Kinさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

Kin

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人生は小説よりも奇なり(2014年製作の映画)

4.5

とても静かで優しい映画。
理不尽に起こることをあるがままに受け入れるしかない2人。そしてさりげなく交わされるキスや居候中の添い寝に39年の揺るぎない愛情を感じられ涙した。
特別何かを訴えてくる訳ではな
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ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

永くスティーヴン・キングファンです。
キングは初期から中期作品くらいの情感溢れるホラーが好みなのでペットセメタリーの映画化は旧作の方が好き。親が子を蘇らせる動機や悲しみ、お向かいさんが猫を甦られせる動
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ボーイミーツガール
出会えて解放されたところで終わってほしかった。
主人公は分断の両サイドに属し、その争いを目の当たりにした後に苦渋の決断に迫られる。最後の最後には優しい結末が訪れることにほっとした。
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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

10年以上ぶりに何度目かの鑑賞。
とにかく主演の2人が可愛い。
そしてラストの余韻に浸りましょう。

運命というのは努力した人に偶然という橋を架けてくれる


……以下知らなくても良いネタバレ💦……
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バミューダの謎/魔の三角水域に棲む巨大モンスター!(1978年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

遠い昔の思春期にTVで観た。
ラストの去っていく海亀と幻想的な鳴き声、そして海に落とす首飾り…思春期から今に至るまでずっと切ない想いと共にこのラストシーンが心に残ってる。
今観るとミニチュアを使った特
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

5.0

幼い頃から母や姉に連れられて映画館で何十回観たことだろう。今回はこんなご時世なんで元気になれるかと思い久々に歌い踊りながら鑑賞。笑
こんな時期なんで、ラスト近く音楽祭でのトラップ大佐がオーストリア国民
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パターソン(2016年製作の映画)

4.5

朝ベッドから見上げる窓とカーテンのショット…

パターソンの秘密基地みたいな机…

毎日流れて行く時間…

全てが羨ましい。
この映画の中に永久に閉じ込めて欲しい。

ブライダル・ウォーズ(2009年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

こんなご時世だから元気の出そうな映画を観たシリーズ。

なんか行動の一つ一つが激しすぎて笑いに昇華できてない気が…
出演者達は良いんだけど脚本の問題なのか、私には今ひとつついて行けなかった…

アン・
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.5

・「正しいこと、親切なこと。選ぶなら親切なことを。」
・「オギーは見た目を変えられません。我々が見る目を変えなければ。」
・「どんな話にも2面がある。ケンカのきっかけは察しがつく。人を殴るのはよくない
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キャリー(2002年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

デ・パルマ版があまりにも完成度が高いのでリメイクは必ず比較される悲しい運命にあります。
こちらはテレビムービーで初のリメイク。石の雨のエピソードから始まる冒頭から原作を踏襲し、町の破壊まで原作通り。全
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

短パンと自転車で過ごす一夏の恋と喪失の物語。とても綺麗な映像に、異国ながらも懐かしく感じられ、心も癒される。

80年代って豊かで良いよね、便利すぎる通信機器に振り回されることもなく、読書と食事と音楽
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

4.2

日本では想像しづらい宗教が深く根差す社会の怖さを見た。
そんな中で、自分が暮らす社会に合わせる自分ではなく、本当の自分を見つけていく主人公と母親、そしてその様をなかなか受け入れられない父親。物語は押し
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私がクマにキレた理由(わけ)(2007年製作の映画)

3.5

こんなご時世だから元気の出そうな映画を観たシリーズ。っていうか、ずっと自分らしくない映画ばかり観てる。笑

これって邦題よくないよね。
原題の方が簡単に内容伝わって全然良いのに。こんなタイトルだからず
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こんなご時世だから元気の出そうな映画を観たシリーズ。
冒頭は織田信成顔のライアンが主役かと思いきや、またまたツリーの物語に。
そして大きくSFに舵をとって、別な方向に展開して行く脚本は見事です。
今回
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こんなご時世だから元気の出そうな映画を観たシリーズ。
ホラーとコメディーとのバランスがよく、少しホロリともさせられ、楽しい時間を過ごせた。
殺される度に、同じ時間を生き直して改心して行く主人公は徐々に
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ボーイズ・オン・ザ・サイド(1995年製作の映画)

4.0

こんなご時世だから元気の出そうな映画を観たシリーズ。
20年ぶりくらいに再鑑賞。
主役の3人の個性と演技が素晴らしい。
ドリューが再脚光浴びた頃で、とてもキュート。
今観ると内容的には少し古さを感じる
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アイム・ソー・エキサイテッド!(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

こんなご時世だから元気の出そうな映画を観たシリーズ。
暫くぶりのペドロ・アルモドバル鑑賞。
昔の作風に戻ったようだけど、何かが足りなくて笑えるところまで行かない…
笑いに持って行くパワーが足りない様な
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魔法にかけられて(2007年製作の映画)

3.8

こんなご時世だから元気の出そうな映画を観たシリーズ。
10年以上振りの再鑑賞。ディズニーでしか出来ない、セルフパロディのオンパレード。主人公が実世界に出るとどれだけ滑稽か、そしてディズニーらしくなく振
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50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

4.1

この映画は現実的でないように見えるかも知れないけど、現実はこんな感じでさりげなく日々は過ぎて行く。
私も5年後の生存率50/50の病で手術後4年目でまだ一応生きてます。笑
ただ受け入れて行くしかない者
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.9

こんな時期だから元気が出そうな映画を鑑賞。
特に自己肯定感の低い自分にはもってこい。元気も出るが、自己肯定感が低い故の言動や行動に、わかるわかるって感じ…
主人公はとても魅力的。
古過ぎて誰も知らない
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怪しい彼女(2014年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

魅力的な主人公に笑って、ほろっとさせられる。
ラスト間近での息子と主人公のやり取りで嗚咽を洩らす程の号泣してしまった。
このシーンの主人公と同じセリフを、苦労して私達子供を育てた80代の母が言っていた
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さよなら、ぼくのモンスター(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

最後のハムスターのセリフが聞けて良かったね。温かい気持ちで笑いながらこの映画を観終わることが出来た。

シックス・センス(1999年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

20年ぶりに再鑑賞、やはり名作。
ラストに驚愕するだけでなく、とても切なく優しいストーリーだったことを忘れないで欲しい。
登場人物それぞれが解放されていく姿に心地よい涙が…

アス(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最初のシーンからシャイニング的、そして幾つものホラー映画を想起させられた。
コロナ蔓延する不穏な時期に鑑賞したので、感じる不安感や不穏さが倍増。
そして十分にストーリーも堪能させてもらった。

でも根
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エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

最初のシーンから涙。
このシーンがラストに繋がり、そして観た人たちが幸せになれる更なるラストへ。
色々と映画的に疑問が湧く手法な感じもするけど別に良いんです。老犬と暮らす単なる犬好きのオッサンには十分
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ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

少女から大人への変態、そして解放の物語。


遠い昔のアニメ『魔法のマコちゃん』だった…
マコちゃんの主題歌もこの映画にぴったり。

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.2

大きな戦争の小さな街の戦争時の御伽話。
この作風を凄くリアルなものに脳内変換してふり返るのも一興。

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

良いお話です。
テンポが早すぎるのか、もう少し丁寧に積み重ねていく描写みたいなのが欲しかった。最上階からのスタントにつながる子供のウソについてとか、恐怖についての伏線回収などの説明が甘い気がするという
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ラスト近くでゴーストの目の下に中盤までなかった黄色い涙の滲みがあるのを見て号泣。
すごく極私的な愛の物語が壮大な物語に。

大好きな西原理恵子の絵本『いけちゃんとぼく』だった。(映画の方ではありません
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ブラックブック(2006年製作の映画)

4.0

女戦争一代記
実話を基にはしてるが、素晴らしいエンターテインメントとして成立。
あっという間の2時間25分。
主人公と友人女性の戦争を生き抜く術の違いがとても心に残った。

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.3

若き日の夏の暑さが足りない…
80年代臭が足りない…
グループ4名の背景が足りない…
様々な映画へのオマージュの愛が足りない…

ラストも含めてストーリー展開は凄く良いのに残念。

さざなみ(2015年製作の映画)

3.7

歳を重ねた夫婦の日常のシーンが素敵に思える年齢に私もなったんだね。

ダンスの手を離して不穏な主人公の表情のラストシーンに、旦那が最後に手を再度差し伸べて主人公がさりげなく素敵な微笑みで手を握りダンス
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スタークラッシュ(1978年製作の映画)

3.0

キャロライン・マンロー炸裂!!
名優クリストストファー・プラマーも名匠ジョン・バリーも吹っ飛ばされてます。
それで良いんです、きっと。

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.0

ストーリーはとても面白いし、エンディングも寂しさを帯びてて好き。
だけど撮り方にも低予算なりの工夫が欲しかった。
あまりに動きのない同じアングルの繰り返しに少し辟易…なんだか残念。

ともしび(2017年製作の映画)

4.0

喪失から再生への物語。
何かあっても、なにを失っても日々は淡々と流れていく。
最後の最後に再生に向かうと感じ取れる主人公の行動に安堵と静かな感動が。