もるこさんの映画レビュー・感想・評価

もるこ

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TAR/ター(2022年製作の映画)

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豊かな感受性を持っていても権威主義システムに組み込まれれば他者を排除することにも簡単に慣れてしまえる
時を支配するマエストロを支配している構造の巨悪さよ こわ〜

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

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内容がピンとこなくても誰かが好きだからとかただ持っているだけでお守りになるみたいな本ある

ネギじゃなくて左手の薬指の指輪に目がいっちゃうよね それが恋愛感情かどうかわからなくても、違くても

名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

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"状況"でヒョンスとジェウォンの憎悪と情愛が絡まり合った複雑な関係性を表現していてすごい

キングスマン(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

優生思想ゴリゴリのお金持ち達の頭がクラッカーのように吹っ飛ばされていくシーン最高だった

ふたり(1991年製作の映画)

4.7

姉妹の関係は自他未分の状態でどちらも姉であり、妹であった
自分を見るときに相手を見ていて、相手を見るときには自分を見ているようで、まなざしを通して互いにケアし合っていた
自我を超えてあわいに生きるその
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フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

4.7

She’s the best friend I’ve ever had
and I love her

えみりちゃん好きだよ

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

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言葉は暗黒にも光を灯す
言葉は純粋なものを含有する

ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

4.6

あえて不便利な方を選び、自分の足での確かな一歩を進めていく。ゆっくり兄の元へと向かう道のりは長年のわだかまりを溶かして、赦していくよう。

あえかなる部屋 内藤礼と、光たち(2015年製作の映画)

4.9

自分が微細な感覚を持ったなまみの人間であること、痛みが明確になったとしても無感覚でありたくないと望んでいること。自分の輪郭がはっきりして「帰ってきた」ような感じがした。祝福と祈りだった。

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

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何も執着がないからこそ、どこにでも行けるのかもしれないけど虚しい

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

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生きていても死んでいても人間の体って、ぬるぬるでぐちょぐちょでグロテスクなものなんだよね

滝を見にいく(2014年製作の映画)

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ばらばらに違う人生を生きてきたひとたちの時間がばちっと重なる瞬間に起きるドラマがおもしろかった。衝突しやすいひと、なだめるひと、どうあろうと互いの存在を受け入れ合っていた

パンダコパンダ 雨ふりサーカス(1973年製作の映画)

4.9

洪水で水に沈んだ町にわくわくする、潜ってキッチンからジャムを取ってくるシーンとかムーミン谷の夏まつりのよう

悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

4.6

無性に腹が立って、足元から崩れ落ちそうで、息がしづらくて、フリダはただただ元の家へ帰りたかっただけなのだろう。自身の悲しみを表す言葉を見つけるには幼すぎて、その代わりフリダの眼差しに全ての感情や感覚が>>続きを読む

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