朱音さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

朱音

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ディストピア パンドラの少女(2016年製作の映画)

3.0

幼い子供に託されてしまった世界の果て。
彼女は難しいことなど考えずに理想郷を創り上げた訳だけど。これがやっぱり子供の考えか、、。と思わされる。世界中の人々なんて要らない。たった一人大切な人が生きていて
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

4.0

少年から大人へと変わっていく途中で母親という存在が壊れかける。「母親」が全てだった少年には始め周りに差し伸べられている手に気付けなくて。「怪物」という存在が現実でも空想でもコナーが救われたのは事実。人>>続きを読む

ペット 檻の中の乙女(2016年製作の映画)

2.9

男も女も狂ってる。でもこうゆうの好き。愛情表現って人により様々だし、好きな人を独り占めしたい気持ちもわかる。でも檻に入れたら触れられないし寂しさもあるよね。でも「貴方が居ないと生きていけない」「貴女は>>続きを読む

高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)

3.2

単純にゾンビ映画としても申し分ないし,「プライドと偏見」のパロディとしても完成度高めで期待以上でした。
リリー・ジェームズのふとした表情がキーラとかぶる時もあって本家を感じさせてくれる。
細かい所の配
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.0

薄気味悪くて無機質で、それでいて神秘的。他の作品にはない独特の空気。

島には何故、少年と女性だけなのか。人間の「進化」した姿なのか、又はこれから進化するのか。謎だらけで難解。私なんかにはとても真相は
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虐殺器官(2015年製作の映画)

4.0

伊藤計劃3作品目。やーっと観れた‼︎
ほかの作品と違ってこれはかなり原作に忠実。想像していた描写と近くてのめり込んでしまった。そして相変わらずの映像美。

あちこちに死体が転がり、銃声が響く光景を目の
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ウィッチ(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「魔女」って今の時代だといろんな意味で使われてて昔みたいに必ずしも「悪」ではないから魔女、又は疑いが有るだけで疎外される時代はさぞ生きにくいんだろうな。
今回のケースだと、、
疑われさせしなければあそ
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五日物語 3つの王国と3人の女(2015年製作の映画)

3.8

期待を超えた面白さ。ダークな大人童話ですね。それぞれの欲望は滑稽に見えるけれど、求める姿は何故か美しい。「愛」や「美貌」「将来」なんて誰もが1度は願ったことがあるだろうに、この作品の女性達は「叶えるこ>>続きを読む

ラプチャー 破裂(2016年製作の映画)

2.0

そっち系のストーリーだと思ってたら観なかったなぁ。。せっかくの主演なのに残念。恐怖によってどれ程人間が壊れていくかをもっと楽しみたかったのに。予告にあったような拷問はほとんどなし。むしろ予告の拷問シー>>続きを読む

静寂の森の凍えた姉妹(2016年製作の映画)

2.5

大好きな北欧のミステリーという事で結構期待して観ましたが、、なんとも残念な。
犯人を過去の犯罪者から探すのは良いけど、どいつもこいつも変な奴ばっかで。捜査に関してもイマイチ納得出来る経緯ではなく、「早
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.5

X-MENの中で老いず死なず無敵のヒーローだったウルヴァリンの最後。ある意味でずっと孤独だった彼にとっては嬉しい最後だったのかなって。
お馴染みのミュータントは出て来ないし全盛期バリのウルヴァリンの闘
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.9

ここまでアニメに忠実な再現率に感激。家具達も表情が豊かで本当にあり得そうだったし、主役のエマがベルそのもの。ベルの知的な感じがピッタリだった。
ミュージカル要素も崩すことなく再現されてて満足度高い‼︎
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.0

「バットマンVSス-パ-マン」の時は無関心装ってていきなりスイッチを入れて暴れるから大爆笑だったワンダ-ウ-マンですが。今作はそのル-ツが明らかになる訳で。あんまりDCに詳しくないからワンダ->>続きを読む

マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.5

1つの策戦が終わっても戦争は終わらなくて。何処までが策戦で何処からがプライベ-トなのか。たった今聞いた愛の言葉さえ疑わなければいけないなんて悲痛。策戦の最中は「感情だけは正直に」と言っていたマリア>>続きを読む

ワイルド わたしの中の獣(2016年製作の映画)

2.9

「愛」の対象か、、
狼って一生をかけて1匹の狼を愛し続けるって言われてるよね。彼女があの狼と出会い野性に目覚め始める事で物語が進んでいく訳だけど,一途な狼と対照的な浮気性の上司がいる事で彼女と狼の関係
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.7

セス・ロ-ゲンが関わってるだけあって下らなくてブラックユ-モアに溢れてて下品でアホで大好きだ笑。彼の人望というか、豪華すぎる声優陣に加え音楽担当がアラン・メンケンってどうゆうことよ‼︎凄すぎとしか>>続きを読む

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.0

私は無理。無理だから。居なくなってしまうなんて無理。どんなあなたでもいいから側にいて欲しい。

あらすじを読んだときはそれしか思わなかったけれど、容姿端麗で高収入、何もかもを手にしていた時に事故で自由
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

4.0

セリフ少なめに音楽と繊細な描写で想像力を掻き立たせてくれるのはやっぱりレフン監督の作品の良いところ。
同じ女性なのに照明1つであそこまで印象を変えられるものなのか,と変なところに感心してしまった。エル
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ボヴァリー夫人(2014年製作の映画)

3.0

「良き人でありますように」ただそれだけを願って結婚した筈なのに,どこで間違ってしまったのか。毎朝彼が1度でも,一瞬でも振り返ってくれれば何か違ったのか。「愛」のない生活でも彼女は不自由なくそれなりに幸>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

5.0

噂では続編はなく今作で完結とのことだけど,本気で完結して欲しいと思える素晴らしさだった。1作目からの流れのウィルの呪いや,バルボッサの呪い。今回からのサラザ-ルの呪い。全てが纏まっていて納得がい>>続きを読む

ライフ(2017年製作の映画)

3.5

個人的には「ヤツ」が暴走し始めるまでの宇宙という空間の表現が印象的でした。「ゼロ・グラビティ」の時は「静寂」が際立っていたけど,今作でジェイクが言った「宇宙の雑音が好き」と言うセリフ。今までの>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

5.0

やっぱり新海監督の作品は空の表情が豊かでそれだけで泣けてくる。
13歳という幼さにどうしようも出来ない社会の壁。壁がなくなる頃には気持ちだけが残ってどうしようも出来ない。天気だって距離だって関係なく何
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

5.0

原作好きで映画も観てみたけど、原作とはちょっと違うところがまた良かった。原作に負けず劣らずの繊細さ。映画だからこその分かりやすい展開と流れだったな。
子供故の残酷さ、それを自分で体験する事で重大さに気
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

4.0

なんか、、巻き添えくらった奥さんが不憫でしょうがない。そして彼はどんな気持ちでギフトを贈り続けたんだろうな-って。「人生を壊す」って本当に簡単で,本人の自覚なく他人の人生に影響を及ぼしているんだなと>>続きを読む

バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

3.3

バイオハザ-ドってゾンビ映画ってよりもミラ様主演のアクション映画って印象が強くて,両手で銃ぶっ放して,華麗に飛び回って,バイク乗り回してたらそれだけで良いんじゃなかろうか…とか思ってしまっ>>続きを読む

特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

3.9

特捜部Qの実写化,第2弾。やっと観れた-。北欧ミステリ-のいいとこ取りでハリウッドのような激しさも感じられる。キミ-には共感は出来ないし出て来る男達はカス。でもそんな不完全な感じが人間味があっていい>>続きを読む

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.5

なんか、、、原作と設定は良いのにティムバ-トン監督にしては活かしきれてなくて勿体無かったな-って。
戦闘シ-ンなんかお遊戯会レベル。ル-プの中でずっと逃げながら暮らしていた割にはいざ闘うって時に
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.5

最近のアニメ作品は本当に映像が綺麗すぎて技術の進化に驚くばかり。今話題の作品だし映画館勤務としては観ておかねば‼︎って思っててやっと観れた。
観る前からなんとなーく「イルマーレ」と「イン・ユア・アイズ
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

4.5

正直言ってブレイク・ライブリ-ってこういう役のイメ-ジ無かったから意外だった。スト-リ-ももっと御伽噺的な感じかと思っていたけど科学的で,切なかった。過去に触れるたびに愛おしむような視線を投げか>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

4.5

凄く美しかった。繊細で純粋で街中にいても2人だけの世界にいるかのよう。赤い口紅,毛皮のコ-ト,服装から仕草,何から何まで完璧と言わざるを得ないキャロルに惹かれない人などいるのか⁇と思うほどケイト・ブ>>続きを読む

ムーンライト・マイル(2002年製作の映画)

4.4

大切な人を亡くした喪失感から互いに縋り合うように一緒に暮らし始める。娘を亡くした両親。婚約者を亡くした彼。彼はこれ以上彼女の両親を哀しませたくないから真実を語れない。真実を悟った両親からの台詞が愛溢れ>>続きを読む

心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)

3.2

いや…どんだけネガティヴな女の子なのさ。完全に悪いのは両親だし。自分責め過ぎ。喋ることのできない女の子は歌うことなら出来るからってミュ-ジカルをする訳だけど…。選曲がいいよね。歌詞とも合ってるし>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.1

カメラにかかる吐息や水飛沫,血飛沫でリアルさが増している。「生」にしがみつく様は人間そのもの。彼の生への執着は「愛」が全てなんだよな…。瀕死なのに…いや,瀕死だからか「生きている」って感じが物凄く強く>>続きを読む

SPY/スパイ(2015年製作の映画)

4.0

種類別のハゲを両脇に抱えたジャケットでどんなスト-リ-かと楽しみにしてたら…。スタイリッシュなシ-ンでは「かっこいい‼︎」ってなるはずなのにぽちゃの割に動くから驚く。敏捷さに目を引くものがある‼︎>>続きを読む

ラスト・ソング(2010年製作の映画)

3.0

これがマイリ-とリアムが出逢った作品か-としみじみ。ガサツな感じのマイリ-は合っていたけどあんまりマイリ-はラブスト-リ-向けではないなって感じてしまった。役とマイリ-が被りすぎててビックリ。ラ>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.5

凄い映像が美しかった。都会の中の大自然。都会の息苦しさから逃避できる雨が降るあの場所はまるでユ-トピアみたいだった。切なくてもどかしくて余韻を残すラストがたまらなく。「雨」ってひとくくりにしてるけど>>続きを読む