Kinさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

Kin

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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.6

苦しく痛い2時間あまり。
何のカタルシスもなく、辛く身につまされ、鑑賞後に涙が止まらなかった。

フューリー(1978年製作の映画)

4.7

我が永遠のベストワン監督、デパルマ最盛期の映画。
公開時に東宝邦画系の映画館日比谷千代田劇場で観た。
当時は前作キャリーのテイストを期待した人々に期待外れ感を抱かせ残念な興行結果となる。

階段での過
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.9

家でくつろぐ偽装家族のお互いの距離の近さ、密着具合に懐かしさを感じた。
今って物理的な人の距離も心の距離も遠くなったよね。

振りかざされる正義って、本当の正義なのかな…

出演者が繰り出す、恐ろしい
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

このまんまの物語だったら、今までたくさんの映画や小説で描かれていて、掃いて捨てるほどある凡百の話じゃない?

これ狂ってる継父に支配されてる家族の話だよね…
妄想継父が家族を守るテイで、DVに近い形で
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.2

軽妙な会話のテンポに叔父と姪の信頼感が溢れる幸せな日々を感じられて、観てる自分も自然に笑みが浮かぶ。
主人公が猫を救いに行って、他の猫も連れて帰って来てる見逃してしまいそうなシーンが、この主人公の優し
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

4.7

若い頃から存在は知っていて、観る勇気がなかった映画。
本当に観て良かった。
私が観ることを躊躇していた気持ちこそを恥じ入るべきと思わせる映画だった、
思いのほか語り口もライトでコミカルなので、構えない
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.6

家族にLIVE AID参加を報告し、友達を紹介しながら手を握るシーンで、手を握りに行く一瞬手前の動作で、既に妹の笑顔が溢れるシーンで号泣。
最終的にはフレディはQueenという家族に戻り、本当の家族に
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.7

本当は私もある狭い世界に囲われてて、その狭い世界の常識だけで育てられてるのかも…
もしかして大多数の人間が住む外の世界があって、その人達は他の常識で生きているのかも…


段々とヨルゴス・ランティモス
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

誰もウサギには敵わなかったと…
最後に変貌する女王陛下の威厳に、圧倒された。
それは、ある意味気持ち良くもあった。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.9

微妙に不快な描写や行動、台詞の積み重ねで不穏な空気と緊張感が最後まで持続していく。
ワンシチュエーションの不条理劇と自覚出来た時に、色々と謎を追わなくなって合点がいった。
そして、鑑賞後に頭の中で映画
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.1

マイフェイバリットのデパルマ臭がすると思いながら観てたらヒッチコックの墓跡。
デパルマでは『ボディダブル』や『ブラックダリア』、ヒッチコックでは『めまい』等、そしてリンチの『マルホランドドライブ』な映
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キャリー(1976年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

中学卒業の春にロードショー公開時、松竹セントラルで2回観た。その後、大人になるまで劇場で48回くらい?観た。ほぼ変態です。
スティーブン・キング映画化作品中、ブライアン・デパルマ監督作品中、そしてホラ
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2300年未来への旅(1976年製作の映画)

3.0

公開時にテアトル東京の大画面で観た。

70年代の頭の悪い小学生(私含む)が想像するミニチュア感な未来都市 。そして内部は、現在の地下街みたいな未来の街に コントのような衣装を身にまとう住人達が暮ら
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ウィッカーマン(2006年製作の映画)

1.5

こんな酷いリメイクって。笑
なぜこんな作品になってしまったのか誰か教えて欲しい。
その辺り経緯に興味深々・・・

ウィッカーマン(1973年製作の映画)

5.0

こんな島で暮らし、あんなパブで呑みたい。
そしてラストシーンの美しさと言ったら・・・
傑作です。

変態村(2004年製作の映画)

3.6

変態たちの、愛のおとぎ話・・・
「愛してた・・」素敵なエンディング。

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.1

散々薦められてたのに、何故か頑なに観てなかった映画。ねっ!観てよかったでしょっ・・って、したり顔されたくなかっただけなの。

こんな汚れてしまった私にでも、良い映画です。

Enough…enough
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アトランティス(1991年製作の映画)

3.0

公開当時ロードショー公開で2回観に行って2回寝た。
当時としては凄い撮影技術だし、海の中を知ってるリュック・ベッソンだからこその映像と構成。
その後何回も観てるけど、最後まで通して見られたことは未だに
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イントゥ・ザ・ブルー(2005年製作の映画)

4.0

話の内容は★一つくらい。
水中シーンは最高。
役者さんたち思いっきり頑張ってる。
素潜り技術の高さが伝わります。
ジェシカ・アルバのドルフィンキックは最高にエロい!!

ザ・ディープ(1977年製作の映画)

3.7

数年前に久々に観なおした。
原作読んでたのにもかかわらず、公開当時はジョーズ的な展開期待して、見事裏切られた作品。
今見直すと、それなりにしっかりと作られた作品で面白い。水中シーンも当時としては秀逸。
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.8

公開時に松竹セントラルで家族総出で観た。
今回あらためて観て、やはり傑作だと再認識。

この映画公開後、雨後の筍のように公開された色々なB級物が大好きでビデオ→LD→DVDと何回も買い直して観てるのに
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オルカ(1977年製作の映画)

3.8

家族を失った男の復讐譚。
最後は哀愁を帯びた男と男の決闘。
紅蓮の炎に浮かび上がるオルカの姿が抜群にカッコ良い。
そしてエンニオ・モリコーネの音楽も最高。

ポセイドン・アドベンチャー2(1979年製作の映画)

2.0

こんなに待たせて、これかよ??
公開時高校生だった私の感想。
その後何度も鑑賞しなおしたけど、変わらない。
冒頭のサルベージ船の操舵室のシーンから爆笑。
セット丸出しで、横からバケツくらい水量の水しぶ
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ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

5.0

小学生低学年時にロードショー公開の有楽座で家族揃って鑑賞。映画が好きになったきっかけの映画。そして今の仕事に繋がるきっかけの映画であり、今の自分を形成したある意味トラウマ映画。
原作はもっとハードで皮
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恐怖(1961年製作の映画)

3.6

クラシックな正統派サスペンス。
どんでん返しもフェアーで気持ちよく着地。
スーザン・ストラスバーグすごく綺麗でびっくり。
この女優さん気になったら、次はマニトウで決まりでしょ・・・

ロブスター(2015年製作の映画)

3.0

表現してることは、かなり直球で読み取り易い映画だと思います。
エピソードやちょっとした寸劇がクスッと笑えないのと、しつこい感じが私の肌には合わない感じ。
この監督さん初体験なので、私が監督の作法に慣れ
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.9

とても楽しめたし良い映画だと思うけど、どうしても好きだった前作と比べてしまう。
映画と出会う年齢やタイミングって大事。
もちろん続きも楽しみにしてる。

IT/イット(1990年製作の映画)

4.0

I swear
私は永遠にLoosers' clubのメンバー。
またitが現れたら皆と一緒に戦う覚悟です。

リメイクでなく、さらにその27年後を観せてくれ。そろそろですよ。

ってくらいこの映画
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キャビン(2011年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

大爆笑!!ホラーオールスターズ夢の祭典

シングルマン(2009年製作の映画)

5.0

切なすぎる喪失の物語。
そしてあっけなく訪れる人生の最期は、とても静謐なハッピーエンド。

セル(2015年製作の映画)

3.0

そんなに酷い映画じゃないよね。
スティーブン・キングは日本で初めてキャリーの翻訳初版本ハードカバー発売時からのファン。
実際のセル原作も出版当時は冒頭の面白さがラストには???な感じだった。
その辺り
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.6

鮮やかな色彩、映像が心に刺さります。
彼女が待ち合わせ準備に完璧なファッショとメイクをしたところで彼の想いと目論見は成就したことだろう。
そして、彼女が口紅を拭い去るさり気無いシーンをどう捉えるか・・
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テンタクルズ(1977年製作の映画)

2.0

公開時に天下の有楽座で鑑賞。
勿論?DVDも発売時にゲット。笑
タコさんが水中から目だけ出して泳ぐさまだけカッコよくてしびれた。
ラストのシャチとの対決の撮影は残酷です。
ミニチュアのシャチの尖った歯
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

主人公を始め、抑圧や差別の対象となってる人達の方が生き生きと暮らしてる。
ラストはおとぎ話の様に彼が素敵な人間の王子様に変身するのでは決してなく、主人公が水中の生物に変化を遂げて、2人が水に溶けていく
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.2

こんな歳になっても、気がつくと車や電車で見えたものを言うゲームを一人でやってることがある。
ちょっと凝った心をほぐしてくれて、勇気を持てる映画。
あの丘でプーの横に座って、何もしないをしていたい。

イルカの日(1973年製作の映画)

5.0

幼い頃から何度繰り返して観たことだろう。
いまの私の人間形成のもとは【イルカの日】、【ポセイドンアドベンチャー】、【グランブルー】の3本。
原作はもっとポリティカルアクションな感じだけど、映画はとても
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