LaserCatsさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

渇きと偽り(2020年製作の映画)

3.7

故郷で起こった、友だち一家の死亡事件と20年前の事件が、記憶や人々の意識の中で交錯しながら進む捜査劇。
ミステリーとしても人間関係の面でも結構観応えがあった。
それにしてもあんなに干ばつが続いたら生活
>>続きを読む

オーメン(1976年製作の映画)

3.6

本作を観ようと思ったきっかけが、先日現場をまわってるときに河内名物「オーメン」というラーメンを目にして、あ、観なきゃと思った、というしょうもない理由(しかも食べてはいない)。
オカルトものは理論にあま
>>続きを読む

ULTIMATE BATTLE/忍者VS少林寺(2001年製作の映画)

3.5

徳川埋蔵金を巡って。
日本語のセリフと日本語字幕が割と違う。まぁ、セリフがかなり雑なので仕方がないか。あと、忍者の偉い人の服が派手すぎやしないかいと気になった。
身体を使ったアクションが気持ち良い一方
>>続きを読む

ドッグ・バイト・ドッグ(2006年製作の映画)

3.6

陰惨やったぜ…
死に方が全部エグかった。
不幸な過去を背負っているとはいえ、倫理観のない殺し屋と暴力を振るう刑事たちのどちらにも共感が難しい。
あと、あの状況で取り上げる意味があるのかな。

刺青一代(1965年製作の映画)

3.6

・一人で敵陣に乗り込むところがかっこよかった。
・片腕のおじいさんの存在がよかった。
・高橋英樹が若くてびっくり。
・弟が自己中すぎてイライラしたかな…

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.8

このシリーズはやっぱり好きだ。
絵も音楽もアクションもかっこいいし、ギャグも好み。何かと盛り沢山な気がしたけど特に印象に残ったのは、親子の関係と、マルチバースの色々な仕組みがわかったうえで突きつけられ
>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.6

DCの中では画期的かもしれないけど、新鮮味を感じられる要素があまりなかった。
マイケル・キートンがかっこよいのと、誰が顔を見せてくれるのかな〜という点くらいしか個人的には楽しさを感じられなくて少し残念
>>続きを読む

ストーリー・オブ・フィルム エピソード14. デジタル時代の幕開け(2011年製作の映画)

-

1990年代の映画を題材に、デジタル時代の革新、映画の引用などの特徴を紹介。
タランティーノやガス・ヴァン・サント、ポール・ヴァーホーヴェン、ジェーン・カンピオン、バズ・ラーマンなど。
万人受けする映
>>続きを読む

バッドママ(2016年製作の映画)

3.7

子育てしたことがない身だけど、それなりに感情移入できてかつ楽しく観られる映画だった。
ミラ・クニスもキャㇲリン・ハーンもクリステン・ベルもクリスティナ・アップルゲイトも上手いし。
家事をして子供の面倒
>>続きを読む

殺しの烙印(1967年製作の映画)

3.7

日本のハードボイルド作品、初めて観たけどなかなかいい。
米が炊ける匂いが好きなNo.3の殺し屋という設定やその他ユニークな描写が色々あったのも面白かったし、オープニングがかっこよかったし、音楽が洒落て
>>続きを読む

バーブ&スター ヴィスタ・デル・マールへ行く(2021年製作の映画)

3.7

クリスティン・ウィグ主演で気になっていた作品。
ヒロイン2人の会話とか仕草とかが、子どものときに見ていた自分や友だちの母親たちと被るところがあったりして、中年女性の癖(?)って世界共通なのかなと思った
>>続きを読む

LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)

3.7

銭湯で滑って転んで記憶を失くして、自分が俳優だと思い込む殺し屋の話、と姉がおすすめしてた作品。
違和感しかないのに本人は大真面目というのが可笑しいし、それでも健気に頑張る姿が周りの人の心も動かすのが素
>>続きを読む

長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

3.9

一作目を超えてきたんじゃないか。
すごくよかった。
プスはもちろん新キャラの犬もかわいかったし、色んなおとぎ話の盛り込み方やその他実写映画のパロディと思われるところなども楽しかったし、「バッドガイズ」
>>続きを読む

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.6

盛り上がりには欠けるけど、結構不快で気持ち悪い気分にはなる。
その人の屁理屈でしかないのに、あんな得意げな顔されて腹立たしすぎないか。自分がやってることに罪悪感がないなんて、お手上げな気がする。

私の血に流れる血(2015年製作の映画)

3.7

都合のよい結論ありきで1人の女性を拷問にかけ続ける。この聖職者たちは大真面目に信じてやっているんだろうけど、傍から見れば非常に馬鹿げた暴力にしか見えない。また、場所や時代は違えど「モーリタニアン」も連>>続きを読む

私にもできる!イケてる女の10(以上)のこと(2013年製作の映画)

3.6

軽く観るのに丁度良いバカバカしさ。
贔屓のビル・ヘイダーやアンディ・サムバーグも出てるし、ドナルド・グローヴァーも若くてかわいかったし、マーベルのコールソン役でお馴染みのクラーク・グレッグも出ていて、
>>続きを読む

苦い涙(2022年製作の映画)

3.6

誰かを愛することに依存しているのか。
ダグラス・サークっぽさを感じたのは、未見のファスビンダーのオリジナルがそうらしい。そして映画的というよりは舞台っぽい感じもした。
それでもオゾン版はオリジナルより
>>続きを読む

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.8

女性は教育を受けることも外の世界を知ることも男性に逆らうことも許されず、性暴力が当然のことのように繰り返されてきたコミュニティ。
突然やってくるあれで、大昔の話ではないのだとハッとした。
信仰について
>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.9

友だちのノートを間違えて持って帰ってしまったので、家も知らないのに何とか返しに行こうとする少年の話。
奔走するババク少年が本当にかわいいのだが、全体としては主人公の親や祖父母の世代の価値観、道徳観を見
>>続きを読む

チャタレイ夫人の恋人(2022年製作の映画)

3.8

原作未読。
不倫もの、と一言で片付けるのは勿体ない作品だった。
階級や性別に関係なく、自分で人生を決める権利はあると信じて立ち向かうことに対する、周りの考え方の変化が興味深かった。
妻(ヒロイン)や使
>>続きを読む

ボーイ(2010年製作の映画)

3.7

虚勢の張り方が理解できなくはない分、余計に見てて痛い。
弟くんの純粋さに癒やされつつ、主人公の成長を願って見守る気分だった。

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

3.7

青春してるなぁ…。
序盤はびっくりすることもあるけど、主人公たちの飾らなさも魅力的だった。
あと、コケるキョンシーも好き。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.6

ショーン・ベイカーのおすすめ。
当時の父親と同じ年齢になった娘が2人で過ごしたヴァカンスを思い返すという内容だが、ホームビデオで記録された場面以外での表情や、ビデオの映像に残っていても当時の彼女には気
>>続きを読む

ストーリー・オブ・フィルム エピソード13. フィルム時代の終焉(2011年製作の映画)

-

90年代、デジダルの時代へ移り行く中で生み出されたフィルム映画の傑作たちを紹介。
キアロスタミのストーリーの作り方が興味深かった。その他には、ウォン・カーウァイ、ホウ・シャオシェン、ツァイ・ミンリャン
>>続きを読む

ストーリー・オブ・フィルム エピソード12. 世界の映画製作と抗議(2011年製作の映画)

-

80年代、世界中で誕生あるいは掘り起こされた、権力に抗議した映画たちを紹介。
中国の第5世代に始まり、東欧、アフリカ、フランス、スペイン、イギリス、アメリカ、カナダなど、様々な映画が取り上げられていて
>>続きを読む

御法度(1999年製作の映画)

3.6

司馬遼太郎の「新撰組血風録」は結構好きな本なんだけど、中学生の時に読んでから10年以上経ったから大分忘れちゃってるな。
お目当ての浅野さんはもちろんよかったんだけど、他は演技が惜しいところが多いかなぁ
>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.6

沼地で一人で生きてきたからこそなのかな。
丁寧に作られた印象の映画だったけど、ミステリーとしてすごく面白かったかというと微妙かな。
お目当てハリス・ディキンソンが出てくるとちょっと面白くはなるが。

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.6

スーパーの外は天国なんだって〜♪って思ってる売り物たち。
面白い発想だけど、すごい下品。
海外アニメは声優さんの声を当てるのが楽しみの1つでもあるんだけど、今回はエドワード・ノートンのベーグルが特にか
>>続きを読む

EO イーオー(2022年製作の映画)

3.8

一頭のロバの境遇を通して見る世界。
人間に振り回されてもその度に自らその場を去る姿が、愚かな人間たちを見放している感じがしてかっこよく見えたのだけど…。
動物への愛に基づいて作られた作品ということだけ
>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.9

戦争映画は怖くてほとんど観れないけどついにこれを観てみようと思った動機が、テーマ曲を聴くと頭の中でウィジンさん(Bigflo,UNB,Da'onez)が踊りだしてしまう脳になってしまったので、いい加減>>続きを読む

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.8

楽しみにしていたジェームズ・グレイ監督の新作。
全然言うことをきかない子どもだったみたいだけど、人種差別とか格差とかそういった社会問題に対して、痛い体験をしたりしながら気づいていったように見えた。
>>続きを読む

帰れない山(2022年製作の映画)

-

たまにしか会わなくても一番理解し合って大事に思える友の存在が素敵だった。
また、父の思いを辿る登山の話が感動的だった。
決してつまらなかったわけではないんだけど、景色も音もあまりにも気持ちよくて中間部
>>続きを読む

聖なる復讐者(2022年製作の映画)

3.6

結構ヘビーな設定。
生きてるうちにもっと大事にしていればよかったのか、貧困がそうさせてしまったのか、色々なことが連鎖して起こった悲劇という感じがした。
ただ、個人的な先入観として、ジニョン(GOT7の
>>続きを読む

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

3.7

十分美しいんだけど、もっと感情を揺さぶられたかった。

海がきこえる(1993年製作の映画)

-

実家のDVDがやっと見つかったので初鑑賞。
お話自体はヒロインが自己中すぎてイライラしたけど、校舎のモデルが母校なので(校舎だけがモデルなのであって、学校のモデルではない)、懐かしんだりあれこれツッコ
>>続きを読む