一条律さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

最強のふたり(2011年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

障害者であるフィリップは腫れ物に触るかのような扱いを嫌い、全く気を使うことのないドリスとの空間に居心地の良さを覚えていく。

見てる側としては、ドリスの発言を訝しく思う場面があったが、それでもフィリッ
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明日の記憶(2005年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

アルツハイマーという重く単調になりがちなテーマを堤監督らしい見事な演出で2時間の尺をしっかり描き切っていた。

この映画では主に夫婦愛とアイデンティティの崩壊について描かれていた。

冒頭、部屋から美
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わが母の記(2011年製作の映画)

2.5

樹木希林、役所広司、宮崎あおいと名だたる名俳優たちがしっかり脇を固めた作品。

話は役所広司演じる洪作の日常が淡々と流れていく。
セットをうまく使ったカメラワークのおかげで、映画ということを忘れ、洪作
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

2.8

ストーリーは正直微妙だった。
短尺なので仕方ないと思うが、人物の掘り下げが足りないと思った。
フジヤマのおじいさんのレコードを探すことになるのが開始40分経ってからだったが、開始20分で探し始め、要素
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海獣の子供(2018年製作の映画)

1.0

あまりにも設定や脚本が杜撰すぎて開始1時間で視聴を断念した。
申し訳ないが、よくわからないと言いつつ高評価をつけているレビューは、一体何に迎合して高評価をつけたのか不思議でたまらない。

まず、フィリ
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

4.0

ヒロインを救うためにタイムリープする話かと思えば、マトリックスのような包括世界ものだった。

上映時間1時間40分、一度も中弛みがなく、爽快感がある走りと展開、ラストの落ちは伏線を回収した気持ち良い締
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

超妄想勘違いストーカー女が意中の同級生を射止める話。

序盤のジブリを意識したのか知らんが、全くジブリにはなれてないオーバーでわざと臭い台詞回しには正直興醒めした。
わざわざ靴を脱いで行う日の出サンラ
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きみはいい子(2014年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

複数の話が同時進行で流れていくのだが、尾野真千子の話が一番よかった。

おばあさんに関しては、おばあさんが万引きする描写をわざわざ入れる必要性を感じなかったので、近所の買い物客という設定でよかったので
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.7

よかった。

序盤スロースタートで過去回想に入るまでが長く、過去回想に入ってからも暫くは単調で途中で視聴をやめようかと思ったが、タケシがフランス座をやめるところからグッと面白くなった。

一番最後の演
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陰日向に咲く(2008年製作の映画)

1.0

劇団ひとりの青天の霹靂が面白かったので、期待して見たが、期待はずれもいいとこだった。

脚本が悪かったのだろうか?
原作未読だから何とも言えないが、映画では登場人物の感情の動線が全くといっていい程なっ
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最高の人生の見つけ方(2019年製作の映画)

1.0

吉永小百合の演技が演技してますという感じで物語の中に入り損なった。

死んだ女の子の遺品にあったやりたいことリストをこなしていくことになるのだが、親に遺品を返さなくていいのか気になって仕方なかった。
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ペコロスの母に会いに行く(2013年製作の映画)

1.0

認知症の母を持つとどんなことが起きるかをただ浅く描いただけの作品。

物語の構成にしまりがなく、ただ日常生活が流れていくだけなので途中で飽きる。
恐らく漫画の方が面白いのだろう。

この程度では、映画
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