Kinさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

Kin

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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

とても良いお話しで大好きな題材。そして少しライトな感じもオシャレ。だけどあんまり心には響かなかった。それは私が歳を重ねて人や色々なものを失うことに慣れてしまったからですね…

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

デパルマファンからのヒッチコックで何年かぶり2回目の鑑賞。
冒頭の印象的な足だけで見せる2人の出会いのシーンから殺人シーンを経てクライマックスのメーリーゴーランドのシーンまで素晴らしい展開で今でも十分
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(1963年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

幼い頃に何回もテレビ放映で観てたのでヒッチコックの中では一番回数観てる。大人になってからはデパルマファンなので、そちら方面からの確認鑑賞。
何よりもヒリヒリとする女性達の空気感や関係性が凄いよね。また
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裏窓(1954年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

何度目かの鑑賞 
デパルマファンからのヒッチコックです。
一歩間違えるとドリフの全員集合的な舞台セットにて全編展開する正に実験的な映画。そしてそれが大成功してる素晴らしい。犯行も死体も見せないので本当
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北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

3〜4回目の鑑賞。
勿論デパルマからのヒッチコックです。
サスペンスと笑いがとてもバランスの取れたエンターテインメント。"めまい"とかと違って大手を振って面白かったと大声で言えます。主演のお2人のクラ
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アイム・ノット・シリアルキラー(2016年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

遠い遠い昔に東銀座の東劇でザ・ダーク(ジョン・バッド・カードス監督の方ね)を観た時の既視感…もうっ💢
正体を"それ"にしないでそのまま通せばまだ良かったのに。

めまい(1958年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

何度目かの鑑賞。もはや意味なく長文。
周期的に観たくなって、観る前と観た後にずっとこの映画のこと色々と調べてしまう。そして主人公のスコティがマデリンに執着した様にずっとこの映画のことを考えてしまう。や
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サイコ(1960年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

3度目の鑑賞。
タイトルバックから不穏な気持ちにさせる音楽で引き込まれる。前半は逃走中のマリオンの疾しさや不安感に共鳴してしまいドキドキ。ノーマンとの会話後に改心して帰ることを決めて私達観客もホッとし
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.8

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初鑑賞でびっくり。
台詞の全部が歌で、今観てもなんて実験的な映画なんでしょう。でもちょっと疲れる…
セットや衣装のお洒落で目が覚める様な色使いとは反対の方向のストーリー展開。そしてラストは白一色の雪の
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オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

汚れてしまった今の人生を、こんな世界でやり直して暮らしたいな。
まったく私の様な薄汚いオジサンが観るような映画じゃないのになぜか観てしまった。そして楽しんでしまった…❤️。

愛と憎しみの伝説(1981年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

2度目の鑑賞。
映画のモデル実際のジョーン・クロフォードが本当の自分の人生を怪演してたから、当時のフェイ・ダナウェイは忠実に演じただけなのに、嘲笑の的に晒されて自身のキャリアに泥を塗りました。
映画自
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愚行録(2017年製作の映画)

4.8

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タイトルの文字通り正に愚行録。

冒頭のバスの中のシーンから引き込まれる。演技者達は隅々まで演技が素晴らしく学生時代と現代の対比も無理なく演じ分けています。
愚行の連鎖の皺寄せを一気に受けた妹の愚行、
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キャリー(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ぎゃあっ!!長文…
我がbest映画のキャリーのリメイク、公開時の映画館に続き2回目の鑑賞。デパルマ版が好き過ぎて1回目は否定的に観てたと思うので今回はなるべく冷静に観てみた。
1作目が完成度高すぎて
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ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

まあまあ楽しめた。
ひねりを利かせたつもりで結果ど直球の既視感溢れる物語。なのでブラームス君にパワフルな強さより、もっともっと気持ちの悪さとかが欲しかった。







結果、"マローボーン家の掟
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アロハ(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

作品としてはとっても好きです。
出演者はかなり豪華でした。
個々の話も、ハワイの精霊と宇宙開発や兵器の対比もわかるんだけど、話しの規模が違い過ぎてうまく融合出来なてない感じがする。残念…
男同士の無言
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

久々の鑑賞。これ小学1年の時に母親に連れられて姉兄と日比谷みゆき座で長蛇の列に並んで観た。なんて微笑ましい家族…とほほ。
その後思春期、大人になってから、おじさんになってからと何回も懲りずに鑑賞。好き
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

幼い頃にテレビで何度も観ていてトラウマだけど大好きで何度も何度も繰り返し観てる。
大人になってから観ると白塗りのベティ・デイビスはドラッグクイーンの様でもありコントぎりぎりの中、無垢と狡猾を行ったり来
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

自覚できないけど私も臭いが染み付いているのだろうな。そして私はずっと無計画に生きてるからずっと半地下から上には登れないけど、しぶとく生き残ってるんだろうな。

ラストの屋敷の庭の清廉な雰囲気のシーンで
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バニラ・フォグ(1999年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

なんの巡り合わせか魔がさしたのか今更観てしまった。途中まで困惑しながら観てたが、途中から爆笑しながら観ることにした。なかなかこんな酷い脚本に巡り会うことはないでしょう。
ファーストシーンに登場して後に
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

弟妹達に囲まれて幸せだった頃のジャックで居させてあげるアリーの優しさに溢れた最後の選択。素晴らしいハッピーエンド。きっと"僕たちの物語"はずっと幸せなまま続いて行くんだね。

ラストの写真に重なるジャ
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

微妙にマルホランド・ドライブだった。
作り方によってはサイコホラーとしても成り立つ映画かと。主人公は奔放だった頃のルームメイトと再開したあたりがスイッチだったんだね。恋愛感情もあったようだし。
レビュ
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マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

懐かしのキャリー + ミザリーだった。
親子2世代で楽しめるホラー映画。音楽の使い方も良し、特にSeptember。最近のホラーは深刻なテーマとか織り込んでて面倒臭かったりするので、こう言うのが良いよ
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贖罪(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

幼い頃の殺人事件に囚われて何とか償おうとして壊れて行く人間の虚しさ。

全体的にどんよりと鬱々とした感じがとても好み。総まとめの最終話が少し残念だなと思い調べたら、原作では個々のキャラクターの友人関係
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リリス(1964年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

主人公は最初から施設の患者だったのでは…とか観賞後に色々と考えるのが楽しい映画。まだグチグチと頭の中でこねくり回してる。も一回観よっと。

ドリームハウス(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

どんな謎解きよりも愛し合ってた家族が最後に解放されて行くところに涙した。そしてラストの奥様の表情が心に残ります。
たかだか下らない左右の間違いで壊されてしまった愛する家族。冒頭の主人公が会社辞めて家に
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おとなの事情(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

あ〜1人で観て良かった…
観てるときにスマホに知らない番号から着信があって、なんだか飛び上がるくらいビックリした。とほほ…
ラストはなんだか救われて、心も軽く着地出来て良かった。どんな人間も秘密や疚し
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ホラー版ウルルン滞在期だった。

もともと旧ウィッカーマン大好きなので驚きや怖さもあまり感じず評価は少し低め。
ヘレディタリーでは家族関係の嫌なところにフォーカスして思いっきり嫌な気持ちにさせられた。
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スティーブン・キング 血の儀式(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

永きにわたるスティーブン・キングファンです。この原作も読んてて、前作も観てるけど、皆様の評価よりは好感の持てる作品だと思います。
原作の短編を膨らませての映画化は他にも「ブロス奴らは時々帰ってくる」や
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反撥(1964年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

主人公が1人で過ごす時間は、昔そこに居た様な懐かしく落ち着く時間だった。なんか心当たりある…そうです自覚してますが、多分私は異常です。とほほ…

大好きなデパルマ監督の殺しのドレスの起源を凄く感じた。
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八月のクリスマス(1998年製作の映画)

4.2

ラスト・クリスマスに引き続きかなり前倒しでクリスマスと名の付いた映画を20年ぶり位の再鑑賞。
とても静謐で優しい映画。
懐かしさを感じる町並みや映像だけど、決して古びた感じのしない純粋な愛の物語。
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

こんな季節ハズレな時期だけど観てしまった。観た後に早くクリスマス来てくれないかな…と思わせてくれる映画だった。

とにかく予備知識なしで観てください。
涙した後にきっと心の奥で燻んでいた元気と勇気が復
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.8

数年ぶり3回目の観賞。
何度見ても大好きな映画。
私は12歳の老成した柴犬と暮らしている。柴犬はおおかみに一番近いとされている犬種。まだうちのワンコが若かりし頃、よく野生である本能と人間側の躾である理
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

4.2

最後にノートに記したDONE、観てる我々も主人公同様に気持ちよく終われた。
応援したくなるだけではなく、暖かく励まされる映画だった。

ドミノ 復讐の咆哮(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

勿論デパルマファンなのでこの点数。

最初のうっかり忘れ物は、殺しのドレスのうっかり結婚指輪やうっかりパンティーを彷彿としニヤニヤ。エレベーターから屋根のシーンはめまい・フューリー・殺しのドレス・ブラ
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

痛くて官能的でとても歪んだ愛の物語。
ほぼ変態村だった…

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

4.2

岸恵子の可憐さ、共演陣の安定の演技、白石加代子の場面をひっさらう怪演で昭和の懐かしい日本映画を堪能できた。
何より若山富三郎の想いが切な過ぎて胸に迫ります。金田一との別れ際のシーンも切ないながらも少し
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