一条律さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

つまらなさすぎて途中からながら見してしまった。

全てが薄っぺらい。漂流中の時間経過は現実世界に影響しないという前置きがあったのに、最後主人公の母親が必死に探しに来てたのは違和感がある。

設定自体は
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バブル(2022年製作の映画)

1.0

求心力がない作品。

ただの人魚姫を物珍しい設定と掛け合わせて見せただけのこと。何の捻りもなければ、脚本もつまらない。見る価値なし。

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.8

監督の力量が素晴らしいの一言。
画の見せ方が終始凝っていて、特にトランジションは秀逸だった。

脚本も申し分なし。細かなところに伏線があり、それを綺麗に拾っていく。
感動させるような表現はないのに涙が
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鹿の王 ユナと約束の旅(2020年製作の映画)

1.0

原作未読だと完全に置いてけぼりになる作品。
全く面白くなかった。

ジブリが好きな人は雰囲気だけでも楽しめるかもしれないが、良かったと言ってる自分に満足してるのか、監督名に騙されているのではと言いたい
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とんがり頭のごん太~2つの名前を生きた福島被災犬の物語~(2022年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

ノンフィクションを期待して見たが、フィクションだった。そしてフィクションという表示を最後に見た時、やっぱりなという感じだった。

まず、大学生の女の子に代表をさせるというのがあり得ない。途中も思ったが
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岬のマヨイガ(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

震災のことを描きたかったのか、ファンタジーを描きたかったのか、少女たちの悩みを描きたかったのか、風呂敷を広げるのは良いことだが、そうすることで薄っぺらくなるくらいなら風呂敷は広げない方がいい。

"な
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カラフル(2010年製作の映画)

4.0

10年ぶりの再視聴。
初見で高い満足度を覚えていたが、二度観ても飽きずに最後まで観ることが出来た。

カラフルは表現全てが繊細だと思う。
母親との確執、好きな子に対する咎め方など、態度や展開が偏ること
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.8

カラコレがパンズラビリンス感あるなと思ったら同じスタッフだった。

終わり方がさすがイギリス映画といった感じ。

少年の妄想または悪夢または現実が、現実とリンクしながら話が進んでいくスタイルはあまり観
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泥棒役者(2017年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ずば抜けて面白いわけではないが、見れないわけではない。

序盤、泥棒として入った主人公が次々と勘違いされていく場面は面白かった。

ラスト、性根の腐ってそうな先輩があんなふざけた説得で改心してたのは腑
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謝罪の王様(2013年製作の映画)

1.9

宮藤官九郎ということで観たが、つまらない。製作サイドは誰も宮藤官九郎にオチがしらけることをつっこめなかったのだろうか。
主人公が謝罪屋を始めるきっかけとなったエピソードもただのキチガイなクレーマーでし
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青天の霹靂(2013年製作の映画)

4.0

タイムスリップものはもう出尽くした感じがあり、あらすじを見てもときめかなかったが、予想を裏切ってくれた作品だった。

書きたいことが一貫されており、伏線の回収の仕方も綺麗で良かった。
父親役を劇団ひと
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

2.6

可もなく不可もなく。
伏線の回収はされていたが、オチが少々非現実的だったので、のめり込むとまではいかない感じ。

所々都合を合わせるために無理な設定もあり、突っ込んでしまうこともしばしば。
予告編で登
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

4.0

最近流行りのトンデモ設定があるわけでも、目を引く題材というわけでもないが、台詞と演技と映像で見せる正に映画の中の映画と言える作品だった。

早口で上手く聞き取れない人もいるかもしれないが、それでも何を
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曲がれ!スプーン(2009年製作の映画)

2.5

作品としてのまとまりは悪くなかったが、テンポが良くなく、桜井が喫茶店に到着するまでが長く感じられた。
ネッシーなどを探すロードマップのくだりは奇抜ではあるが、不要だったように思える。
ラストはそこそこ
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

2.5

原作者が書いたシナリオの方が流れや台詞が自然で良かったけど、脚本で妙に変えられていたのが残念だった。