ダビンチさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

最高。
アクションあり、コメディあり、感動ありのてんこ盛り作品。
ズバ抜けた作家性と独創性、マルチバースの使い方の上手さ、テンポの良い編集、主演ミシェル・ヨーと助演のキー・ホイ・クァンの素晴らしい演技
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.2

観終わった後、やっぱり映画って良いなぁと思わせてくれる素晴らしい作品。
映画と出会い、映画の楽しさに触れる子供時代から映画を通して見たくないものまで見えてしまい痛みや苦しみなどを感じる青年期と、その主
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月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.5

輪廻転生ラブストーリー。
有村架純さんの存在感がとても良くて、この作品を引っ張っていた気がする。
目黒蓮さんも良くて、この2人のシーンとか良かったりしたけど、やはり日頃からあまり幽霊とかを信じないタイ
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母性(2022年製作の映画)

3.6

正直、もっと落ち着いて描いて欲しかったですが、戸田恵梨香さんと永野芽郁さんの素晴らしい演技合戦を観るだけでも楽しめる作品でした。
とにかくお2人の素晴らしいお芝居がとても印象的で、視点が入れ替わる演出
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.8

観終わって個人的に感じたことは2時間40分の追悼映画だったということ。
全然面白かったし、チャドウィック・ボーズマンが亡くなってどういう続編を作るのかなと思っていてそこも上手くやっていたし、良かったん
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.7

「君の名は。」「天気の子」の新海誠監督最新作。
最新作にして最高傑作という宣伝文句通りの傑作。
個人的今年ベスト1、新海監督作品で1番好き。
芸術作品のような、圧倒的な映像表現による映画体験。
映像美
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.1

前作同様、やはり暴れ回るマ・ドンソクは最高。
その拳で次から次へとぶっ倒していく姿は見応え充分だしとても爽快でスカッとする。
前作よりも上映時間も短くまとまっていて見やすくなっているし、エンタメ度も増
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

極上のエンタメ作品。
こういう続編とかの類の作品はたいてい2が1を超えることはあまりないけどこの作品は2の方がだいぶ良い。
これだけCGとかVFXの技術が発達してる時代にあえてリアルを追求するトム・ク
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.8

久しぶりにしっかりとしたこういう邦画を見た感じ。
やはり、主演が岡田准一さんなのでアクションシーンの素晴らしさは言うまでもなく、それぞれのキャラクターの個性が出ていて良い。
特に松岡茉優さんが素晴らし
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トップガン(1986年製作の映画)

3.7

ベタな展開の青春映画って感じだけれど、この頃から戦闘機での戦闘シーンはやはり迫力満点でそれだけでも充分見応えのある作品でした。

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.9

「ちはやふる」製作陣の最新作だけやってやはり作り方、魅せ方が上手い。
役者さん方の演技やカメラワーク、音楽も含めて静と動のバランスが素晴らしい。
主演の横浜流星さん、そして清原果耶さん含め役者陣も素晴
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.2

「愛がなんだ」「街の上で」の
今泉力哉監督最新作。
140分という長さ、それでいてほぼ会話劇で、退屈するかなと思ったけれどすることなくとても面白かった。
セリフ、テンポ、空気感、どれもがとても素晴らし
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.1

好きだなぁ。
今泉節健在といった素敵な作品。
不器用で愛おしい4人が織りなすラブストーリー。
「愛なのに」とは逆の今泉力哉監督×城定秀夫脚本だったのですが、演出では今泉さんらしいところが随所にあって、
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.8

今観ると、どことなくあれに重なりそうで少しタイムリーに思える作品でした。
新興宗教、洗脳、人間の汚い欲望といった辺りがテーマでしょうか。
城定秀夫監督だけあって、エロにはしっかり踏み込んで描いているし
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Miss.デンジャラス(2020年製作の映画)

2.4

主演シュー・トントンさんの華麗で色気のあるアクションシーンの数々はカメラワークなど含め見応えはあったし、よかったのだけれどそもそも夫が誘拐されるシーンが全然スリルがないし、何なら全然阻止できそうな感じ>>続きを読む

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.4

「ベイビーわるきゅーれ」「黄龍の村」などでお馴染みの阪元裕吾監督作品。
殺し屋に密着したドキュメンタリーという題材は面白いものの、アクション、キャラクター設定含め上の2作品より劣っていた印象。
でも殺
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.6

素晴らしかった。
ブローカーの話と思って最初はぼんやり観ていたけど、それぞれの背景とか思いが分かってきてから疑似家族的に過ごしていく日々が愛おしくてとてもよかった。
丁寧な是枝監督の演出、撮影のホン・
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.6

最高。
今年暫定ベスト1。
1人の女性のリアルな日常を描いているだけなのにスタイリッシュで遊び心溢れる映像表現とキャッチーな音楽が相まってとてもセンセーショナルで素晴らしい作品だった。
自分はもっとで
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.7

ゾンビ映画とかだと何となく現実と切り離して観れたりするんですが、人間の狂気とか欲望の延長から来る絶望とこられると現実と曖昧になる感じがしてとてもしんどかったです。
終盤の主演の女性が消火器で殴るシーン
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.1

やはり韓国映画の実話ものは裏切らない。
しかも南北もの、とても面白かった。
前半の緩い雰囲気から内戦が始まると一気に緊張感が加速するギャップある演出が見事。
銃撃戦、カーチェイスなどの映像的迫力も凄い
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.0

とてもエモい素晴らしい青春映画でした。
若さゆえの感情優先で突っ走る感じとか危うい感じとか、色々含めてやっぱり青春って良いなぁと思えた。
走るシーンがたくさんあって、そのどれもがとても良くて、あの移動
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.1

圧巻のアクションエンタメ。
冒頭から前作を超える圧倒的なスケールと映像で送る迫力満点のアクションシーンの数々の凄さ。
製作陣の気合いが伝わってくる映像でした。
アクションとヒューマンドラマのバランスも
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.7

前作通り、終始ハラハラドキドキする感じは楽しめたし、迫力満点だったけれどあんまり炎の王国関係なくねと思ったり。
まぁ、結局は人間の金に目が眩んだ愚かさを描いている辺りは前作と変わらず。
何か目新しさが
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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

3.8

キラキラ眩しい、でも苦しく儚い良き青春ラブストーリーでした。
とにかく主演の2人、道枝駿佑さんと福本莉子さんの瑞々しいフレッシュさ、そしてその2人を綺麗にとらえるカメラワークが素晴らしかった。
特に花
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

4.3

リアリティが凄いとかリアリティに溢れているとかいう作品はよく聞くけどこの作品はまさにリアルを映し出した傑作。
カメラワークと演出、それに構成と役者さんたちの演技が作り出す空気感が凄い。
恋愛映画なので
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.3

75歳以上の人が自分の意思で死を選べるという制度ができた近未来の日本をテーマにしているが間違いなく今の日本も描いている傑作。
素晴らしいファーストカットから漂う不穏な空気感、丁寧に描かれる素晴らしい人
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.8

冒頭からスピーディーでダイナミック、そしてミュージカルならではの映像マジックで魅せてくれるミュージカルシーンは圧巻。
曲調もラテン系っぽく、いつもとは違う感じだったのが新鮮に感じられた。
ただ、思った
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ライアー×ライアー(2021年製作の映画)

3.4

まぁ、王道ラブコメみたいな感じでしたね。
個人的にはけっこうな純愛映画に感じました。
ひとつ言えることは恋愛というものに対して周りがとやかく言うのは気にするなと思います。
誰を好きになるもの個人の自由
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愛なのに(2021年製作の映画)

4.1

いやー、好きだなぁこういう映画。
城定秀夫監督×今泉力哉脚本で描く愛の物語。
城定監督らしい人間のエロさとか生々しい感じと今泉監督のどこか難のあるキャラクターなんだけれどでも憎めずに愛おしく感じてしま
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

面白かった。
空想、浪漫、そしてウルトラマン愛に溢れた、特撮エンタテインメント作品。
あえて最新技術で新しい感じにせずにところどころ昔の特撮のチープさを残しつつ描くところに製作陣たちのウルトラマンへの
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バブル(2022年製作の映画)

3.4

圧巻のグラビティ・アクション。
先にNetflixで配信されてたみたいですが、明らかに映画館向きな映画なのでぜひ映画館で。
とにかく跳び回る若者たちを捉えた縦横無尽なカメラワークが迫力満点だし、泡や水
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.7

こちらも最新作が公開ということで予習として観賞。
打って変わって2作目は魔法対決の描写少なめでどちらかというと人間ドラマ、それぞれの過去が明らかになっていく部分がメインだったので少し物足りなかった印象
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.8

最新作が公開ということで予習として観賞。
やはりこの1作目は最後の破壊されたニューヨークの街並みが魔法によって元に戻っていくシーンを圧巻のVFXで魅せてくれるところが素晴らしい。
あのシーンだけでも観
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.1

東京から大阪までは新幹線を使えば約2時間30分、ましてや東京から埼玉なんて隣同士、でもその移動さえも自由にできない人たちもいる。
「仕方がない」そう言ってしまえば簡単なのかもしれないが、果たして私たち
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.9

ラストに向かってどんどんと加速していく展開、その構成が見事でした。
面会室での鏡を使ったカットや照明を使って工夫した空間演出など随所で光る映像的演出が素晴らしかった。
白石監督らしく、残虐描写も容赦な
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