音が空気の振動によって生まれるものであるのと一緒で、
人の感情も他人の言動から受ける影響によって揺さぶられて生まれるものであり……
清澄の感情が動いた時に、
音の波形みたいな表現が入るのが印象的。
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『美しい彼』で、綺麗な画作りをする監督だな〜〜と思っていた酒井さん。
やっぱり色の遣い方、見せ方が魅力的な作品でした。
女の子側が一方的に救われる話じゃなくて、
お互いがお互いのヒーローだったのが良>>続きを読む
高校生の頃に原作を読んで、内容は知っていたけれど、映画は公開から約4年経ってやっと初鑑賞。
光雄さんの「その人にぴったり合うものってあると思うんや ぴったり合うもんは美しい」って台詞が、話の本筋とは>>続きを読む
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「"自分の夢"って言う人になりたかったな
けど 自分1人でできることなんてそんなにないんじゃないかな」
上申制度でタイムループに気づいてる人1人ずつ増やしていく流れが、冒険系の漫画でよくある仲間集>>続きを読む
「芸人だよ、馬鹿野郎」
芸人の映画だと思って観始めたけれど、思いがけず、ジャズ映画でもあった。
生放送の出番直前に、タケさんがタップ踏みながらこれまでの場面をバーっと思い返すところ、
音楽こそかか>>続きを読む
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尾崎世界観の歌が要所要所で良い味出してて、もうこれは一種のミュージカル映画だった(?)
ただ、"ちょっと思い出しただけ"。
本当に、ただそれだけの1時間54分。
今更そこに特別深い意味はなくて、>>続きを読む
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原作未読で鑑賞。
誰がなんと言おうと、紛れもなく聡実くんと狂児の愛の話だった。
愛は、「みずから踏み込む」もので、何よりも「与える」ことだそうだ。
ミナミ銀座にみずから足を踏み入れ、狂児のために>>続きを読む
化物と怪物の違いについて調べてみたところ、化物は人間ではない何かが人間の姿に化けているもののことを、怪物は得体が知れず不気味なもののことを、言うらしい。
私たちは、たとえ「何でも受け入れる」という覚>>続きを読む
何としてでも上映期間中に映画館の音響で、しかもできればより良い音響で観たくて、初めてDolby Atmosで鑑賞。
心震えるってこういうことだよな〜〜〜。
玉田がとにかく良くて、あれ玉田の声って誰だっ>>続きを読む
平良と清居の「好き」は、それぞれ性質の違うものであり、決して一緒になることはないのだけど、それでも重なる部分がどこかにあって、その重なる部分がある限り、あの2人は傍に居ることを選ぶんだろうな。
でもそ>>続きを読む
なぜかこちらが小っ恥ずかしくなって、頭抱えた。
先になにわ男子さんたちによる劇中シーンの再現を観てしまっていたので、該当シーンがきたとき、それがよぎってよぎって仕方なかった…………マスクの中で鼻の下>>続きを読む
大正ロマン×異世界みたいな世界観で、下手したら安っぽくなりそうなのに、見事に綺麗にまとめられていた………世界観に関わらず共通である、登場人物たちの心の機微の方に結構焦点が当てられていたからかも。
塚原>>続きを読む