のミュージカルとのシーンとのギャップの使い方
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マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

四年ぶり二度目の鑑賞。
元気で明るかった母親は結核でヒステリーを起こし、愛する犬とも離れ離れになってしまった悲しい時でも、ライカ犬に比べたら自分は幸運だ、と言って、自分の世界を守ろうとする繊細なイング
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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

良くも悪くも大衆向けって感じ。何も考えずに気楽に観れるけど、ユーモアがあまりに直球というか日本的なので、ラヂオの時間とか12人の優しい日本人とかが好きな僕はイマイチでした。検事さんに幽霊が見えているこ>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

後味の悪い映画、という評判を方々で聞いていて、一度見てみたいと思っていたがようやく見られた。起こっていることは、普通の感覚で見れば尋常ではないのに、あくまで淡々とした雰囲気で描かれている。それがまた身>>続きを読む

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「12人の怒れる男」の翻案として書かれた舞台の映画化。優しい日本人が陪審員をするとどうなるのか、というアイデアの時点で面白いが、陪審員たちの推理によって場面が二転三転し、裁判映画としてもなかなか本格的>>続きを読む

奇跡の海(1996年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ラース・フォン・トリアーの作品の登場人物にはいつもイライラさせられるけど、イライラ度ではこの作品の主人公に勝るものはない。純真で善い人というのは分かるんだけど、どうしても子供っぽいように感じられて苦手>>続きを読む

さよなら、人類(2014年製作の映画)

3.0

一応、三部作の最終作ということだが、この監督の映画はこの映画が初見。
固定カメラでのぶっきらぼうな遠景撮影を最後まで突き通すという、変わった作風。登場人物たちの演技は、どこか腑抜けていて、その無機質な
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野火(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

仰々しい演出と過度なまでにおどろおどろしい音楽、さらにいくらなんでも勢いの良すぎるスプラッタなど、行きすぎた表現に多少安っぽさを感じ、滑稽にすら思えたところもあるが、戦争に対する監督の思いは十分に伝わ>>続きを読む