LaserCatsさんの映画レビュー・感想・評価

LaserCats

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異人たち(2023年製作の映画)

3.7

アンドリュー・ヘイはとても好きな監督なので、前々から気になっていた作品。
観ている自分の心が映画の中の登場人物たちと同じ地平線上にあるというか、映画に包みこまれるような感覚になるのが個人的に好きなのだ
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6人の食卓(2022年製作の映画)

3.7

3兄弟の賑やかな共同生活。
楽しく観れました。
かわいいだけかと思いきや、ミャオミャオがかなりいい子だったなぁ。
三男のTシャツが気になった。

プリシラ(2023年製作の映画)

3.7

見た目にかわいい作品だし、プリシラが感じていたことは伝わってはくるんだけど、あまり緩急のあるタイプの映画ではないので個人的には少し物足りなさを感じたかな。自分を殺して生きてるのにそれが長い時間淡々と続>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

ずっと混んでいるみたいなので半休取ってIMAXで鑑賞。

原爆の開発から投下した後まで、アメリカ側の視点(ただし開発者の視点ではあるが)から真剣に描いたというのは興味深かったけど、クリストファー・ノー
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

仏教的な考え方のお話ではあったけど、この作品が西洋でも支持を得たのだなぁ。
少年少女時代で止まっていた2人の懐かしくもあり少しぎこちなくもある関係も、ヒロインの夫が2人の再会をどう受け止めるのかという
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ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

-

道中ほとんど寝ていたような気がするのでスコアなしです。勿体ないけど、もう1回挑戦する気力と時間は今すぐには無さそう。
寝ていて見逃しただけかもしれないけど、牧師が苦難の旅に対して弱さしか見せていないよ
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.7

呪われた一族と呼ばれたフォン・エリック・ファミリーのことや、そもそもプロレスのことも全然知らないんだけど、とても気になっていた作品。
とてつもない悲劇なんだけども、それ以上に彼らが生きた証を残そうとし
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.5

メンバーが集合してあの曲がかかってタイトルが出ただけで満足してしまった感があるんだけど、中盤は寝てしまった…。

永遠のこどもたち(2007年製作の映画)

3.7

「雪山の絆」が素晴らしかったので、バヨナ監督作品を遡り鑑賞。
知りたかった真実が何よりも辛すぎて…。それなのにラストシーンでは感動もして泣いてしまった。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

映像作品として凄いと思うし、あまりの迫力に鳥肌が立つような体験ができるし、映画館で観ないと勿体ない作品だと思うんだけど、2作目でもまだお話に惹かれなかったなぁ。
決闘ではオースティン・バトラーを応援し
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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

3.7

宗教とか色々考え方はあるにしても、やっぱり妊娠している本人に中絶を選択する権利がないのはおかしいとは思う。
女性の命や人権を守るために闘ってきた人たちがいることを知っておくべきだと思うと同時に、未だに
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.6

何とか滑り込みで間に合った本作。
全体的に起こっていることは陰惨なんだけど、一つ一つのエピソードの描き方がもう少し深くてもいいのかなぁとは思った。ただ、主人公が冷静な性格なので、これはこれで合っている
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

なんでこんなに面白かったんだろう。
スリラーでもないのに最後まで一時も見逃せない感じがするし、派手な場面があるわけでもない。ここまで人間的な話とは観る前は想像してなかったし。納得するかどうかは人による
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.9

面白かった!
けどそれと同時に、私は笑って観ていいんだろうかという気分にもなった。
世間が求める黒人らしさに対して主人公が皮肉たっぷりに放ったあるものが引き起こす一連の反応を見ていくうちに、無意識な偏
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赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

3.7

ラブストーリーとファンタジーとホラーとコメディが共存し、しかもわりと壮大なスケールの中で運命が交錯しているという展開もあって、かなり満腹になる映画。
自分があまり積極的には観ないタイプの映画ではあるん
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スーパースター 爆笑スター誕生計画(1999年製作の映画)

3.5

お決まりのポーズはそう頻繁にやるんじゃないんだね。
映画ネタも多いので楽しくはあったけど、すごく痛快ってほどではない。おばあちゃんはなかなかかっこよかったけど。
ところで、モリー・シャノンもウィル・フ
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.8

こんなに集中して映画を観たのは久しぶりかもしれない。
実際にこのようなことがあったということ、その一部始終が何より驚きだったし、それを緊張感もドラマとしての観応えも途切れさせず見せてくれたこの映画の力
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Of An Age(原題)(2022年製作の映画)

3.6

気の合うお兄さんが同性愛者だと知ってからの主人公の反応とか、あからさまな動揺が見えて辛くなってしまうのだが、主人公の場合としてリアリティを感じさせるところであったようには思う。
ウォン・カーウァイの「
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邪 ゴースト・オーメン(1980年製作の映画)

3.5

すごい映画でしたなぁ…。
序盤はDV描写が続いてなかなかしんどいが、ホラー展開に入ってからが笑える。
終盤のダンスシーンの尺の長さはおかしい気がする。

ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)

3.8

自分の死と向き合う過程には痛ましさも多々あったが、お祖母さんとのシーンやお姉さんに電話をかけるシーンなどでは主人公の中にある優しさや愛情の蓋が開けられたような感じで、少しは救いがあったような気がした。>>続きを読む

Firebird ファイアバード(2021年製作の映画)

3.6

同性愛を禁じられる社会で人生の何かを犠牲にした、そのような人たちは大勢いるのだろうから、こうやって1つずつの物語が語り継がれていくことは意味があることなのかもと思った。
映画としては英語なんだねとは思
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The Hand of God(2021年製作の映画)

3.7

パオロ・ソレンティーノ監督の作品は、何かよくわからないけど贅沢で独特な美しさを感じさせる。ただ、内容にすごく共感できるかというと、まだ自分には早かったのかなぁと思うことが多い。
今回は青年が主人公なの
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スター・フォース 〜未知との遭遇〜(1983年製作の映画)

3.6

Filmarksの評価低すぎない!?(私が観た時点で23人マークしてて2.8点)
結構楽しかったんだけどなぁ〜。
すごく真面目な「スター・ウォーズ」ファンだったりしたらどう思うかしらんけど、最後の対決
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マーダー・ミステリー2(2023年製作の映画)

3.5

とにかく気軽に楽しめるコメディ。展開もスピーディーなのでサクッと観終わってしまった。
1作目の内容はもう忘れちゃったけど、レビューを読み返した感じではまあまあ面白かったっぽい。それに比べると笑いどころ
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大酔侠 4Kリマスター版(1966年製作の映画)

3.7

マーク1人目だなんて申し訳ないが、忘れないうちに。

宿での初対面シーンなど、ユニークでかつ緊張感があって急ぎすぎない見せ方が楽しめた。アクションも、リアルさとは違うんだけど、いろんな工夫を見つける楽
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.8

今年気に入った新作、1本目。

ダムマネーと呼ぶくらい庶民(個人投資家)をバカにしていた金持ちに対して、庶民が力を合わせて刃向かった。そんな大事件が起きていたことを知らなかった。
純粋にゲームストップ
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靴に恋する人魚(2005年製作の映画)

3.6

かわいい映画。
途中の展開はちょっぴり残酷だったけど。
そして皆さんプレゼントの箱はまず振ってみるタイプなのね。
ビビアン・スーはどのシーンでもかわいいんだけど、机に突っ伏すところが特に好き。

ぼく モグラ キツネ 馬(2022年製作の映画)

3.7

絵の雰囲気も少年に語りかけられる言葉も優しさに溢れているアニメーション作品。
つい涙が…。
モグラ(トム・ホランダーの演技も良い)がとにかくかわいかった。

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

3.8

ずっと気になっていた作品が映画館で観られるというので早速。
「アメリカン・ユートピア」を観に行ったときもそうだったけど、トーキング・ヘッズをよく知らない私が観てもかなり楽しめる内容だった。
1曲、また
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スノータウン(2011年製作の映画)

3.7

気になっている監督の1人、「ニトラム」「トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング」のジャスティン・カーゼル。
これも実在の殺人犯を描いた作品。
元凶が向かいの性犯罪者だったのか、彼が十分な罰を
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

常識や道徳といわれているものに対し、率直に意見を言えることは羨ましくも思え、また他人に押し付けられる価値観ではなく自分で考えて成長していく様はかっこよく見えた。
ヨルゴス・ランティモスは「籠の中の乙女
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アルプス(2011年製作の映画)

3.7

亡くなった人の代役を請け負う人たち。
似てもない全然知らん人に大切な人の真似をされても、傷をえぐるだけで何も慰めにもならんのじゃないと個人的には思ったけど、どうなんでしょう。
代役を演じたがっている人
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

拷問というと映画やその原作のモーリタニアンとかが記憶に新しいけど、それとはまた別の視点の作品。
ポール・シュレイダーは「魂のゆくえ」で心をぐっさぐさに刺されたんだけど(いい意味で)、本作はそこまで心の
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ため息に乾杯(2024年製作の映画)

3.7

「シッツ・クリーク」で知ったダニエル・レヴィの監督主演作。なかなかよかった。
最愛の人物の喪失というところから描かれていく話だけど、重苦しくなく、人生の歩き方や歩く速度は皆それぞれだけど、その良し悪し
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燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火(2022年製作の映画)

3.7

香港に行ったことはないし私自身の思い出があるわけではないけど、香港のネオンには色んな人の思い出が詰まっているんだろうなぁと思って涙が止まらなくなった。
それくらい心のこもった作品だと思った。

パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

3.8

ヨルダン川西岸地区ナブルスに住む若者2人が自爆テロの実行役に選ばれ、イスラエルへ行こうとするが…。

決して自爆テロを肯定する内容ではなく、ナブルスの人々がどういう気持ちで生きているのかを知ることに大
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