hymasuminさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.8

インディは不滅です。齢なんて関係ない。キャラクターは完璧に生きていた。

IMAXで鑑賞。音と映像でさすがの臨場感。
陸に海に空に虫に長いモノに、シリーズの締めということで(?)シチュエーション盛りだ
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殺人の疑惑(2013年製作の映画)

3.2

思ったほどハラハラドキドキ感はなく、予想通りの犯人像。ただ、なぜ?というのだけずっと残っていた。
ラスト数分前で、そうか、そういうことで、と犯罪のベースがわかる。
歪んだ父性ですね。
声紋鑑定さあ..
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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

4.0

ピュアピュアピュア!!!
これ以上ないんじゃないかってほどピュア!!!
  
文革の時代、農村学習(思想教育の一環か?)に来ていたジンチュウと、ステイ先で知り合ったスンとの純愛物語。
ジンチュウの父親
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.5

にわかWBCファンだった私でも、このドキュメンタリーはかなり感動した。

準々決勝の先発を任された大谷さんの緊張、あんなに緊張していたとは思わなかった。準決勝で打たれた佐々木投手がひとり泣いている姿、
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怪物(2023年製作の映画)

4.3

怪物だーれだ...
見方を変えれば、相手の言い分によれば、いつでも私が怪物にされるかもしれない。
そう思わされた深い作品。

はじめは、なんだこの校長、なんだこの教師って思ったし、湊のお母さんはもっと
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光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)

3.8

K-PAXという惑星から光のエネルギーに乗って地球に来たというひとりの男性と、その男性を治療する精神科博士の、SFヒューマンドラマ。

何かのトラウマが原因で現実から逃げて光の彼方の惑星人と思い込んで
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.9

実話に基づいた映画。
白色革命でシーア派の怒りを買い、国民から追放されたパーレビ国王に代わって指導者になったホメイニ師によるカオスの時代、アメリカがパーレビ国王を入国させたことに怒ったイラン国民がアメ
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.7

FOXのCEOがセクハラで失脚したという実話に基づいた作品

新人は地位を得るためにセクハラを我慢し、地位のある者は地位を譲りたくないからセクハラを我慢する。その心理を用意周到に利用したハラスメントに
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.5

もしも信長が愛妻家だったら、というようなもしもの話。
桶狭間の戦いも賤ヶ岳の戦いも合戦のシーンはなく、歴史的に有名な戦さはあっさりと進行し、ひたすら信長と帰蝶(濃姫)の関係に焦点を置いた仕上がりはブレ
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.7

5月9日はロシアの戦勝記念日とやらで、ナチスドイツを倒した栄光の日らしい。ということでちょっとお勉強のつもりで視聴。

総統秘書のトラウドゥルの記憶に基づいた映画だから出来事はほぼ事実。
ヒトラーの晩
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

なんというか、1人の芝居(演技)で映画が作られた。主な登場人物は電話の声のみ。
だから、観る者は言葉や声色で何が起きているのか想像して映画の世界に入らざるを得ず、つまり、この映画を作るのは観る者とも言
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.3

頸から下が全麻痺という障害者フィリップの介護者として雇用された介護全く未経験のドリス、2人がそれまでに経験しなかった人生を味わい新たな人生を生み出していくヒューマンコメディ。

ドリスはフィリップの障
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

なぜwhaleというタイトルなのか、初めはチャーリーの容姿かとちょっとだけ思ったけどそんなのをタイトルにするはずはないと、映画に答えがあるだろうと思って観た。

冒頭から登場する「白鯨」。そこで「白鯨
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ワルキューレ(2008年製作の映画)

3.5

作戦のコードがワルキューレ。

ワーグナーのワルキューレとは、戦死した勇士を天上に運ぶ女性のこと。

ワルキューレ作戦は、ヒトラーの支配によってドイツ国民の戦死者がすごい勢いで増え続けることに反旗を翻
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The Son/息子(2022年製作の映画)

3.9

重い作品
親の離婚で苦しむ線の細いニコラス(ゼン・マグラス)は、ピーター(ヒュー・ジャックマン)に元鞘に戻って欲しかった。ピーターはその気持ちには辿り着かず学校に行かせることがただ目標だった。まさに子
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

スピルバーグ監督自身の自伝的作品だから、多少の脚色はあっても筋は捻ってないんだろうなと思いながら観た。
映画に惹かれたタイミングは何か、どのように映画に触れてきたか、どのように本格的に映画の世界に踏み
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.2

誰からも嫌われているオットーが嫌われる理由は言動に有り。曲がったことが嫌いで言うことすることは全部正論なのに、その物言いと行動が嫌われる。
思わず「いるいる、こういう人」と思わず笑ってしまう。
いろん
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パーフェクト ストーム(2000年製作の映画)

3.1

疲れる作品だった。
そもそも無茶やった結果だから共感はできなかった。

漁から帰ってすぐにまた出航したあたり、リベンジという理由にしても儲けのためで仲間を強引に乗船させた感があったし、途中で気象情報が
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.8

アメリカの同時多発テロ9.11の被害者と遺族たちに支払う補償金をどう分配するかを無償で引き受けた弁護士の、テロ発生後から補償金手続き期日までの話

そのときの社会的地位や年収で命の値段は違うのかを考え
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.9

トム・ハンクスはやっぱり上手いなぁ。

クラコウジアという東欧の国からアメリカに渡航したナボロスキー(トム・ハンクス)が、クラコウジアの軍事クーデターによって国籍なし状態となり、アメリカに入国できず
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.0

画面の繋ぎ目が複雑で、おそらく計算し尽くしての構成なんだとおもうんだけど、理解が追いつかなかった。

そもそも、ソレにどうしてそこまで愛情を持ったのかの理由がわからん。その展開部分が少なすぎて。
なの
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対峙(2021年製作の映画)

4.6

何と言うか..圧倒された2時間だった。
すごい息を飲むような臨場感。
映画評が高い理由がよくわかった。

語ることの重み、聴く心の尊さ、思いの底まで剥いていくこととそれを受け止めることがいかに難しく辛
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元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

3.5

バレンタイン特集ということで放送してた。
小型セスナに偶然乗り合わせた元カノと元カレが、パイロットの急死によって空の上で遭難する話

軽いノリのタイトル通りの軽〜い展開。原題はHorizon Line
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ダンテズ・ピーク(1997年製作の映画)

3.5

死火山と思われていた休火山が噴火して、噴石、火山灰、溶岩などの危険から脱出するパニックムービー。
美人の町長(リンダ・ハミルトン)とその家族を守るために、噴火に立ち向かう地質学者(ピアース・ブロスナン
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ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

3.7

アルツハイマーの治療薬開発のための実験サメが知能と感情を持ってしまったたことで繰り広げられる、実験施設内での人間vs知能サメの死闘パニックアクション。
檻の中で実験されているサメが知能を身につけて求め
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あいつの声(2007年製作の映画)

3.6

実話の映画化。だから調べれば結末もわかる話。
キャストがいいので視聴。
キム・ナムジュさんは終始憔悴した泣き顔ばかりだったけど、流石の演技力。そういうシーンばかりだからワンパターン化しそうな役だけど、
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アイス・ロード(2021年製作の映画)

3.6

チリの炭鉱落盤事故を思い出した。決死の救出劇。ただこっちはカナダのダイヤモンド鉱山内の爆発事故。メタンガスのセンサーを切っていたことでガスの貯留に気づかず爆発。そして閉じ込められる。

悪役が始めから
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パラム パラム パラム(2018年製作の映画)

2.8

ジェニーを真ん中に置いた節操のない2人の男とその妻が繰り広げる不倫のはなし。
夫が夫なら妻も妻。
艶っぽさのないザックリした不倫現場なので笑える場面が多かったけど、不倫は罪というオチが弱くてただのコメ
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.8

すごいなー、まるで9年後に起きる世界的パンデミックを予言したかのようなストーリーと映像。
Day2から始まって日増しに感染が拡大し、感染源を追求しても特定できず、ワクチンができて人々はひとまず安心する
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.9

面白かった。
内野聖陽のケンジが最高によかった。仕草とか感情とか、実に乙女。可愛いし、純粋。
ドラマは見ていないけど、シロさんもケンジもお互いに相手を心から大切にしているのが素敵だった

旅行先の京都
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

齢をとっているコルムはこの島で全うするであろう自身の人生を考えて、退屈でくだらない話だけして過ごす人生から作曲と演奏の人生に本当に舵を切りたかったんだと思う。
それをパードリックに説明してさえいればこ
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依頼人(2011年製作の映画)

3.6

検察と弁護人の攻防。犯人像が見えない中で勝手に考えていた結末を見事に裏切られ、状況は全然ちがうけど、松本清張の「疑惑」に似ていると思った。

チャン・ヒョクの名演技は怖い。
お母さんの証人尋問も怖い。
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.8

前半ちょっと退屈、反して後半は眼を惹きつけられる充実の展開。

原題のLast Film Showの方がしっくりくる。何といってもフィルム映画の時代を懐かしめた。当時一番後ろの席に座るとジーというフィ
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.0

痛い!寒い!冷たい!
気温や水温や肌に当たる雪の粒の痛さまで映像で感じられる演技って凄い。実際寒くて冷たかったんだろうけど。
体の傷や血の汚れとか、髪や髭や毛皮に付いた氷の塊とか、生々しい特殊メイクや
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.9

韓国映画らしいテンポの良さとユーモアと誘い涙。刑務所内があんなに合宿のように楽しいわけないと思うけど、犯罪者も人間、みんな怖くなくていい人だった笑

捜査、捏造、隠蔽のクオリティはかなりチープで、こん
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パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

3.7

観るときは飛行機事故の真相を追求するサスペンスだと思ってた。

ランドリーに残っていた洗濯物をおばちゃんが届けにきたあたりから、もしかしてこれは...と思いはじめ、そのうち確信。

でもま、こういうス
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