hymasuminさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ステージ・マザー(2020年製作の映画)

3.9

息子が生きていた世界で暮らしてみて、はじめて息子を理解する母。母の気持ちを慮ると切なくて仕方がない。
そこで働く彼ら(彼女たち)はそれぞれにLGBTの苦しみを抱えていて、一人ひとりがまるで息子であるか
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

長く刑に服した者の社会復帰の難しさ。
刑期満了で出所した者は、半数が5〜6年のうちに戻ってくるというから、身に染みついている犯罪への抵抗感のなさ以外に、社会生活をしていないことによる社会への適応の難し
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.8

ザ・イビョンホンという映画
緊張、不安、そういうのがダイレクトに伝わる演技力。
あの国は、結局、真の民主化なんてできない。今の状況も映画と同じ。大統領が変わっても繰り返すだけ。わかっていたけどそういう
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藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.7

サスペンスというよりバトルロワイヤルコメディ。
韓国映画のキレッキレのサスペンスを期待して観ましたが、なんだか落ち着いて観れてしまいました。ちょっと『韓国映画』に期待しすぎたかも。
チョン・ドヨンさん
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

見ていないがために話についていけず、さほど興味はないものの、見ようかどうしようか迷い続けて、今頃だけど、思い切って見に行った^^;
で、まさかの流涙.. 煉獄さんがカッコいいと思って見ていたから...
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.5

CSで放映されていたので3度目の鑑賞。何度観ても感動。
偶然にも夜は民放の特番でタイタニック沈没の真実というのをやっていて、沈没した本当の原因は乾燥石炭の自然発火(火事)で船の壁が薄くなっていたところ
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

3.1

早々に犯人がわかってしまった。あとは動機とか人間関係を観てるだけ。
爆発のシーンはそれなりだったけど、スリル感ないし、ハラハラもドキドキもほとんどなかった。
途中のスローモーションは、ほとんど静止画像
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パーフェクトワールド 君といる奇跡(2018年製作の映画)

3.3

鮎川と川奈の優しさが随所に現れていて、ふんわりした内容だったけど、ベタな展開。悪役が1人もいないからメリハリもなく淡々と進んだ感じ。

461個のおべんとう(2020年製作の映画)

3.7

ほとんど下調べなく観賞。劇中歌3曲(だったと思う)が全部フルコーラスで、なんでだろうと思っていたら、作曲が原作者であり作品のモデルとなった渡辺俊美さんだと知って、なるほど...
いのっちは知ってたけど
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ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

3.6

Doctor dethの目的が、生かされているだけの患者を患者が望むように楽にしてあげたいという純粋な気持ちなら、安楽死の是非を考える重いテーマになっていたと思うが、目的は自身の欲望のため。だから全体>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

4.1

完璧社会派映画。原作が高く評価された作品だから、ストーリーの面白さは当然。
この事件の裏側は、本当にこうじゃなかったかと思うほど、実話と辻褄が合い、主演の2人はそれぞれのキャラクターを完全に消化して演
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きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

4.0

良かった。韓国版のリメイクらしいけど、オリジナルも観たくなった。
暗い過去を背負っている横浜流星さんの表情が暗いし口も重いせいか、ちょっと暗めの映画だけど、ストーリーがしっかりしてるし、演技もいいし、
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

展開についていくのにとても苦労した映画。もう一度観たらよく分かるかも、と思いながら、あっちこっちのネタバレ記事を鑑賞後に読んで理解した。
時間の順行と逆行を繰り返したり同時にしたり、逆行というのは単な
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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

3.8

刑務所からの脱出の方法は副題で分かるとおり、鍵を作って沢山の扉のドアを開けて逃げるということですが、実話に基づいているということだからその通りなんでしょうが、とにかく奇跡の神技。
刑務所が舞台だからど
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観相師 かんそうし(2013年製作の映画)

3.8

おそらく、首陽大君のことを知らなかったら理解が難しかったかも。たまたま韓流ドラマで首陽大君の政権クーデターのことを知っていたから、よく出来たストーリーだと思ったし面白かった。 
観相師の見立てを政に使
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.9

これは絶対劇場で観るべき。
無音映画から今に至るまでの音響の進化のドキュメンタリーなので、どうこうと蘊蓄を語るつもりはありませんが、音響をどうするかも脚本に載せられてるというのは驚き。そうですよね、ど
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世宗大王 星を追う者たち(2019年製作の映画)

3.9

邦題の「世宗大王 星を追う者たち」はどうしても世宗の話のように聞こえるけど、原題の천문は「天文」、副題が「天に問う」。私は韓国の原題の方が内容を表していると思う。
天に問うの「天」は当然天文の「天」だ
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パヴァロッティ 太陽のテノール(2019年製作の映画)

4.0

パヴァロッティの人間愛を伝えたドキュメンタリー。彼の人間愛と圧倒的な音量の声はまさに太陽のテノール。
ダイアナ元妃とのエピソードはどちらにも胸を打たれ、とくにダイアナ元妃は彼の声に感動を超えるものがあ
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きっと、またあえる(2019年製作の映画)

4.1

人生訓でした。
"負け犬"なんていう言葉はあまり聞かなくなりましたが、尻尾を巻いて逃げようとしたわけではないと思うので、翻訳が適切なのかなーと思ったりもしましたが..
失敗は悪いことではない。結果では
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(2020年製作の映画)

3.8

人の人生いろいろ。どこかで誰かと繋がってる糸があるのに偶然なのか必然なのか気づかないで過ごしているのも人生。
自分の人生も振り返ればそう思い当たることもある。 
泣いてる人を抱きしめるシーンは抱きしめ
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.0

舞台の派手さ、バラエティに富んだキャスト、淀みのない展開、相変わらず爽快感残る映画でした。
予習なく観たので途中でGACKTさまが現れたのは嬉しかった^^
ビビアン・スーも久しぶりに見たけど年齢を思わ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

19世期後半のアメリカが時代背景。衣装、大道具小道具、景色、何もかもが時代を映していて、とにかく映像が美しくて、それだけでも満足度高。
4人の姉妹の人生の選択がテーマだと思うけど、女優たちがそれぞれの
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君の香り(2014年製作の映画)

3.4

お伽話やメルヘンを絡ませたようなファンタジックな映画で、全編に「優しさ」がベースに流れるようなちょっとアンニュイな展開。
子犬系男子になったパクシフさんがとことん優しい役柄で今まで演じられた役とは随分
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.3

すごいノンフィクションドキュメンタリー映画。そして三島由紀夫のカッコ良さ。
東大全共闘の論客たちはどの人も私には言っていることを理解するのが大変だった。早口で淀みなく難しい言葉を使い、そこに思想が入っ
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

アンコール上映を鑑賞。実際のあの問題からイメージしたストーリーだと思うが、アカデミー賞三冠を取ったことで、この作品があたかもときの権力者の陰謀を伝えたものであるかのような映画評も見た。さすがに目的が軍>>続きを読む

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.2

人種差別にとどまらず、肌の色が黒いだけで罪をてなくても死刑が執行されるというアメリカの汚れた事実に、悲しいとか腹が立つとか絶望感とか、いろんな感情が流れた137分だった。
黒人は生まれながらに有罪、と
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.2

実家が福島だから予告見ていたときから毎回ウルウルだったので、本編観る自分は大体予想がついていた。
震災後帰省すると、自衛隊のトラックが隊列を成して朝晩国道を往復し、テレビには場所ごとの放射線量がテロッ
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サウルの息子(2015年製作の映画)

4.0

今日***7という映画を観て急に思い出した。レビューを書いていなかったので自分の映画ログとして。

ホロコーストのリアル感、時代の悲惨さが記憶に刻まれて未だに鮮明に映像と印象を覚えている。喋ってはいけ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.7

ワンシーンワンカット長回し、というとで色々期待して観ました。かつて観た映画の○○○の息子が似たような撮り方で、その臨場感の凄さを経験しているので期待が大きかったのですが、ちょっと違った⤵️ 迫力はそ>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.5

ポン・ジュノ監督特集ウィークで今日はこれ。
途中で疲れてしまいました。
氷河期に永久機関列車に乗った人だけが生き残れるというステージで描かれ、列車には先頭から最後部車両に貧富の差があるというのは、社会
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.8

「パラサイト半地下の家族」公開記念で、この劇場では今日から「鬼才ポン・ジュノの世界」として日替わりでいろいろ上映してくれます。
観る機会を逃していて、いつか..と思っていた殺人の追憶をやっと劇場で観る
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男と女 人生最良の日々(2019年製作の映画)

4.2

ご年配の観客の多かったこと。隣の超大人男子はあの曲が流れると指が黙っちゃいなかった(笑) みんな若き日に観ていたのでしょう。
ところどころに53年前の映像が挿入されて、その53年後の2人をまさに同じ人
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

4.2

この映画、傑作だと思います。
スノがジウの世界に入っていく過程、ジウがスノを受け入れていく過程、依頼人を守るより正義を選ぶ清々しさ、ジウの勇気、、
キム・ヒャンギの演技が素晴らしい。「神と共に」のとき
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

 韓国の格差社会に潜む庶民感情がはっきり表されていましたね。
脚本が面白いし、緊張とユーモアが表裏一体でそれを演じる俳優たちの演技力も良かった。
共通する臭い、不衛生環境で生活する特有の臭いは、いくら
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.1

イーストウッド監督作品というだけで観に行きました。
メディアの報道のあり方は今ひどく問題視されていますが、このときもまさにメディアによって世論が動き、人の人生が変わってしまう。何が真実かは、数多の情報
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バトル・オーシャン 海上決戦(2014年製作の映画)

2.5

観るんじゃなかった。とても不快。史実の捏造映画。韓国で大ヒットしたのは胸がすくような日本叩きになってるからでしょう。
簡単に歴史を予習してから観ましたが、あまりの違いにため息。
史実を捏造していただけ
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