あじむさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

あじむ

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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.0

ライブDVDを観る気持ちなら十分楽しめるけど、映画として観ると正直好みではなかった。

圧倒的な才能の持ち主が、その才能に酔い、わがままを続け、家族と呼ぶ仲間を裏切ったけど、やっぱり仲間が必要なんだと
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

-

何一つ理解できなかったし、理解したくないなって思ってしまった。

人間の本質はこんなにも醜いんだと言わんばかりのこの作品。心底不快な気分にさせる内容だったけど、究極的に人間の本質を描こうとしたら、こん
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カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

ポスターに惹かれて鑑賞。

LGBTへの理解が徐々に浸透する現代。このテーマをとある高校の1クラスの中で描いた作品。40分という短い時間だったけど、深く心に刺さる秀作でした。

思春期ならではの葛藤が
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.6

あらすじ読んで、何故、チープ感丸出しのこの内容で稀に見る高評価なのかと心底不思議だったけど納得。想像の斜め上をいく面白さでした。

前半は本当に酷かった。単調でつまらないBGMや、雑で訳の分からないス
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.7

控えめに言って最高でした。

万引きで生計を立てる他人同士の集まり。何かあったらすぐに壊れてしまいそうな、脆く儚い関係から繰り広げられる「家族」は温かさに満ち溢れていた。

家族の絆が描かれる前半は、
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.5

自分自身の性格の悪さを再認識してしまう作品だった、、、


顔が、作品の中の言葉を借りれば「フリーク」とさえ呼ばれるオギーを中心に、登場人物それぞれの勇気が、奇跡を起こすという眩しすぎるほど温かさを感
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

3.8

演技力の到達点ではないかと思えるほどの作品だった。

正直、ストーリー的には全く好みでなく、ある意味何の希望も救いもないこの作品からは、不快ささえ感じました。

ただ、そんなことなどどうでもよく思える
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光のほうへ(2010年製作の映画)

4.8

ダンサーインザダークかよってくらいの鬱映画。最高でした。


これはえげつない。アル中の母親からネグレクトにあう兄弟。冒頭の少年時代から突然大人になった彼らが描かれているけど、この移り変わり方があまり
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

4.5

エズラ・ミラーの色気に魅せられっぱなしのひと時だった。

邦題がちょっとだけ残念な気がする。原題のWe Need to Talk About Kevinからのこれだと物語の認識の仕方が、ただのサイコキ
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BIUTIFUL ビューティフル(2010年製作の映画)

5.0

ノーカーントリーで、心の底からその演技に恐怖させられたバルデムと、今まで見た監督作品全てがどストライクなイニャリトゥの組み合わせ。観る前からこんなにもワクワクさせられたのは久々でした。


バルデム演
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.6

予告編のラストシーンにベタ惚れして鑑賞。ゲイリーオールドマンは、レオンと告発でしか観たことがなく、その印象は、クレイジーな悪役が天才的に似合うというもの。その印象を良い意味でひっくり返された作品でした>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

-

トラウマになるレベルの恐怖。キューブリック作品はもう観ないと誓った。

登場人物の狂って行く様に、あの不快な音楽。何がタチ悪いって、こんなにも怖いのに、なぜか目が離せなくなってしまうことですよね。
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.9

予告編にベタ惚れして鑑賞。


こんなに泣いたのは久々でした。涙を拭いたシャツにシミができるくらい。
平日のレイトショーで、数人しかいない劇場。みんな鼻すすって泣いてて、知らない人と一緒に号泣するとい
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

5.0

この作品に出会えて、心の底から良かったと思える作品。


全てが好み。主要な登場人物3人の感情と、その変化。少しでもバランスが崩れたら、訳が分からなくなるだろうと思えるほど複雑なそれぞれの感情。

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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

-

理解の範疇を超えたサイコパス感。
理解ができないのに、何故か目が離せなかった。

溢れんばかりの、セックスと愛憎と。何か、この作品の本質となるものがあるような気がするけど、自分にはそれがわからない。
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イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)

3.6

ロボット関係の研究が進んでいる現代。なかなか心に刺さるテーマを描いた作品だった。

いいテーマを扱ってる分、100分ちょっとに無理にまとめた感があって少し残念。
このアニメーションの出す独特な雰囲気は
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息もできない(2008年製作の映画)

4.5

「二人でいる時だけ、泣けた。」稀に見る名コピー。このコピーに惹かれ鑑賞。

独断と偏見で、韓国映画はほとんど観たことがなかったけど、過去の自分を叱りたくなった。

こんなにも暴力的で、かつ愛を強く感じ
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