Ideonさんの映画レビュー・感想・評価 - 35ページ目

ゼロ・ファイター 大空戦(1966年製作の映画)

3.5

敗戦目前の南方戦線を舞台にこんな活劇も作れるんだと感心した。圧倒的な米軍相手に頭脳戦で挑むゼロ戦隊、キャストも軍人顔ばかりで佐藤允や藤田進など軍人が役者をしているようだ。円谷英二の特撮もミニチュア、>>続きを読む

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.5

シリーズ第5作。トムさん、歳をとるほどアクションがエスカレートしていて、大丈夫かと心配になる。ポスターや予告で出てくるあのシーンが実はアバンタイトルでしかないということにまずびっくり。ストーリーは、>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.5

ブルーレイで再見。改めて見てみると、科学的な考証がしっかりしていて、さすがに原作のマイケル・クライトンが脚本を書いているだけのことはあると思った。全体的に見ると、CGよりもアニマトロニクスの映画であ>>続きを読む

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

4.5

上出来な仕上がりのリブート、シリーズ4作目。遺伝子操作で生まれた最強の恐竜が大暴れ。凶々しい新種の恐竜に純血種の3頭が立ち向かう様子は、キングギドラにゴジラ、モスラ、アンギラスが戦いを挑む場面を彷彿>>続きを読む

劇場版 零 ゼロ(2014年製作の映画)

2.0

ゲーム原作のホラー映画なんてこんなもん。現代にそぐわない横溝正史もどきの底の浅ーい設定でそこにレズビアン風味を散りばめてみました、といったお手軽な作りで、こんなんでお金が取れるんだったら、楽なもんだ>>続きを読む

ニード・フォー・スピード(2014年製作の映画)

3.5

ワイルドスピードの亜流みたいな題名と主演のアーロン・ポールがチンピラ顔をしているため、ビデオスルーのB級映画と間違えてしまいそうだが、出てくる車は超A級ばかりで立派なブランド映画なのだった。車にお金>>続きを読む

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.5

デジタルリマスター盤で再見。霧が晴れたような画像の美しさに見入ってしまった。宮崎駿監督、大塚康生作画監督の最高傑作。もちろん、35年前の作品なので、背景の書き込みなどは現在のものに及ぶべくもないし、>>続きを読む

サベージ・キラー(2013年製作の映画)

2.5

ゾンビにインディアンの酋長の怨霊が取り憑いて、先祖代々の復讐を果たすというストーリーが斬新。監督が名前からして原住民系の人だから、こういう話になったのかもしれない。話が進むにつれ、ぼろぼろになってい>>続きを読む

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)

3.5

原作と違うことに目をつぶれば、破綻なく、うまく仕上がっているように思った。軍艦島でロケをしたのも名案で、効果を上げている。巨人もアンガールズの田中みたいな、おかしな顔をした人たちばかりを連れて来てい>>続きを読む

天上人とアクト人 最後の戦い(2009年製作の映画)

1.5

テレビシリーズを見てない人が見たらボカーンな内容のアニメだ。作画レベルも大画面で見るにはいかにも稚拙だ。今をときめく京都アニメーションの前段的な作品のようだ。アップ以外の人物の作画や背景画はアマチュ>>続きを読む

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.5

子供にも大人にも受ける作品を狙って作った結果、ターゲットがはっきりしない作品になってしまったようだ。キャラクターに魅力がないのが致命的。あれではオモチャにならないだろう。佐藤二朗の吹き替えは意外にい>>続きを読む

アイ・フランケンシュタイン(2014年製作の映画)

3.0

フランケンシュタインの怪物が現代まで生き残っていて、悪魔とガーゴイルの戦いに巻き込まれるという設定は面白く、キャスティングも良かったのだが、ストーリーに疑問点が多過ぎて、乗り損ねてしまった。続編作る>>続きを読む

リアル鬼ごっこ(2015年製作の映画)

3.0

あの園子温監督がなぜ今更「リアル鬼ごっこ」を撮るのか?と思って見に行くと、上映された作品は100%リアル鬼ごっこではない不条理劇だった。三池崇史の「神様の言うとおり」に似た感じもあるが、似て非なるも>>続きを読む

ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.5

オープニングのT-800同士の戦いや東洋系T-1000との対決までは快調。2作目は凍結させて動きを止めていたが、今作はあっさり酸で溶かしてしまった。イ・ビョンホンは刺身のツマ扱いで残念。それで新しい>>続きを読む

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

4.0

ヒーロー勢揃いで賑やかでいいのだが、ウルトロンがやたらうじゃうじゃいるので、誰が誰と戦っているのか分かりにくい。絵面としては大変面白い、また、それぞれのヒーローの見せ場をちゃんと用意してある。しかし>>続きを読む

青鬼(2014年製作の映画)

1.5

入山杏奈が出ているだけが取り柄か?須賀健太の演技も精彩がない。青鬼のデザインは奇抜だが、CGの出来が悪く、ゲームよりもレベルが低い。ストーリーも主人公がなぜゲームの世界に紛れ込んでしまったのかわから>>続きを読む

OMOCHA オモチャ(2014年製作の映画)

2.5

大人のおもちゃ業界で働く女の子たちのお話。いわゆるポルノで、男性の欲望を満たすための作品だが、女性が脚本を書いて監督しているだけあって、エロい場面も必然性がある。まあ、本当にこの業界の人たちが自分で>>続きを読む

呪怨 ザ・ファイナル(2015年製作の映画)

2.0

このシリーズは最初のビデオが超特級に怖くて、その後の劇場版も清水崇が監督していたものはそれなりの水準作だったが、最近は劣化する一方である。それでも、何とか見られるのは、キャスティングがいいからである>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.5

さすが本家本元ジョージ・ミラー監督のアクションは迫力が違う。人が何人か死んだと言われても納得してしまいそうな場面の連続である。ジョン・シールのアカデミー賞レベルの撮影も素晴らしい。それにIMAX3D>>続きを読む

わたしのハワイの歩きかた(2014年製作の映画)

3.5

良くできた観光映画になっている。昔のホイチョイプロダクションの一連の作品を思い出させる。榮倉奈々は長澤まさみの役どころだが、全く色気がないのが難点である。高梨臨はこれから主役を張る雰囲気がプンプンし>>続きを読む

オープン・グレイブ ー感染ー(2013年製作の映画)

2.5

ゾンビ映画の亜流。登場人物がすべて記憶をなくしていて、唯一、記憶がある人物が外国人で言葉が喋れないというのがミソである。見るからに低予算で、特殊メイクも最小限だが、工夫次第で見られる作品になるようだ>>続きを読む

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

3.5

冒頭のミッションで仲間が瀕死の重傷を負ったので、スタローンがこれ以上仲間を死なせたくないと柄にもなく新チームを組んで、最強の敵、メル・ギブソンを退治しに行くが、予想通り返り討ちに遭って、やっぱりケツ>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.0

美人揃いの四姉妹でリアリティに欠けるなあと思っていたが、配役がそれぞれの個性に合っていて、落ち着いた作品になっている。四人とも好演していて、特に綾瀬はるかと長澤まさみは駄作揃いの二人のキャリアの中で>>続きを読む

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.0

ほぼ、ケイト・ブランシェットの一人芝居といった印象の作品。パラノイア役が見事である。破滅の原因が最後に明かされるが、これって自滅じゃん‼アンドリュー・ダイス・クレイはフォード・フェアレーンの冒険以来>>続きを読む

バイロケーション(2013年製作の映画)

2.5

思いつきとしては面白い話だが、バイロケがオリジナルにとって代わるという設定がいつの間にか忘れ去られていて、オリジナルが死ぬとバイロケも消えてしまい、それなら、なぜバイロケがオリジナルを襲うのかという>>続きを読む

万能鑑定士Q モナ・リザの瞳(2014年製作の映画)

2.0

連続テレビドラマの初回スペシャルレベルの映画。綾瀬はるかさんは綾瀬はるかさんの役しかできないので、ぴったり合う主人公を探してくるのが大変だろう。1クールのテレビドラマ化すれば視聴率はとれるかもしれな>>続きを読む

ラン・オールナイト(2015年製作の映画)

3.5

ジャウム・コレット・セラ監督のリーアム・ニーソン大暴れシリーズの3作目。おそらく、これが完結編だろう。これまでの主人公と違って、暗黒街の泥水にたっぷり浸かった男が主人公なので、ハッピーエンドもここま>>続きを読む

イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.0

三文小説が見事なB級映画になっていた。堤監督はこういうどうしようもない作品を作るのがうまい。この映画の時代のどストライク世代である50代の私達は、当時の恥ずかしい風俗を見せつけられて、思い出したくも>>続きを読む

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.0

ビデオテープで見ていた時代と比べると、霧が晴れたような画質、音質で、円谷英二の素晴らしいミニチュアワークが堪能できた。焼け野原になった大阪の風景、崩れ落ちる大阪城、今はすべてコンピューターグラフィッ>>続きを読む

MONSTERZ モンスターズ(2014年製作の映画)

2.0

藤原竜也と綾瀬はるかの映画はどうして片っ端からクズ映画ばかりなのだろうか。ちゃんとシナリオを読んでいるのだろうか。しかもどの作品でも絶叫するばかりで同じ印象である。しかし、それが楽しみで見てしまう。>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.5

音楽大学のジャズ専攻科のお話。見ているうちに、主人公と鬼教官が「愛と青春の旅立ち」のリチャード・ギアとルイス・ゴセット・jrに見えてきた。軍隊からジャズの世界に舞台を変えているが、とても似ていると思>>続きを読む

ルームメイト(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

多重人格物で、深田恭子がサイコキラーなのかなと思っていたら、北川景子と同一人物だったというのがミソだった。それならサイコキラーは北川景子が演じた方が怖いと思う。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル(2015年製作の映画)

3.5

ガンダム本編で語られなかったシャアの過去が描かれる本作だが、それにも限界があって、富野さんが意図的に省いたり、ぼかしたりしている部分を無理やりやっている感じがする。ガンダムの世界はどんなに突っ込んで>>続きを読む

赤々煉恋(2013年製作の映画)

2.0

自殺防止啓発映画。小中和哉が監督しているので少しは見られる作品になっている。土屋太鳳ちゃんも吉田羊さんもこんなつまらない作品でもがまんして下積みを積んだのでブレークしたのだろう。つまらない映画でも確>>続きを読む

ミケランジェロ・プロジェクト(2013年製作の映画)

3.5

ナチスが強奪した膨大な美術品を命懸けで奪還した人たちの物語。事実に基づいた作品なので、盛り上がりに欠け、平坦な展開になっている。豪華な配役でオーシャンズ11みたいな話を期待するとがっかりする。ヒット>>続きを読む

龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)

3.0

北野武監督のシリアス路線の合間に息抜きのように作られるコメディの一本。「みんな、やってるか」「監督バンザイ」みたいな作品。したがって、話のつじつまや完成度なんかを求めてはいけない。冒頭はショートコン>>続きを読む